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2007.05.02
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カテゴリ:想い
深い眠りから醒めた後、

ぼんやりとした頭を持て余し気味に

スーパーへ行く準備をした。







何となく肌寒く感じ、

長袖Tシャツの上にパーカーを

羽織ってジーンズにスニーカーと言う

軽装で出掛けた。

スーパー内は冷蔵の食べ物が

多い為、やはり寒かった。

怠い身体で余り何も考えず

携帯電話の電卓機能だけは

働かせてカゴに商品を入れていった。

精算を済ませた後、

頭が重い感じがして、気分も悪く

お惣菜類を見ていると吐き気がした。

それでも必死に商品を袋に詰めて

母とリキュールショップへ行く事にした。

出口に向かって歩いていると、

体格の良いおばさんが

Tシャツ1枚で大きなスイカを

抱えていた。

母と顔を見合わせて

「何か、“夏”って感じだねえ。」

と苦笑した。

母も肌寒いらしく、薄いジャケットを

羽織っていたからである。

「まあ、私達が寒がりなのかもね。」

と結論付けてリキュールショップへ

歩いていった。







ふと空を見上げると、

昨日よりも更に赤い赤い月が

ぽっかり浮かんでいた。

少し大きくて不思議な光景だった。

ぼんやりと眺めながら、

海の満ち干や引力の事などを

考え、自然って当たり前にあるものだけど

改めて感じると不思議なんだなと

漠然と感じた。







帰宅してから何となく身体が重いので、

一眠りしようと想い、

日中薬を服用してお蒲団に潜り込んだ。

母と他愛の無い話をしながら、

私はいつの間にか眠っていたようである。

一度、1時過ぎに目が覚めたが、

まだ眠たかったので結局3時過ぎまで

眠っていた。

21時には眠りに落ちたので

所謂早朝覚醒のような

ものかも知れない。

しかし熟睡感があるし、

夜の過食もしないで済んだから

心身ともに楽であった。







昨日、主治医に叱られた事が、

その言葉がこころに深く残っている。

余りにも生命を蔑ろにしていたと

深く反省している。

生命はとても尊いものである。

分かっている筈なのに、

私はそれを自分の生命に適用して

考える事が出来ない。

祖父母の生命、母・兄弟の生命、

姪っ子の生命・・・他人の生命

そして植物や動物の生命も

全て輝かしく大切なものである。

けれども自分の事を考えると、

どうしても虚しくなるのである。

毎日毎日、食べては吐いて

お酒を飲み、眠りを貪り、起きたら

食べ物のためにお金を消費する自分が

それだけしか出来ない自分が悔しいのである。


糸の切れそうな凧のように

危なっかしくて

今にも空の彼方へ消えて行きそうな程

小さくて、

出来ればいつの間にかスッと

消え入ってしまいたいと願っている。

けれどもこうした消えたいという願いや

希死念慮は、周りの私を支えてくれている

人達に至極失礼なものであると痛感した。

いつか病が癒された暁には、

こうして見守ってくれている人達の

恩に報いるのが私の使命である。

それをすっかり失念していた。

だから私は生きたいと想った。







きっと私は朝になれば

いつもの如く、食べ始めるであろう。

今は、自分へ無理に我慢を強いたり

頑張ったりする事は有意義でないと感じる。

この摂食障害とは、

闘ったり消そうとしたりするものではない

想っている。

少しずつ時間をかけて

こころを癒していく事こそが、

治癒への道程を歩く事になる。

無論、道は平坦でない。

上り坂もあれば下り坂もある。

歩き疲れた身体を癒す優しい木陰が

あれば、険しく茨だらけで

血まみれになりそうな場所もあるだろう。

それでも歩いていく事しか術はない。

日常の生活の中には

渇いた喉を潤すような

心に染み入る優しさを感じたり

飢えた身体を労わってくれる

温かさも存在する。

私にとってそれは母の存在

あり、主治医やカウンセラーであり

この場で優しい言葉をかけて下さる

皆様
である。

こんなにも恵まれているのに

何を私は不平ばかり述べているのであろうと

恥ずかしくなる。

確かに、自分が罹患している様々な病は

一言で言い尽くせないほど苦しく惨めで

辛く哀しいものである。

でも、ぐったりとした身体を横たえ

眠れる場所があるだけでも

本当にありがたい事である。

それをきちんと自覚して生きていく事が

私の課題であろう。







何より嬉しいのは、祖父母が

私の存在を大切にしてくれている事である。

私の顔を見るのを楽しみにしてくれている。

祖母はお洒落な人なので、遊びに行ったら必ず

「○●ちゃん、洋服買いに行こう!」と

私を外に連れ出してくれる。

病の余りにもどす黒い空気に飲まれてしまうと

周りが見えなくなって自分は孤独だと

想ってしまう節がある。

でもこうして考え直してみると、

全然孤独ではない事実に気付く。

少し、無理して走り続けたから

今は疲れているのであろう。

ゆっくりとこころを癒しながら、

また歩き始められたらと想っている。





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Last updated  2007.05.03 04:05:21
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