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凍えたココロ

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2007.06.05
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疲れると、こころに

余裕が無くなる。

そして苛々してしまう。

こうなると私は無口になるので

母に要らぬ気を遣わせてしまう。

その内母も無口な私に腹が立つのか

不機嫌になってくる。

小さい頃から、不機嫌な母が恐いので

私は慌てて何でもないフリを装う。

下手に出て機嫌をとる。

そうして余計に疲れてしまう。







毎日ではないが、

母がビールを飲みすぎている時、

この様な状況になる。

人は酔うと抑制が取れるので

普段お腹の中に溜めている不満を

口走る事が多い。

また、それらは本音なので

傷つく。

けれども、母に不満を抱かせている

私が悪いので、仕方の無いことである。







また突然、弟がやってきた昨日。

母に酢豚をリクエストしていた。

スーパーで買い物を終えて

商品を袋詰めしている時に

現れたのであるが、

一瞬誰が話しかけてきたのかと

吃驚した。弟の髪の毛が、

最近まで少し明るい栗色だったのに、

金髪に近いオレンジ色をしていたのである。

仕事に差し支えはないので

別に構わないが

ブリーチもカラーリングも

自分でやっている為か

大分髪にダメージが見られて

きっと将来ハゲちゃうぞと

ふと想った。







家に帰り着くと

弟は私が寝室にしている部屋で

手塚治虫の漫画を読んでいた。

そして母が作った酢豚を食べた後、

仕事で疲れていたからか、

私のお蒲団で眠ってしまった。

家に来る前、銭湯に入っていたので

清潔ではあったので構わなかったが、

私の寝る場所がなくなったので困った。

『臨機応変』の苦手な私は

考えに考えて、母と一緒に

眠る事にした。

母と眠るなんて中学1年生以来である。

最初は違和感や眠り辛さがあったものの、

お薬の力でいつの間にか

眠りに落ちていた。

眠る前までは暑かったので

お蒲団は掛けずに眠っていたが、

風が冷たくなる夜中、

ふと目を覚ますと

母と一緒の掛け布団の中にいた。

その頃には違和感も無くなっていて

母の体温や寝息を感じつつ

すやすやと眠れたみたいである。

やはりというべきか、朝は

いつもより早く目覚めてしまった。

でも、偶には母と眠るのも

悪くないなと感じた。

発病してから今まで無かった

経験であったし、

安堵感でこころが満たされたからである。

しかし、シングルのベッドマットに

2人で眠ったので

起きたら身体が痛かったというのが

玉に瑕であろう。







夕方、1週間振りに電話診察を受けた。

お薬が段々身体に合わなくなって

浮腫みが出始めた為、

処方を元に戻してもらいたいと

母に伝え忘れた為、

今週は先週と同じ処方となっていた。

しかし、1日に1回しか服用しなかった

時期もあったので、

余っているお薬で1週間は過ごせそうである。







診察の中で一番印象に残ったのは、

『病気とは理屈に合わないものなのだから

 それに理屈を持ち込んでも仕様が無い。

 また、病気に意志を持ち込む事も無意味である。』


という見解である。

病気の症状は、どんな病でも

意志の力でどうにか出来る

ものではない。

例えば風邪の症状も、意志の力で

熱を下げたり咳を止めたり出来ない。

摂食障害の症状も、意志の力だけで

その行為を止められない。


では、『意志』をどう持つべきか。

これは、『共に生きていく』という事に

重きを置いて持つのが良いのであろう。

人それぞれなので、断定はしない。







また、“人を見る目”について

主治医と共に考えた。

私達は主に、人付き合いをしていて

時にその人の違う一面を見ることもある。

その場合、戸惑いが生じる事もあるだろう。

「どちらが本物の正体なのか?」

と感じる人もいると想う。

けれども、この考え方は間違っている。

人間はあらゆる要素を持っている。

多様性があるのが人間である。

その中で、ある出来事に直面した時

“どの位揺れるか”

という事が『個性』なのである。

その人の一面ばかりを見て

判断したり、決め付けたりしては

人間関係は乾いたものとなってしまうであろう。

“揺れ”“個性”を大切に

それを自分にも当て嵌めて考えると

己を紐解く鍵になるかもしれない。







何か変わった事があると、

臨機応変の苦手な私は、凄くこころが揺れる。

不安定になり、『過食と嘔吐』の回数が

増えてしまう。例に漏れず今日も、

朝の過食と嘔吐を終えて眠ろうと想ったのに

また直ぐ食べ始めてしまい苦しくなった。

だから今日は疲れて無口になっていたのである。

何とか母の機嫌は余り損ねないで済んだが、

つくづく私は不器用だと想った。

何事にも臨機応変に対処できていたら、

私はいつまでもこの病に苦しんでいないであろう。

けれども、それも個性なのかもしれない。

個々の生命を大切にして、

『共に生きる』というキーワードを

決して忘れる事無く

生きていきたいものである。





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Last updated  2007.06.05 21:14:01
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