凍えたココロ

この２～３日は

比較的、朝ゆっくりと

眠れている。

だからなのか

苛々する事は

少なくなった。







朝、ゆったり過ごせると、

過食も嘔吐もしないで済む。

それが嬉しい。

今まで苛々しているからと

頭がぼんやりしている内から

食べ始めていたので

その苦痛がなくなった分

楽にはなった。







朝から昼過ぎまで

カクテルを

だらだら飲むのも

やめた。

今まで、どうしても

夜型生活の名残が抜けず、

カクテルを作って

飲まないと気が済まなかった。

夜型の生活だった頃、

発泡酒を３本飲んだ後、

夜中にカクテルを作り

朝までずっと飲んでいた。

そして飲み飽きたら

過食と嘔吐をして

後片付けを済ませ

強いお薬を服用して

夜まで眠っていた。

その生活から

朝型へと変化する段階で

発泡酒を飲んだ後

しんどくて横たわり

眠る時間が出来て

そして目覚めたら

カクテルを作って飲むといった

状態であった。

その眠る時間が

段々長くなって

また、夜に過食と嘔吐を

するようになってから

夜に眠り朝起きる

という生活に移行した。

私としては

カクテルが好きだから

“朝から酒を飲む”

という感じではなく、

眠りから醒めて

夜の続きでお酒を飲む

といった感覚であった。

しかし、これが肥える根源だった。

カクテルは甘い。

だから食べ物を摂取しなくても

歪な感じで肥えていった。

私はそんなポコリと出た

下腹が許せないので

今日からカクテルの変わりに

お茶を飲む事にした。

カロリーも無いし、

氷も食べられるので

丁度良いと想った。

暫くこの習慣を続けて

もっと痩せたいと想う。







上記の考え方は

何処から見ても

摂食障害的考え方である。

痩せる為に、

“摂取するものを削除する”という考え。

“ただ、痩せれば良い”という考え。

痩せた所で何かがある訳ではない。

自己満足だけである。

けれども、

「私は痩せていなければならない。」

という強迫観念は

容易に拭い去れるものではない。

これは時間をかけて

カウンセリングや診察などで

頭の中で絡まった糸のような

思考を解き、

良い方向へと変化させたい。







最近、スーパーへ行くと

物凄く落ち込むようになった。

病を癒したいと想っているのに

食べ物を大量に買う自分。

それを客観的に見ると

私は凄く愚かで怠惰で情けないと

想ってしまうのである。

過食と嘔吐の回数を

少しでも減らしたいと想っているのに

私は決まった商品を決まった数

決まった順番で、カゴに入れていく。

そうしないではいられないのである。

いつも購入している商品がないと

一寸したパニック状態になる。

強迫観念の影響下では

臨機応変が出来ない。

また、“決まったものしか買わない”

というのは強迫行為であろう。







摂食障害は

強迫系・依存系の

病である。

「～～であらねばならない。」

「～～しなければならない。」

という想いと共に、

食べる事そして嘔吐する事に

執着している。

私のこころの中は、いつも

「寂しい。哀しい。心細い･･･。」

等といった気持ちが溢れている。

特に生活が朝型になってから

独りぼっちでいる時間が長くなり

上記の気持ちが膨張してきている。

それなら夜型のままであれば

良かったのかと自分に問うが

何とも言い難い。

そこには一長一短がある。

夜型であれば、

体型が歪になる事も無かったし

過食と嘔吐の回数も

１回だけで済んでいた。

母が仕事に行っている間

私は眠っていて

母が帰る頃起きて、会話を交わしていたから

寂しくなかった。

でもこれでは

“現実問題から逃避しているだけ”

である。

朝型になってからは

一応普通の健康な人の様な

睡眠リズムが出来上がったのは

良いと想った。

しかし、朝からカクテルを飲んだり

過食と嘔吐の回数が

３～４回に増えて苦しくなった。

そして独りの時間を

長く過ごすようになり、

寂しさ・哀しさ・心細さが

顕著に現れて辛い。

でも、現実の問題を

きちんと自分の目やこころで

感じられるようになり、

“それらを解決しよう”と

考えられるようにもなった。

だから、朝型と夜型の生活、

どちらが良いかと

はっきり区別する事は

出来ない。







昨今、夕方から精神的に

不安定な状態になる事が

多くなった。

突然

「消えてしまいたい。」

「生きていくなんてもう沢山だ。」

「どうして生まれてきたんだろう。」

「私は駄目な人間だ。生きる価値は無い。」

等ネガティヴな想いが溢れてくる。

スーパーでこの想いに襲われると

その場にうずくまって

只管泣くのを我慢するしかなくなる。

生きていかなければならないという

全うで、でも、残酷な現実が

此処にある。

生きていくのはどうしてこんなに

難しい事なのであろうか。







抑うつ状態。

これは相変わらず

長い間継続している。

気楽に過ごそうと想っても

直ぐに考えは

暗い方向へ進んでいく。

楽しい事を考えようとしても

「私なんか駄目な人間だから

　怠惰な生活の中で

　楽しい事なんかしてはいけない。」

と自分の全てを否定する。

多分、これは気分の波であり、

堕ちる時はとことん堕ちるので

後は元通りになるのを

ただ待つしかないのであろう。

無理をしないように気をつけながら･･･。







今は只管、足掻く事しかできない。

一体何が病を癒すのに

良い状態なのかが

分からなくなってきている。

『こころを大切にする事』

『共に生きる事』

これらは生きていく上で

必要なものである。

けれども、そうする方法が

分からなくなるのである。

頑張ったからといって

出来るものではない。

努力して出来るものでもない。

焦らないという事が

今の自分に一番必要なのかも知れない。

『～～しなければ。』といった

強迫的な考えに覆われてしまわないよう

こころにゆとりを持つ事が

大事である。

それもまた難しいものであるが、

取り敢えず、自分の出来る事から

始めてみたいと想う。

まずは、朝のアルコール摂取を

止める事。

それを継続させる事からから始めたい。