|
カテゴリ:想い
蒸し暑い朝に
少しうんざりしながら 目を覚ました。 何か食べたいという想いと 何も食べたくないという想いが 拮抗して煩悶とした。 「朝から食べてしまったら 浮腫む上にしんどいんだ。」 という思念がふっと出て来たので エアコンをつけて もう一度眠る事にした。 まだお薬の効果が 残っていたようで スッと眠りに落ちた。 午前中は比較的 平穏に過ごせた。 音楽を聴きながら、 とある摂食障害の方のブログを 拝読していた。 その方は、克服する為に 一生懸命生きていらっしゃる方である。 病を患いながらも、 外国の大学で自らが学びたい 分野の研究を重ね、 沢山の国々の人達と過ごし、 経験を全て生きる糧として いらっしゃるのである。 この方のブログを拝読していると 自分がとても狭い所で 足掻いていると如実に感じる。 もっとグローバルな世界で 物事を考えたいと想うのである。 私という人間は、 何処を探しても此処にいる 私しかいない。 代わりはいない。 しかし、こころが歪んでいる為に 己を排除しようとしている。 摂食障害の所為にして 死んでしまおうとさえしている。 こんな視野の狭い考え方は 兎に角やめたいと考えた。 まだ、過去ログを拝読している 段階なので 現在に追いついたら、 是非ともコメントで お話をしてみたいと 想っている。 昼はいつものように 過食と嘔吐、 一連の作業を終えた後 胃薬とデパスを服用して お昼寝をした。 少し眠っただけでも 随分すっきりした。 なのに、起きたら 惰性でまた食べ始めてしまった。 これは凄く虚しかった。 全てを終えた後、 脱力感に襲われ 私は一点を見つめて 動けなくなった。 しかし気持ちが悪いので どうにかシャワーを浴びて こころをしゃんとさせた。 髪には何もつけずに ドライヤーで乾かし ふわふわにさせた。 少し、気分が落ち着いた。 ところが、スーパーで 買い物をしていると 頭の中が 「死にたい。」 という気持ちで いっぱいになった。 夜中、またいつものように “過食をする自分” を想像すると、 遁走したくなった。 しかし現実からは逃げられない。 だけど、それを受け容れたくない。 どうしようもない思念が こころの中を駆け巡り、 えもいわれぬ気持ちで 苦しくなって泣きたくなった。 居ても立っても居られなくなり 商品を見ている振りをして その場にうずくまった。 私が産まれてきた事を無かった事にしたい。 しかしそれは、不可能であるし 馬鹿げている。 どうしてこの世に 生まれてきてしまったんだろう・・・。 生きているだけでも幸せだという事を、 母が居てくれるだけで 凄く凄く幸せだという事を、 どうして素直に 受け容れられないのか。 私は余りにも傲慢であり 卑怯である事を改めて悟った。 考えが煮詰まってくると、 必ず胃が痛くなる。 お腹が下る。 私の低俗な、 膨張し続ける考えは 行き場を失い 同じ所をぐるぐると 廻っている。 苦しかったが、何故か突然 その厭な思考を吹っ切れた。 きっかけは、 きっと母と他愛ない話をして 笑えたからだろうと感じる。 最初の内は 話すのも億劫だったけれど、 話している内に 母が面白い事を沢山言うので 思わず笑ってしまった。 その瞬間、ふわりと母の温かさが こころの中に染み渡り 安堵の念が広がった。 今日もまた、母に救われた。 家に帰り着いても、 母と色々お喋りをしていた。 雨が降りそうなので、 干したままだった洗濯物を取り込み、 またキッチンへ行って 母と話していた。 明日の夜、TVで放送される 映画について話していたら、 その主題歌を母が歌い始めたので、 ふざけて一緒に私も歌ってみた。 歌詞について、子どもの頃 勘違いしていた部分があると 話して笑っていたら、 突如激しい雨が降った。 余りにも激しい雨だったので、 「洗濯物、取り込んでおいて良かったねえ。」 と2人で胸を撫で下ろした。 この時にはもう、 「死にたい」 などという事は 考えなくなっていた。 そして今に至る。 取り敢えず、今夜は ゆったり過ごそうと想う。 もう、無理が出来ない こころと身体なので、 少しは自分の心身を 大切にするよう心がけたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.12 21:27:34
[想い] カテゴリの最新記事
|