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凍えたココロ

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2007.07.22
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カテゴリ:抑うつ感
祖母の家に

行けなかった。

それがとても

悔しくて

1日中

塞いでいた。







昨夜、暑さからか

発泡酒を飲むペースが

早かった。

いつもより

多く飲んでいて、

少し酔っていた。

最近、発泡酒と共に

梅味のポテチを

食べるがお気に入りである。

ジャンクフードは

過食前提でないと

食べられない。

発泡酒を飲みながら

偶々購入していた

ポテチを食べたら

何だか病み付きに

なってしまったみたいである。

でも太るのが怖いので

早く食べねばと急いでしまう。

けれど「食べているなあ。」

感じられる瞬間でもある。

過食を始めるまでは

発泡酒を飲むだけで

何も食べない。

その所為で胃が悪くなって

いるのかも知れない。







全てを終えて

横になったのは

3時頃であった。

いつものように

ニュースを観ながら

眠ろうと想ったら、

他のチャンネルで

映画を放送していた。

途中から観たのであるが、

結構面白くて

かなりの夜更かしになった。

いつの間にか眠っていて

起床したのは10時を

過ぎていた。







その時に支度を始めたら

祖母の家に行けたであろう。

なのに私は

何を想ったのか

過食し始めた。

無論、終わった頃には

ぐったりして動けなくなった。

早く起きて支度しようと

想うのに、

身体は重く

頭の中もどんよりしていた。

こんな調子のまま

祖母の元へ行っても

心配を掛けてしまうだけなので

明日に変更した。

その旨を祖母に伝えたら

「良いよ。気にせんでも。

 調子の良い時においで。

 明日、お昼からならおるけんね。」

といつもの明るい調子で

言ってくれた。

何よりも体調を気遣ってくれた事が

凄く嬉しかった。







「外出しなければいけない。」

と考えると

途端に身体が重くなる。

こんな事で4日後

大阪へ行けるのであろうか。

かなり心配である。

主治医は、私が大阪行きを

決めた当初、それは余り

思わしい事ではないと仰っていた。

でも私は舞台のチケットや

大阪行きの航空チケットを

入手した後で主治医に

報告したのである。

所謂“事後報告”だったので

強く反対はされなかった。

普段の私は、かなり優柔不断で

懸念があったら

尻込みしてしまう。

けれども、この時は

「彼女の初舞台をこの目で観たい!」

という想いが強く、

その後の手配も早く済んだ。

決断さえしたら

直ぐに動けるようである。

きっと大阪へ行く事を

先に、主治医に相談したら

強く反対されたであろう。

この前も、今の私の体調で

大阪へ向かわせる事は

心配でならないと

仰っていた。

でも、母と私が落ち着いて

過ごせたら、

良い経験になるであろうとも

仰っていた。

今日、祖母の家に行けなかった事で

本当に大阪へいけるのか

凄く不安になった。

不安と楽しみが7:3

くらいである。

でも私はその楽しみの

“3”に賭けてみたい。







お昼は結局、

15時過ぎまで

微睡みの中に居た。

夢を見たり、現実世界で

TVから流れる音を聞いたりと

ゆらゆらしていた。

この時間が私は好きである。

食べなくても良い。食べたいとも想わない。

ゆらゆらしている感じに

身を任せていれば

夢の世界へ誘われ、

意識を保とうとしていれば

淡い現実世界を感じる。

“何もしていない”というこの状態。

“何もしなくても焦らない”という感じ。

この時間こそ、今の私に

必要なのかも知れない。








1日に何度も、

「私は生きるに値する人間か。」

と自分に問う。

答えは出ない。

答えなど存在しないからである。

「命に価値があるか、ないかを問う事が間違っている。」

と主治医に注意された事がある。

そこで気付いたのは、

「自殺しても良い正当な理由を探している。」

という事である。

勿論、自殺する事に

正当な理由などない。

周囲に、この病気で

毎日が物凄く苦しい事、

不安で哀しくて堪らない事、

迷惑ばかりかけて申し訳ない事を

訴えたいだけかも知れない。

その想いから、

「私さえ居なくなれば、

 みんな楽になるのではないか。」


といった考えが導き出される。

また、この考えで覆われている時、

未来に希望なんて持っていなくて

絶望しかないと感じている。

前を向こうとしても

出来ない、もどかしさもある。

しかし、生きていくしかない。

生きているから、悩んだり考えたり

明日を想ったり出来るのである。

もしかしたら、

明日事故で死ぬかも知れない。

思いがけない事で

命を落とすかも知れない。

ならば、今この時を

もっと大切に生きねばならない。

もう今という時間は

二度と訪れないのであるから。

後悔ばかりしているけれど、

これからはそこから

もう少し学ぼうと考える。

この場所で生きているだけで

精一杯であるが、

大切なものを大事にする

という当たり前の行為を

忘れないようにしたいものである。







夕方は曇っていて

通り雨が降った。

薄暗い部屋に独りで

私は急に哀しくなった。

一旦、PCの作業を止めて

雨音を聞いていたら、

少しずつ落ち着いてきた。

抑うつ状態は相変わらずであったが

「さらさら」と降る雨は

辺りに涼しさをもたらした。

明日は晴れると、天気予報で聞いた。

明日こそ祖父母に会うぞと

自分に活を入れた。

明日こそは余り後悔の無い

1日を過ごしたいものである。





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Last updated  2007.07.22 21:32:05
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