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凍えたココロ

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2007.07.28
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カテゴリ:大好きな女優さん
疲れているのに

中々寝付けず

空が白み始めた頃

漸く眠りに落ちた。







しかしどうやら

早く目が覚めてしまって

過食と嘔吐

行なったらしい。

洗っていない食器を見て

「そういえば・・・」

という感じで

殆ど記憶に残っていなかった。







それでは、

昨日の続きを

記したい。

7月26日、夜。

舞台のパンフレットを

購入したが、

先入観を持っていたくなかったので

大体の時代設定しか

知らない状態で

舞台観劇に臨んだ。

まだ北海道公演が

残っているので

内容は詳しく書けないが、

「戦争」「言葉」「愛」「手紙」「喜びと哀しみ」

について熟考させられる

内容であった。

シラノ ド ベルジュラックの

実際あった物語。

その日本版といった所であろうか。

時は太平洋戦争末期で

場所はテニアン島であった。

シリアスなラブストーリーだと

想っていたら、

コメディー要素が満載された

笑いも溢れる内容で

吃驚したが

会場中に響き渡る

笑い声と拍手を感じると

私もいつの間にか

大声で笑い、手を叩いていた。

勿論、シリアスで哀しい場面もあり

私は横に母が居ても

ぼろぼろとしゃくり上げながら

涙を流した。

戦争とはなんて哀しい事なのか。

もう日本は勝てない事を

分かっていても

戦う武器が無くても

敵に向かっていかねばならない

思想や独特の雰囲気。

死に行く為の戦い。

最後に遺した戦兵たちの手紙。

私は胸が苦しかった。








また、「愛」についても

考えさせられた。

現在の私には

男女の恋愛に興味を持てない。

自分自身の病で

精一杯だからである。

けれども、

「純粋な愛の美しさ」

舞台から感じると

生きていくためには

やはり「愛」

必要なのだと感じた。

エンディングは

哀しみの余りずっと泣いていた。







この舞台を観て私は、

「言葉をもっと大切にしたい。愛したい。」

と強く想った。また、

「美しい言葉を紡いだ手紙を、書きたい。」

と考えた。

その為には、大好きな詩人の

本を読み、諳んじる事が

できるようになりたいと想う。

また、日本語をもっと

勉強したいと考えた。

「自分の気持ちを“言葉”で表現する事。」

これは簡単なようで

意外と難しいものである。

光り輝く美しい言葉で

綴られた手紙、

こころの込められた

温かい手紙。

これらは頂くと

凄く感激するものである。

私はこの舞台から

様々な事を学んだ。

愛を持って生きていくこと。

それがとても大切であると

考えた。

そして

「人は外見ではない。内面の美しさこそが

 その人物を物語る。」


という事も痛感した。

摂食障害という病は

どうしても自分の“外見”を

重要視してしまう。

兎に角痩せ続ければ良いといった

歪んだ観念もある。

けれども観劇した事により、

強固な摂食障害特有の観念を

少しだけ柔らかくする事が

出来たように感じる。

とはいっても

いきなり過食と嘔吐

無くなるという訳ではないが、

もっとこころに磨きをかけたく想う。







残念だった事。

2階席のF列であった為、

案の定出演者の

表情の機微は見えなかった。

しかし動きを観ているだけでも

充分面白く最後には感動が残った。

劇が終わった後、満員の会場に

鳴り響く大きな拍手。

出演者が揃い、お辞儀をする風景。

やがてスタンディングオベーション

になり、4度出演者たちが

出てきては去り、また出てくる

という事を繰り返した。

舞台の余韻を感じながら

外へ出るため階段を降りていると

オペラグラスの貸し出しがあった事に気付いた。

何故、劇が始まる前に

気付けなかったのか。

これは今でも強く後悔している。

でも、大好きな女優さんの

生の声や歌声が聴けたことは

私にとって大きな宝物と

なっている。

これで当分、生きていける

力が湧き続けるであろう。

もうそれだけで充分幸せである。

大阪で舞台を観る決断をして

本当に良かった。








沢山笑って沢山泣いて

強く強く感銘を受けた。

気付けば、お腹が空いていた。

自然に、それを感じられるのが

とても幸せに感じられた。

母と共に、飲みに行く為

近場の居酒屋を探していたら

ホルモン串焼きのお店を

発見した。

母子共に「ホルモン大好き」なので

意を決して満員の店に入ったら

カウンター席に案内された・・・。

今日はここまでにしておきたい。

この店での体験も

また私のこころに

強く刻まれている。

たった2日間の出来事なのに

上手くまとめられない

自分が悔しい。

続きはまた明日

記したい。







また日常が戻ってきた。

過食と嘔吐は相変わらず

「しなければならない」ものと

なっている。

ただ、夜、祖父母へのお土産を

渡す為、母と共に祖父母の家へ行った。

いつもの私であったら

過食と嘔吐で疲れたことを言い訳に

行かなかったかも知れない。

けれども、また祖父母に会いたい

会話をしたいという想いが

強くあった。

それが原動力となり

素早く支度をして

行く事が出来たのである。

その後、疲れてしまって

帰宅したら2時間ほど

眠っていた。

自然に身を任せた時間を

過ごせた事が嬉しい。

素直な気持ちを

素直に抱き締められるような

人間になりたいと想った。





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Last updated  2007.07.28 23:38:36
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