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凍えたココロ

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2007.07.29
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カテゴリ:想い
恒例の

月1回やってくる

悪魔の1週間。

私は、下腹部と

腰が痛くなる。

大阪に居る時

はじまるのではないかと

心配していたが、

家に帰り着いた1時間後に

はじまった。

3日目の今日も

酷い痛みで

ロキソニンを服用した。

どんなに痛くても

過食と嘔吐

止まらなくて

疲れてしまった。







大阪の旅については

今日、最後まで

記したい。

7月26日、夜。

観劇の余韻を残したまま、

母と私はお酒を飲みに行く為

宿泊所の近所を歩いていた。

そこで見つけた

ホルモン串焼き屋さん。

狭いお店であったが、

良い匂いに誘われて

母と2人、入店した。

カウンター席に通され、

先ずは生ビールを頼んだ。

メニューを見てみると、

今まで見た事の無いホルモンの

名前があった。

“こりこり” “こめかみ” “ほほ”

“血管” “サシ”

など、それが全て串焼きで

お店特性のピリ辛タレに付けて

頂くというものであった。

カウンター席だから、

焼きたてを頂けた。

他に、母子共に大好きな

“ユッケ”も頼んだ。

ホルモンの生ものも出てくるので

かなり新鮮で良いものを

仕入れているのであろう。

残念ながら、小腸やタンは

品切れであった。

かなり人気のメニューなのであろう。

舞台について母と

熱っぽく語りながら

ビールで乾杯した。

上に記したメニューの他にも

色々頼んだが、それは割愛する。

でも、どれもとても美味しかった。

流石、全国版のグルメ雑誌に

何度も載る店である。

特に、豚の“こめかみ”が

美味であった。

噛めば噛むほど

お肉の甘味が口の中に

広がって、

何だか飲み込むのも

勿体無い気持ちになった。







お酒が入った母。

実は、私は余り好きでない。

暴走してしまって

手に負えなくなってしまうのである。

所謂“絡み上戸”になってしまう。

でも、旅先の事なので

余り気にしないようにした。

大将と色々お話できる

切っ掛けを作ってくれたのも

母であった。

面白い大将で、

お笑い芸人のぐっさんに

似ていた。

会話を楽しみながら

美味しいものを食べて

美味しいお酒を飲む事。

これはとても楽しく、嬉しい

時間になった。








ただ、母のペースに合わせて

ジョッキのビールを

飲み続けていたので

自然に上がってきてしまって

結局嘔吐してしまった。

折角とても美味しいものを

頂いたのに、

これはとても哀しかった。







宿泊所の門限が

近付いてきたので

大将に

「とっても美味しかったです。また、絶対来ますね!」

と別れを告げて精算をした。

母はまだ飲み足りないと言うので

近所のコンビニに入った。

私は、放心状態で

過食する為の食べ物と発泡酒を買った。

部屋に戻り、私と母はまた

ビールで乾杯して

「お疲れ様!」と飲み始めた。

でも母は直ぐに眠ってしまった。

そして私は1人、

黙々と食べ物を食べた。

会話やその場の雰囲気を楽しみながら

食事をするのと、

独り過食をする虚しさ

物凄い落差があった。

全てを終えた後、

私はまだテンションが上がったまま

だったので

寝付けなかった。

結局眠ったのは

4時過ぎで、6時に起きた。

朝食のバイキングへ行く為に。







7月27日。

起床してシャワーを浴びた後、

朝食を食べるため

併設されているレストランに向かった。

バイキングになると、

どうしても適量で

食事を終わらせる事が

出来ない。

また1日歩き回るのだから

栄養になるものを

きちんと摂取しておかねば

ならないのに、

沢山の食べ物を前にして

私の意志は脆く崩れ去った。

けれども、窓から見える

公園に広がる木々の緑を

見ていると、

落ち着いてゆっくり食べられた。

結局いつも通り全て戻したが

野菜ジュースを沢山飲んだり

甘い飲み物やスポーツドリンク等で

補っておいた。







チェックアウトして

私達は取り敢えず

空港行きのバスがある所まで

タクシーに乗って行った。

丸ビル前、何か買い物を

しようと想ったが、

もう歩き回る体力は

残り少なかった。

優柔不断な私を見て

母は苛々し始めて

何度もお腹を壊して

トイレへ行っていた。

全て私のこの性格の所為だと

哀しくなった。

どうせなら

梅田駅まで行って

カフェなどで休めばよかったと

後悔した。

私達は、もう疲れたので

伊丹空港へ向かった。

空港の涼しい場所で

祖父母や妹たちへの

お土産を探す事にした。







空港内は広かったので

お土産を探していると

あっという間に時間が経った。

お土産を買い終わった後、

歩き疲れて

母と2人喫煙ルームで

お喋りをした。

其処でもやはり

舞台について話した。

手紙を書くという事は素晴らしい。

想いを言葉にする事の大切さ。

戦争の哀しみ、悲惨さ。

兎に角、舞台を観られて良かった・・・


つらつらと喋った。







16時40分。

飛行機は大阪を発ち

私が住む所へ向かった。

そして、無事

家へ辿り着いた。







大分端折ってしまったが、

これで旅の記録は終わりとしたい。

実は、未だに

舞台のパンフレットを読むと

涙が出てくるのである。

舞台で出演者が語っていた

詩も、歌も載っていた。

その美しい詩は、フリーページに

記した。

私はもっと沢山

これから詩集を読みたいと

決意した。

手紙も書きたいと想った。

というのも、

帰宅したらカウンセラーから

手紙が届いていたのである。

この頃カウンセリングを

お休みしてばかりいて

次の予約を入れるために

どうしたら良いのか困っていた

所だったので、

それはとても嬉しかった。

手紙の内容も私のこころを

慮ってくださっていて

胸が温かくなった。

私は、人から頂いた手紙を

大切に大切に仕舞っている。

今回、舞台を観た事から

もっと大切にしたいと想った。

また、初舞台であった

大好きな女優さんの熱演は

今でも身体中に染み渡っていて

血肉となっている。

「またいつか彼女の舞台を観る為にも

 生きていこう。」


と強く想った。

大好きな女優さんの舞台を観て

生きる力がみなぎった。

もう現在は今までの日常生活に

戻って、相変わらず

過食と嘔吐、飲酒など

だらだらしてしまっているが、

何か未来への希望が

新しく光るものと感じている。

私に生きる力を与えてくれた

大好きな女優さん。

そして私を支えてくれている

母、祖父母、先生達、

そして私のブログを

読んで下さり

温かきコメントを

残して下さる皆様へ

感謝の気持ちを忘れないでいたい。

明日からは、たくさんの

本を読んだり、詩集を読んだり

映画を観たりして

それを自分の生きる糧としたい。

大阪での経験は、

素晴らしく

きらきら光る宝物となった。







笑う事や、泣く事。

喜ぶ事や、怒る事。

最近の私はこれらの感情を

抑え付けていたように想う。

感情を露にしたら

呆れられて見棄てられる不安が

強く存在していたからである。

でもいつまでもそうしていたら、

ただのマネキン人形と

なってしまうであろう。

感じた事、想った事を

大切にする気持ち。

内面の美しさを尊重する気持ち。

病気だからと卑屈になる事無く

自尊心を持っていたいという想い。

これらを大事に、こころへ刻み込み

今を、明日を、生きていきたいものである。





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Last updated  2007.07.29 21:37:16
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