凍えたココロ

昨夜、

またＰＣの

トラブルに

見舞われた。







ＤＶＤを観ていたのであるが

突然、

マウスの動きを

ＰＣが認知しなくなった。

キーボードだけで

ヘルプページを開いて

原因を検索してみたが

的を射た解決方法が

見つからなかった。

マイコンピュータから

マウスのページを

開いても、

どうにも出来なかった。

そのまま

キーボードだけで

パソコンの電源を切った後、

どっと疲れを覚えた。







相次ぐＰＣトラブル。

前回の時と同様の

投げ遣りな気持ちが

湧いてきた。

もう、どうにでもなればいいと

私は１日分のお薬を

まとめて服用して

眠った。







１日中、眠っていたかった。

もう起きて何かするなんて

うんざりだと感じた。

またサポートセンターに

電話して

色々作業しなければ

ならないなんて、

そんな気力なんて無いと

考えた。

だから私はお薬に逃げた。







処方量より１錠でも多く

お薬を服用したら

オーバードーズとなる。

でも、１日分まとめて

服用したぐらいでは

大したことはない。

こんな量で死ぬ訳がない。

多少、肝臓に負担はかかるが

眠れる事の方が大切である。

昨日、電話診察を

受けられなかった事、

１週間分の苦しみを

抱えたまま、

こころが潰されるような

厄介なトラブル。

流石に一番強い

ベゲタミンＡは

服用しなかったが

夢も見ないで

昏々と眠り続ける事が

出来た。







ただ、この事で

母に凄く心配をかけて

しまい

本当に申し訳ないと

想っている。

抑うつ状態が酷い時に

ぶつかった壁は

余りにも頑丈で高くて

壊す事も乗り越える事も

出来ないと

その時は考えた。

だが、安易にお薬へ

逃げたのは、

いけない事だったと感じる。

母に必要のない心配を

かけてしまったのであるから。

幾らこんな量では死なないと

言っても、

２３歳のとき

１日分と１回分の量で

死にかけたのである。

今の私には、ちょっとした

オーバードーズでも

かなり心臓に負担をかける。

もう少し、変化やトラブルを

柔軟に対処するような、

こころの余裕を持ち

“臨機応変”が出来るように

なりたいと考えた。







深い眠りから醒めたら

意外と頭がすっきりしていた。

少し頭痛はあったけれど

抑うつ状態からは

抜け出していた。

しかし、シェイカーを振る

元気はなかったので

適当にカフェオレを作り

サポートセンターに

電話をした。

結果、ＰＣ本体の

コネクトボタンと

マウスのコネクトボタンを

押すだけで

問題は解決した。

もっとＰＣに詳しくなりたいと

強く想った。

こんな簡単な事で

ずんと堕ちて悩みに悩み

その度に

お薬を大量に服用していたら

身体が持たない。

いつまでたっても

“変化”に弱い自分に

ほとほと呆れる。







長時間眠っていた為、

病院へ電話を掛ける事が

出来なかった。

仕方のない事である。

でも、悩みの種は

解決したので

すっきりした。

よく眠ったからか、

それとも

薬効が続いていたからか

分かりかねるが

過食と嘔吐をする

時間になっても

「食べたい･･･。」

と想わなかった。

いつもならば、

食べたくなくても

無理矢理食べてしまっていたが、

「なんか、面倒臭いな･･･。」

と強く感じて

ずっとカフェオレを飲みながら

氷を食べていた。

カロリーはいつも記しているように

低脂肪乳の分だけなので

それが過食の切っ掛けに

繋がる事もなかった。

空腹感もないので

ぼんやり煙草を吸いながら

シャワーが浴びる時間まで

ゆったり過ごした。

お昼に過食と嘔吐をしなかったのは

どれくらいぶりだろう･･･。

それをしないで済んだ事が

私にとって、凄く凄く

嬉しいものであった。

ただ、体調は余り良くなくて

気分が悪く

シャワーを浴びただけで

へとへとになった。

何も摂取していないのだから

当たり前である。

でも、固形物を食べる事が

今の私には出来ない。

何を食べたら良いか分からないし

何か食べたら

過食に繋がる不安や

太る恐怖があったので

混乱してしまったのである。

市販のミルクティーを

飲んだら、少し身体が楽になり

それから身体を横たえて

休んでいた。

スーパーへ行く道の途中にある

自販機でココアを購入して

それを飲んだら

大分楽になった。

今想えば、低血糖に

なりかけていたのであろう。







スーパーで落ち合った母に

心配を掛けてしまった事を

謝った。

一応、ＰＣトラブルが

解決した時に

電話をしたのであるが、

改めて謝った。

自分を大切にしないと

母がとても哀しむという事を

身に沁みて感じた。

つい、

「自分の身体なんだから、どうでもいい。」

と考えがちになってしまうが

その考えを改めねばならないと

感じた。







色々とごたごたした

１日であったが、

沢山眠れた事や

悩みが解決した事は

安堵の念をもたらした。

そして、昼の過食と嘔吐を

しないで過ごせた事。

これできちんと食事を

摂れていたなら

前進した事になるかも知れない。

今の私にはまだ、

“過食・嘔吐か拒食か”

という選択肢しかない。

だが、過食と嘔吐をしなかった事を

良かった事としたい。

これが毎日続くという

高望みはしないが、

少しずつ回数を減らせたらと

考える。

取り敢えず、この調子で

処方通りのお薬を服用して

睡眠を大切にして

こころが安定するよう

努力したいものである。

そして、母に余計な心配を

掛けないよう過ごしたい。