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凍えたココロ

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2007.09.11
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ここ一週間ほど

起床したら

息苦しさを

感じていた。

過呼吸になりそうな

訳でもなく、

息を吸っても

肺の中全体に

行き渡らないような

感じがして

気分が悪かった。

それを母に伝えると、

今日こそ私を

病院へ連れて行くと

断言した。







1日分お薬を

まとめて飲んだ日以来、

眠りが浅い日が

続いている。

以前は普通の量で

10時間ほど

眠れていたのであるが、

最近は5時間眠れたら

良い方である。

早く起きてしまったら

時間潰しの為に

過食と嘔吐

してしまうので

厭だった。

例に漏れず

今日は4時半に

就寝したのにも拘らず

10時前に目覚めた。

眠りが浅いので

お仕事がお休みだった

母が色々としている音が

気になって

眠れなかった。

そして私は突然

何か食べたくなって

何も考えず

食べ始めてしまった。







全ての行為を終えて

後片付けをしたら

酷く眠くなり

2時間ほど眠った。

起きたらまた、

息苦しさを覚えた。

いつものように

カフェオレを作って

飲んでいたら、

もっとその症状は

酷くなっていった。







息苦しさは、

きっと精神的なものだと

想っていた。

母は

「病院に行かなきゃ原因は分からないでしょ!」

と怒り、機嫌が悪くなったので

従う事にした。

機嫌の悪い母は、

私にとって物凄く怖い

存在となる。

17時過ぎまでに

病院へ行けば良かったので

ゆったりと支度ができた。







17時過ぎの段階でも、

まだ沢山患者さんが居た。

スーパー以外の場所へ

行く事も、

病院自体も

久し振りだったので

他人と共に

1つの空間に居ると

余計息苦しさが増した。

だから受付を済ませて

車の中で母と2人、待っていた。

少しの間、ぼんやりしていたら

人数が減ったので

待合室のソファーに座った。

そうしたら、

同じ病気の患者さんが居た。

その女性は私より若く

そしてとても細かった。

細さを強調するファッションだけど

とてもお洒落だった。

顔も小さくて

私は一瞬見蕩れてしまった。

でも余りじろじろ見るのは

失礼なので、

すぐ目を逸らした。

そこからまた、私の

“痩せ願望”

むくむくと大きくなっていった。

太腿が普通の人の

ふくらはぎ位にまでならないと

私は進んで食べないだろうと

病症が悪化した事を

その一瞬で悟った。

「病を癒したい。」

と想っていても、

“痩せ願望”はその想いを

凌駕するものであり

自分1人の手に負えないものであると

強く感じた。







40分ほど待って

診察室に入った。

予め、電話で息苦しさが

1週間ほど続いている事を

伝えてあったので

先ずはそれの原因探しをした。

“過呼吸にはならない事”

“息苦しさは、カクテルを飲まなくなり

 代わりにカフェオレを飲むように

 なってから始まった事”

“精神的に不安定な状態が

 続いているという事”


等を伝えた。

主治医は、

「それはきっと、カフェインの所為だね。

 どうやって作って飲んでるの?」


と仰ったので、

市販のブラックコーヒーに

低脂肪乳を入れて

ゼロカロリーのシロップで

甘みを加えて飲んでいる事を

話した。

どうやら、市販のブラックコーヒーには

普通にドリップして

作るものよりも

多くカフェインが含まれているらしい。

また、カフェインは

パニック発作や

過呼吸を起こしやすい人にとって

その原因となる物質である事も

教わった。

予備知識で、カフェインには

その作用がある事は

分かっていたが

まさかこんなに影響が

あるとは考えていなかった。

だから、主治医には

エスプレッソを勧められた。

エスプレッソは、抽出方法が

唯のブラックコーヒーとは

違うから、

カフェイン含有量が低いらしい。

また、ノンカフェインコーヒーも

少し値は張るが、

それにすれば息苦しさも

緩和されるだろうという事であった。

眠りが浅くなったのも

息苦しいのも

カフェインの所為だったのである。

昼からお酒を飲まなくなったのは

浮腫まなくなって

良かったと想っていたが、

こんな影響が出るのには

参ってしまった。







その後、PCの事や

まとめてお薬を飲んだ事、

疲れたらすぐ抑うつ状態になり

死んでしまいたくなる事も

伝えた。

それに関しても様々に

納得のいく話し合いが出来た。

最後に主治医は、

「凄く疲れたら死んでしまいたいという気持ちは

 分かるよ。でもね、

 あなたが死んだら周りの皆が

 幸せになるというのは間違ってる。

 皆で支え合って生きているんだから

 あなたが死んだら、そのバランスが

 崩れるんだから

 幸せになる訳が無い。」


と仰った。

それに対して私は

「でも、私さえいなくなれば

 妹も実家に戻れて

 母も妹達に対して沢山の愛情を

 注げると想います。」


と伝えた。だが、それは間違いである。

母にとって、私が支えになっている部分がある

という事実を忘れていた。


私と母は、支え合っている。

片方が欠けたら、もう片方は

忽ちバランスを崩して

倒れてしまうのである。

「苦しくて辛くて、哀しくて虚しいけれど

 もう少し生きるのを頑張ってみよう。」


私はそう想った。







通院している病院からは

私の母校である大学が見える。

とても懐かしい風景であった。

診察室にも久し振りに入ったので

色んな“フクロウグッズ”が

増えているのも微笑ましかった。

そして、お薬が変更になった。

今まで服用していた

三環系の抗うつ剤2種類が

SNRI1種類になった。

副作用として尿が出難くなると

あるが、衝動性を抑えてくれるものであるし

そんな酷い副作用が出る程の

処方量ではなく調節して

下さっているので、

今晩から服用してみようと

想っている。

久々に主治医と対面して

診察を受けた。

やはり相手の目を見たり

表情を感じたりして

話を進めていくのも

大切な事だと感じた。

カウンセラーとの

カウンセリングについては

言及しなかったが、

もう少し体力が付いたら

カウンセリングも再開したいと

想っている。

ただ、痩せ願望が膨らんでしまったので

もう少し考え方を

前向きに訂正しなければならないと

感じた。

久し振りの外出で

かなり疲れてしまったので

今日はゆっくり眠ろうと想う。





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Last updated  2007.09.11 21:18:20
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