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カテゴリ:想い
時間は、
余りにもゆっくりと 流れていてもどかしい。 その流れに乗って 違和感を覚えながらも 今、私は生きている。 食べている時、私は無我夢中で 周りの事が見えなくなる。 食べている行為も それを戻す行為も 目を背けたい事柄なので、 機械的に動いている自分を 感じている。 そして食器洗いまで終えたら ぐったりと身体を横たえるのである。 3時から4時過ぎまで いつの間にか眠っていた。 過食と嘔吐の行為に 疲れきっていたのだと想う。 そのまま素直にお薬を服用して 眠れば良いものを、 私は徐に、また食べ始めた。 一通りの行為が終わった頃、 すっかり頭が冴えてしまった。 昨日辺りから、 いつものお薬の量では 寝付けなくなったので、 少し増量して服用している。 とはいえども、 1日分の処方量は超えていない。 日中に3回服用するお薬が スーパーへ行く前に1回分 眠る前に1回分というスタンスで やっていた。 ベゲタミンを服用するようになってから 浮腫みが怖かったのである。 日中薬にも、メジャートランキライザーが 入っている為である。 けれども、ちゃんと服用しないと やはりこころの具合は良くない。 なので、工夫してきちんと 1日分の処方量は 服用するようにした。 浮腫みよりも何よりも こころがざわついて 落ち着かない方が辛い。 ちゃんと服用すれば、 自暴自棄を起こす気もなくなる。 だから朝からお酒を飲む事もないし 自傷する気も何処かへ飛んで行く。 13時過ぎ、目が覚めたら 母が居た。 お昼のお仕事にキャンセルが あったという事であった。 母が家に居ると想うと、 それだけで安心できる。 目覚めたらすぐ 歯を磨く習慣があるので 歯磨きを終えた後、昼食を食べている母と 少しだけ話して、 薬効が残っていた私は 二度寝した。 いつもなら眠らず 過食してしまうのであるが、 安心感を覚えたこころは なだらかに、静かに落ち着いていて すんなりと眠りの世界へ旅立った。 閑話休題。 昼間は、キッチンで 換気扇の下にて煙草を吸う。 その時、いつも物思いに耽る。 今日はふと、妹が子どもの頃の事を 想い出した。 「あの子は、お好み焼きを食べる時、飲み物は 絶対牛乳だったな。」 「そういえば、蓮根の天麩羅を食べる時は ウスターソースをかけていたな。」 「現在もそうしている所を見かけたな。」 「子育ては本当に大変だろうな・・・。」 等、取り留めのない事を 次から次へと考えていたら 妹の事が心配になってきた。 なので私は、夕方になってから 携帯電話に掛けてみた。 丁度仕事が終わって家に帰り着いた 所だったみたいである。 ストレスによる広範囲に渡った 脱毛症の部分も、漸く産毛が 生え始めたようで安心した。 姪っ子は、相変わらず お転婆でやりたい放題、 兎に角元気いっぱいで 「もう、相変わらずよ。気が休まる暇がない。」 と苦笑交じりに話していた。 でも、元気だという事が分かり 安堵した。 兄弟でも、離れて暮らしていると どんなタイミングで 電話を掛けて良いのかさえ 躊躇してしまい、 先延ばしにしてしまう事がある。 でも、妹や弟そして姪の事を 考えない日は無い。 ただ、今日は昔の事を想い出したので それを切っ掛けに 様子を聞く事が出来た。 まだまだ、大親友を喪った 哀しみから癒えていないが、 それでも前を向いて生きようとしている。 心配な事は沢山あるけれど 「また皆でご飯でも食べに行こうね。」 という楽しみを持って 過ごしていければと想っている。 弟については、彼女と楽しく 暮らしているみたいである。 お邪魔な私は介入しないでいる。 そして、毎日想っているのは 兄弟の事だけではなく 祖父母の事もある。 母は、祖父母の家の近所で お仕事があるので 週に2回は帰りに寄っているみたいである。 その時に私は祖父母の様子を聞くが 自分が電話をして聞いた方が良いと 想った。 でも電話をしたら、 いつも祖母に愛のお説教が待っている。 「家でぐじぐじ悩んどっても仕方ないんだから もっとしゃきっとしなさい。 それで家に遊びに来なさい。」 全く厭味の無い言葉なので、 私は 「そうだな。もっとしゃきっとしなきゃ。」 と思い直すのである。 それがまた、難しい事でもあるが・・・。 夕方、また居眠りしていると、 家がぐらりと揺れた。 吃驚して目を覚まし、 TVで地震情報を確認しようと 想ったが、 どのTV局でも表示は無かった。 家に1人だったので 心細く、またシャワーを浴びる時間がきて 「裸のときに地震があったらどうしよう。」 と様々な不安が頭を過ぎったが、 杞憂に終わった。 大きな地震が来る前に、 きちんと備えをせねばならないと想った。 スーパーでの出来事。 いつも買っている商品が 数種類無いという事に、 少し苛立ってしまった。 特に、最近のお気に入りである “はんぺん”の購入を 楽しみにしていたのであるが、 2種類あったはんぺんは 売り切れていた。 「代わりに蒲鉾でいいや。」 と想ったら、それも売り切れていた。 レタスの値段も値上がりしていて、 いつも買っていたエノキも 売り切れていた。 自棄を起こした私は 真向かいにある八百屋で 茸類を多めに買ってしまった。 後悔した。 自棄を起こしたり腹が立っていたりすると ろくな行動をしない。 気を付けたいものである。 涼しさを通り越して 少し肌寒い夜。 それでも私は冷えた発泡酒を飲む。 この時間だけが、 こころを解せる、リラックスできる ものなのである。 流石に、夏のように氷を沢山食べる事は 無くなったけれど、 まだまだ氷が好きな部分は残っていて お茶に氷を入れてガリガリ食べた。 眠る前、いつも想う。 自分という存在の不可解さ。そして 生きていかねばならない苦しさを。 けれども、私が死んだら 母が哀しむ。家族が、哀しむ。 それを想うと、自決する事は難しい。 だから、1日ずつでいいから 生を延ばしていこうと想う。 長くない未来でも、 今というこの8秒を大切に 温かい想い出を大事にして 過ごしていければと考える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.14 21:53:02
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