191837 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

凍えたココロ

凍えたココロ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

wwナノww

wwナノww

Calendar

Favorite Blog

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

血痕と脳内嘔吐。 -秋羅-さん
べーぐるまにあ。 158号さん
ラクに生きよう♪ キラキラminamiさん
とりあえず日記 kaxukoさん

Freepage List

Headline News

2007.10.28
XML
カテゴリ:想い
緊張していた。

そんな面持ちで、

迎えに来てくれた妹の

彼氏の車に乗って

母、妹、姪っ子と共に

中華料理店へ向かった昨晩。

弟は、1人で向かった。

19時に、2~3分遅れた為、

謝罪して至極簡単な自己紹介をした。







妹の彼氏の

お父様はとても恰幅の良い方で

お母様は柔らかい感じの方だった。

妹さんは私より1歳年下だけど、

6歳と1歳9ヶ月の子どもを持つ

“母”であった。

彼女の旦那様は既にお酒が入っていて

顔が真っ赤だった。

余りかしこまった感じではなく、

本当にざっくばらんで

温かな雰囲気をたたえていたので、

徐々に緊張は解けていった。

無論、ビールというアルコールの力が

味方してくれた事は言うまでもない。







座った場所が場所だけに、

相手側のご家族と会話をする事は

余り無かった。

お父様は動かずどっしり腰を下ろしていたし、

お母様は、私の母と主に話していた。

弟はどこまでもマイペースであった。

妹は、とても緊張していたみたいで、

料理が喉を通らなかったという。

私は、目の前にある料理を

少しずつ、ゆっくりゆっくり

味わいながら頂く事に

集中してしまった。







昨日記したように、

過食と嘔吐をしてしまったけれど、

1回終わったら

もう止めておこうと想って

飲み物だけ飲んでいた。

興味があった、

“紹興貴酒”

の3年物を頼んでみた。

妹の話によれば、

「お醤油みたいな味がするよ。黒砂糖を溶かして飲むと

 何とか美味しいかなって感じ。」


という事だったので、

おそるおそる口にしてみたら、

お醤油みたいだった。

店主の話では、もち米を蒸留して

造るお酒だという。

残すのは悪いと想って、

ビールで口直しをしながら

必死で飲んだ。

残りは料理を終えた店主が

飲んでくれた。

聞く所によると、アルコール度数は

16パーセントという事で、

かなり強いお酒だと感じた。







一番心に残っているのは、

このアットホームな

食事会という場で

妹が彼氏のお母様から

温かい言葉をかけてもらって

感激して泣いていたという事である。

妹は以前も結婚していたが、

その時の、相手の家族は

嘘で塗り固められた人々であった。

その上、旦那からの

ドメスティックバイオレンスが酷かったのに

その母親は妹をかばう事無く、

妹にも非があるような事を口走った。

妹は、“家族の温かさ”を求めてやまないのだと

実感した。








妹が、小学4年生の時、

両親は離婚した。

私よりも3年、家族の温かさを

感じられる期間は

少なかったという事になる。

14歳で家出して、

本当に色んな問題を起こした。

しかしそれは、きっと

母の愛を求めてやまなかった故であろう。

私と掴み合いの喧嘩をしたのも

この頃である。

その時は私も高校生だったし、

妹も弟も様々な問題を抱えていたから

たとえ私が摂食障害

患っていても、

“誰もが認める優秀な子ども”

でいなければならなかった。

それは品行を慎んだり、

勉強の成績がいつも良いもので

なければならなかったりというものである。

私なりに、必死でそれらを

頑張っていたけれど、

親からしてみれば、それで当たり前と

見做されていたのが哀しかった。

そこらへんから、“歪”が生まれていたのであろう。







しかし、此処最近は

過去の片鱗は余り見えない。

前回家族が集まり、妹の彼氏も共に

焼肉屋で食事をした時でさえ、

「もう、過去の事は水に流そうや。」

という感じで落ち着いていた。

そして昨夜、彼氏の御家族から

かけてもらった温かな言葉や

妹自身を受け容れてくれるという

優しい言葉には

嘘偽りなど感じられなくて、

真摯なものだと想った。

感涙を流す妹を見ていると、

前回の結婚は不幸なものとしか

言い様がなかったけれど、

今回こそは幸せに暮らせるかも知れないと

ふと想った。







ただ、私たちの事や

相手の御家族の事の

込み入った話は出来なかった。

妹達の結婚話ばかりが

進んでいって

私も母も何だか取り残されている

感じは否めなかった。

お店がアットホーム過ぎたし、

相手側のお父様は

座った場所から決して動く事もなかった。

母とも一言、挨拶しただけだった。

正直なところ、

「何が何だか分からないまま、食事会が終わった。」

という感じであった。

帰り際、妹の彼氏が母に、

「また正式に、挨拶に行きます。」

と言っていて、

もう其処まで話が進んでいるのかと

戸惑いの念は隠しきれなかった。

もしも、妹達が結婚したら

当たり前であるが、

家族が増えるという事になる。

そうなると、

「私という人間が、妹の結婚の妨げになるのではないか。」

といった懸念も生じる。

摂食障害を患っていて、

私はその症状を中心に毎日過ごしている。

バイポーラの気があり

抑うつ状態になると動けなくなる。

大学を卒業しているのに

働いていなくて

朝、眠りに就く。

こうして書き出してみると

相手側からすれば

顔をしかめる様な生活である。

妹が幸せになるのを邪魔したくない。

だったら私は消えた方が良いのではないかと

いった想いが溢れてくる。







マイナス思考は、マイナス思考を呼ぶ。

消えるとかそういった事でなく、

どうして

「治そう。そして堂々と元気に生きよう。」

と考えられないのか。

それは多分、

もう疲れているからかも知れない。

治す事にも、パワーが要る。

その力が、今は無い。

1日1日をどうにか生きていく事で

必死なのである。

昨夜のように特別な事があると、

次の日、物凄く疲弊している自分に気付く。

母と2人、溜め息ばかり漏らしている。







でも、悪い事だけではなかった。

食事会で食べる事をやめ、

只管ビールを飲んだり、

偶に変わったお酒を飲んだりしたら

したたか酔った。

外にいる時や他人がいる際は

平常心でいられる。

まるで、酔っていないかのような

状態なのである。

でも、タクシーに母と2人乗った時から

身体の力が抜けた。

きっと、一緒に緊張も

解けたのであろう。

帰り道、コンビニがあるので

家に帰って飲み直す為に

ちょっとおつまみを買おうと想って

私だけ降ろしてもらった。

危ない足取りでコンビニへ入ったら、

後から母も入ってきたので

吃驚した。

「私、緊張してあんまり食べられなくて。

 だから小腹が空いたんだ。」


と言っていた。

でも、私を心配しての事だと気付き、

凄くありがたいと想った。







酔って気が大きくなっていた私は、

以前から欲しかった

『自虐の詩』という4コマ漫画を

購入した。

これは映画化されている作品であり、

観に行きたいけれど

映画館に行く気力はないので

どういう世界観なのか、

確かめたかったのである。

そして一気に引き込まれた。

会計を済ませ、家に向かって

歩く頃には、

私の足元はおぼつかなくなっていた。

今まで、母と私は反対の立場だったけれど

今回は、ふらつく私の手を

母が握ってくれて

ゆっくりゆっくり

えへらえへらと笑いながら

歩いていた。

ぎゅっと握ってくれた母の手は

とても温かかった。

そしてとても嬉しかった。







家に帰った私は、色々とやらかした。

記憶が所々飛んでいる。

浴室でメイクを落として

発泡酒を飲みながらネットをしていた

という事はうっすら覚えているが、

何を過食して嘔吐したかは覚えていない。

だが、いつものように眠る前には

氷をたっぷり入れた

カルーア豆乳を作って飲み、

「やっぱり洋酒の方が美味しい。」

と想ったのは覚えている。

記憶の断片を拾い集める作業は、

今までやったことが無かったので

中々楽しかった。

家の中での出来事は

自分1人でやらかした事なので

母に迷惑をかけていなくて安心した。







妹の結婚話は、未だ雲を掴むような話のようで

困惑しているのは事実である。

4歳になる姪っ子が、“パパ”として

受け容れられるか、

おせっかいな心配までしてしまう。

付き合ってまだ半年も経っていないのに

結婚とは早急すぎないかという

懸念もある。

“なるようにしかならない”

そう想って妹達を信じる事。

それが私の出来る全てである。

年上の人から

「お義姉さん」

と呼ばれるのは少しこそばゆいが、

未来を、受け止めていきたいと想う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.29 21:44:37
[想い] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X