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カテゴリ:抑うつ感
1ヶ月に1回
几帳面にやってくるあいつが やってきた。 月経。 先月は、不正出血もあり こなかったけれど、 たったの6日遅れである。 偶には遅れる事もあるだろう。 月経不順が副作用である お薬も服用しているのであるから。 しかし、セットになって 訪れる痛みはいただけない。 痛みなんて、要らない。 最初の内は、ツボを圧していると その部分の方が痛いので 腰や下腹部の痛みは和らぐが、 少し経つと疼痛が走る。 七転八倒して のた打ち回り 痛みに声を上げるくらいである。 消炎鎮痛剤であるロキソニンを 服用すれば、痛みは治まるが、 丁度過食を始める時間だったので 迷っていた。 正直、痛みは物凄く酷く、 食べる事に集中できない。 けれども、 強迫観念は食べない事を許さない。 早く食べて、全てを終わらせようと 無我夢中の時間を過ごした。 そして漸くロキソニンを服用したら、 痛みは嘘のように治まった。 1日目に当たるのは、 11月1日の夜である。 11月2日の早朝、案の定2時間で 目が覚めて、 PCに録画してある映画を 観ようとしたら、 痛みが徐々に強くなってきた。 丁度、痛みが激しくなる頃である。 その早い時点で 消炎鎮痛剤を服用すれば、 苦しい想いをしなくて済んだのに、 本当に私は馬鹿である。 痛みよりも食べる事について 心配していた。 病気がそうさせているのかも知れないが、 自業自得である事には違いない。 今朝観た、『おもひでぽろぽろ』は 何となく、懐かしさを彷彿させる。 確かに、先祖は自然と共同作業を 繰り返してきたのだから、 こうして人間は生きている訳であるし、 農業を生業として生きている 方もいらっしゃるのである。 自然の風景も、人の手が入っている。 だからこそ、懐かしさが こころに溢れるのかも知れない。 そして、摂食障害を患っている 1人の人間として私は、 そういった自然と触れ合いたいと 強く感じた。 母の妹は、兼業農家に嫁いだ。 だから、機会や私のやる気さえあれば 来年、農作業を手伝わせてもらえるかも知れない。 少し、考えてみようと想った。 だが、母の妹夫婦の話を 聞いていると、本当に 厳しい作業だと痛感している。 台風の被害、大雨、大風、 川の決壊、日照り。 稲が育っている間は、 様々な事に思い悩む日々が 続くという。 雑草を抜くのも物凄い苦労である。 だから、生半可な気持ちでは 臨めないと覚悟している。 自然と向かい合うのも、 とても大変だという事が 胸に沁みている。 月経が始まると、 やっと睡眠が深くなる。 PMSの症状が出ている時期は、 睡眠が浅くなり、 よって苛立ちが酷くなる といった悪循環が生まれていた。 多分、明日は朝方起きられず 7時頃までぐうぐう眠っているかも知れない。 だが、一度身についた習慣なので 4時過ぎに起きて 明日から観る事にしている 『交渉人 真下正義』に夢中かも知れない。 どちらにしても、楽な気分でいられるから良い。 『踊る~』のスピンオフシリーズでは、 『逃亡者 木島丈一郎』がお気に入りである。 主演の寺島進の男っぷりが 渋くて格好良い。少年らしさを残した 所謂純粋な大人は、 とても素敵だと感じる。 困惑している事。 金曜日は電話診察の日なので、 17時20分頃、電話を掛けた。 しかし、まだ患者さんがいらっしゃる との事で、17時50分に 掛け直すよう、事務の方に言われた。 30分、本を読むなどして潰し、 再度電話を掛けたら、 まだ患者さんとの診察が 続いているとの事で 18時少し前に掛けて下さいと言われた。 これは、事務の方が仕事を終える時間が 18時であり、留守番電話に切り替える 時間である理由からであろう。 17時59分に掛けると、 18時ちょっと過ぎに掛け直して下さいと 言われた。 一番ベテランの事務員さんなので 本当なら18時以降、電話を受け付ける事は 無いのであるが、 今日は特別だったのであろう。 しかし私は、この時点で 異変に気付くべきであったと反省している。 だけどこの時、私は単に 患者さんがいるのなら仕方ないと 考えただけであった。 18時過ぎ、主治医と繋がり、 辛かった事を話し始めていたら、 今まで残っていた患者さんが、 突然主治医の目の前でリストカットを してしまったようである。 なので、 「あ、今、患者さんが目の前でリストカットを・・・ ちょっとこのまま待ってて。」 と仰った。待っている内、 様々な事が頭に浮かんだ。 「その患者さんは、もっと主治医と話したかったのでは ないであろうか。」 「実質的には病院の診察時間は17時終了とはいえども、 その患者さんは18時まで受診していた。」 「しかし、私との電話診察があるから、 診察は切り上げられ、その患者さんは 消化しきれない気持ちが残った。 だから、先生の目の前で手首を切った。」 「その手当ての時間は30分に及んだ。 それほど、その患者さんは苦しかったのに、 私が電話を掛けた所為で、リストカットという 手段に出るしかなかった。私の所為で。」 これらの想いがこころに溢れ、 私は涙が止まらなくなった。 18時20分頃、母が帰宅したので、 先生の前でリストカットをした患者さんがいるから ずっと電話を待っている事を伝えると、 「ちょっと待っててと言われても25分も 電話に出られないのなら切りなさい。」 と言った。確かに、先生も 手当てやその後のケアがあるので 私の話など聞いていられないであろう。 そして私も、言いたかった言葉を 中途半端に出せないまま、主治医との 繋がりを切った。 涙が出た。 18時35分、携帯に主治医から 電話が掛かってきた。 私は、青字で鉤括弧に上記した 自分の気持ちを伝えた。 その患者さんは、私が電話を掛けた所為で こころの中で消化不良を起こし 先生の目の前でリストカットをするという 手段に出たのではないかと。 でも主治医は、 「診察時間は、決まっている訳じゃないけれど、 いつまでも続けられるものじゃない。 次の人がいれば、切り上げるのも大切だし、 それはあなたも分かっている筈。 あなたが言うような気持ちも、あの患者さんに あったと想う。あなたは感受性が鋭いから 読み取ってしまうんだと想うけれど、 あなたがそれを気にする事はない。」 というような事を仰った。 でも私は、恐縮した。 私が電話を掛けなければ、 患者さんは手首を切らなかったかも知れないと 想うと、辛くて哀しい。 私も、確かに月経痛が酷く、 物凄く体が怠いけれど 診察日は決まっているし その日にしか自分の想いを 伝えられないので しんどい身体でも電話をした。 何度も掛け直してやっと繋がったら、 不幸な事が起こった。 私は、家族だけじゃなく、 会った事も無い患者さんにも 迷惑や苦しみを与えたのだ。 そう想うと、私は忽ち意気消沈した。 生きる気力が、無くなった。 私の困惑は、自己嫌悪に変わった。 真に私は愚かな人間である。 居なくなってしまえと願う。 でも母は、 「あなたは悪くない。何も悪い事してないやん。 その人は偶々苦しい事が重なってたから そうするしか気持ちを表す手段が 無かっただけ。あんたが何をしたっていうの。」 と慰めてくれる。 だが私は、私さえ電話を掛けなければ 患者さんは血を流さずに済んだのだと想うと 胸が痛むし、苦しい。 そして、私が前回の電話診察から 今日まで抱いてきた苦しみや哀しみ、 沢山の想いを伝えられなかった事が 胸に引っかかったままでいる。 こころの中が消化不良の状態というか、 胸焼けの状態にある。 自暴自棄にならないよう 気をつけたいと想う。 暗い気持ちのまま、スーパーで買い物をして 無表情のまま母と接していたら 母が頭を抱えてうずくまってしまった。 私はいつも笑っていないといけないのだろうか。 私はいつも機嫌良くしていないといけないのだろうか。 確かに私も、母の調子が悪いと 一緒になって落ち込んでしまう。 共倒れ。それが起きやすい関係にある事は 確かである。 それを感じた私は、出来る限り 必死になって笑顔を作り 母に接した。 寒いから、焼酎のお湯割を 作って母にも飲んでもらった。 黒糖焼酎で作ったので、 湯気による香りは強いけれど、 飲むと意外とあっさりしていて、 母も「意外と飲みやすい」と 言っていた。そして笑い合った。 また、身体もぽかぽかと温まった。 母のアドバイスで小さな梅干を 2個入れてみたら、美味しかった。 徐々に、母も私も 普通の関係に戻っていった。 本当は、辛い時に辛いと言いたい。 でも、心配を掛けると考えたら 言いたくても言葉にならない。 だから余計な心労を与えてしまう。 凄く申し訳ない。 なのに、私は同じ事ばかり繰り返すから 本当に情けない。 中途半端にぶらさがっている 私のこころから言葉となって 出る事が無かった想い達。 それらを私は火曜日まで どのように携えようかと 思い煩っている。 兎に角、鎮痛剤を服用して ストレスを減らし、 睡眠をたっぷりとって 過ごすしかないのであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.02 22:08:00
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