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凍えたココロ

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2007.11.07
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カテゴリ:抑うつ感
青過ぎる空は、余りにも眩しくて

私は目蓋を閉じた。

見つめ続けたら、壊れてしまいそうなほど

綺麗な青が広がる朝の空。

心地好い風もまた、私を不安にさせた。







頭の中で、浮かんでは消える

言葉が何か分からない。

さっきから、打ち込んでは消して

消しては打ち込んでいる。

だから私は、その作業を

こうして打ち込んでいる。







・・・どうやら、“無力感”

侵されてしまったようである。

頭の中もこころの中も

ぽっかりと

ブラックホールのような

暗闇が広がっている。

吸い込まれぬよう

私は何かにしがみついている。

その何かは、多分、アルコールである。







自分という存在を

根源から否定する言葉が

己の中から聞こえる。

落ち着いている時は、

たとえ

「私なんか死んでしまえば良い。」

「私なんか人間のクズだ。」


という言葉が頭を駆け巡っても、

「大切な家族の為、死ねないんだ。」

と撥ね退けることができた。

だが今は、その否定する言葉こそが

事実であり、限りなく妥当である

気がしてならない。

消えてしまいたいと願う

弱気な自分が在る。







スーパーへ行く為に

支度をするのも苦しかった。

シャワーを浴びる時間さえ苦痛で

こころの中は、

「今日こそ手首を切る剃刀を買おう。

 そして自分専用の消毒液と

 包帯を買おう。」


という想いで一杯だった。

でも、スーパーで母と落ち合ったら

その考えは吹き飛んだ。

母を哀しませてはいけないと

考え直せた。

何故、こんなにもマイナスの方向へと

思考が進んでいくのであろう・・・。







夜中から朝にかけて

いつものように

うとうと眠っていた。

その後は、PCで

マット・デイモン主演の

『ボーン アイデンティティ』を

1時間ほど観て、

その後はまた1時間ほど

『おもひでぽろぽろ』を観ていた。

落ち着きがないという事が

この行動から分かる。

その後はいつもと同じく過食と嘔吐をして

後片付けを済ませ、

お薬を服用した。

この時点でもまだ、

「何か食べたい。食べたい・・・。」

という想いが募っていたが、

お薬が効いてきたので眠った。

その想いが、15時に起床した時

暴発したのであろう。

迷わず過食して嘔吐した。

“無力感”から脱出する為でもなく、

何か気持ちを誤魔化す為でもなく、

兎に角胃に詰め込み、詰め込み、

それらを戻したかった。

訳が分からないので混迷した。

その時、精神状態も

悪くなってきたように想う。







だが、こころが落ち着かなくなり、

不安が膨張していくという事は

つまり“無力感”も大きくなっている

という事と同義かも知れない。

お薬を服用すれば、

若干精神状態は安定するし、

ゆったりとした気持ちになるけれど、

無力感がなくなる訳では決して無い。

だから、自分という存在を持て余し、

己を消去してしまおうという想いが

膨大してしまうのであろう。







生きるのは、辛い。

健康な人でも何らかの悩みを抱え

苦しんだり、たくさんの苦労を背負ったりして

生きている。健康な人でも、

時に生き難さを感じる事もあるだろう。

私は眠っているとき以外、

病気の症状に振り回される。

病症は苦しく、努力や気力、頑張りで

抑えられるものではないので

“無力感”に覆われ、立ち尽くすしかない。

怒りは全て自分に向かい

己を傷つける事で、怒りを無理に昇華させる。

生きていくのが辛いと、毎日考える。


それでも生きているのは、

やはり私を大切に想ってくれる人が

存在するからである。

特に母の存在が大きい。

母が生きているから、想ってくれるから、

私も生きていける。


絶対、この恩は返さねばならない。

だから、私は生きねばならないと

考え直せるのであろう。







私は、言葉について敏感である。

なのにこの場で

とある方を傷つけるような、

誤解を与えてしまう言葉を

発してしまった。

こころの底から悔いている。

私は小さい頃から、沢山の汚い言葉で

貶められてきた。

馬鹿正直なのは昔から変わらないので、

無論それらの言葉を真に受けた。

自分は罵声を浴びせられるような

人間だと考えた。

だから、自己評価の低さは

子どもの頃からのものであり、

今更変える事は容易ではない。

だから、褒められるという事に慣れない。

戸惑ってしまうのである。

貶されて当たり前、罵倒されて当たり前だったから

私などクズなんだと、

ゴキブリよりも存在価値は無いんだと

いつも想っている。

こんなことはもう、どうでも良いが・・・。







想っている事、

主治医と共に進めている

“摂食障害についての共同作業”

の中で感じている事を

表現し難くなった。

新しい発見は沢山あるのに、

それによって、治癒へと近付いているのに

やはりそれを否定される事が

怖いからなのかも知れない。

“恐怖”

この感情は、何よりも強い。

喜びも楽しみも、全て打ち消す力がある。

新しい考え方を持てた嬉しさは、

恐怖という感情によって

抹殺される。

私の中にある、無力感そして恐怖

収拾のつかないそれらを

私はアルコールと共に

飲み下していくしか術はない。

とても不健康な方法であるが、

一定量しか飲めないので

多分、大丈夫かも知れない。







1日中、

「私は人間のクズだ。ゴミだ。」

と考えていた。

言葉の難しさ、言葉の持つ力の恐ろしさ。

考えれば考えるほど、その深みに嵌っていく。

だけど、私は自分の気持ちを遺す為に

こうしてブログという形で

自分の言葉を、綴る。

人間は、いつ死ぬかなんて分からない。

もしかしたら私は突然、何もかもに絶望して

大切な母のことも考える隙も無く

希死念慮に侵されて

突発的に死んでしまうかも知れない。

明日、事故で死んでしまうかも知れない。

朝を迎えられるかも分からない。

だからこそ、こころを大切にしたい。

死んでしまわぬよう、もう少しだけ

こころを強く持ちたいと願う。

無力感から脱出する為なら

過食や嘔吐、自傷も仕方が無い。

何れ、それ以外の方法で

無力感から脱出できる方法を

見つけ出せたら、

病気が治ったという事になるのであるから。

摂食障害だけでなく、

バイポーラという病をも背負って生きるのは

本当に物凄く苦しいものだという事を

改めて痛感した。

新しく服用し始めたお薬は

副作用の様子をみながら

多分、増量されていくのであろう。

それはきっと、生きていく為に。





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Last updated  2007.11.07 21:44:45
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