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カテゴリ:平穏
ゆっくり母と 会話が出来る午前中。 火曜日の特権である。 もしかしたら、 病院に電話できないかも 知れないという事を考えて 朝、主治医へ手紙を書いた。 今、どんな状態にあるか、 どういう想いで過ごしているか、 お薬をどのように調整したかを ありのままに綴った。 それを今回はきちんと封をして 母に託した。 母は今回封をしている事が 気に掛かっていたようなので、 隠すような事柄は何も書いていないと 手紙の内容を殆ど話した。 昨日と同じお薬を 眠剤として服用した。 いつの間にか眠りの世界に引き込まれ 断眠も無く、ぐっすりと眠った。 母が居るという安心感もまた “落ち着き” “安らぎ” を生んだのだと想う。 目覚ましのアラームを 設定し忘れていて、眠り過ぎた為に 結局、病院へ電話を掛ける事は出来なかった。 しかし、お手紙の返事があった。 主治医からちゃんと手紙の形式で 返ってきたので嬉しかった。 私の想いや考えを 受け止めて下さっていた。 やはり先日、とある患者さんが 私と主治医との電話診察中、 リストカットをした事は 私にとってトラウマとなっている。 トラウマを克服するにも プロセスがある。 先ずは、同じ状況を回避する事である。 私の場合は、 “病院に電話を掛けない” という事である。 一見、消極的な行動かも知れないが、 【決して無力ではなく、これも前向きな行動である。】 そう、主治医は手紙に綴っていらっしゃった。 また、トラウマの辛さ 苦しさから逃れる為に 私の身の上に起こっている出来事、 私がしている事なども、全てに意味がある。 過食と嘔吐が酷くなったり、 オーバードーズをしたり 自傷をしたりする事にも。 出来れば、自分を破壊するような 方法ではなく、もっと他の方法で 足掻けば良いのかも知れないが、 自滅に追い込むのが癖になっているので 仕方の無い事なのであろう。 だが、それらの全てを後ろ向きに 捉える必要は無い。 トラウマからの脱却は 容易なものではない。 やがて、その傷さえも自分の成長へと 変えていく事が出来れば、 それで良いのではないかと感じる。 だが、いつまでもいつまでも こんな状況であるのは都合が悪い。 所謂、生温い泥沼でぬくぬくと怠け、 病症だけが突出する・・・。 それに安心するだけの状態に なってしまうからである。 “病気に甘えている状態” と言い換えても良い。 勿論、生温い泥沼に浸かって 動かないでいれば 外界からの攻撃によって傷付く事はないし 自分だけの世界に篭っていられる。 しかしそれでは“成長”しない。 こころの広がり、成長。 病気を患う事もチャンスとして 己のこころを成長させる事が出来る。 どうしても1つの事に執着して 恐怖を感じて動けなくなる事もある。 そういう時は、一旦休んでも良い。 だが、休んでいるように見えても こころはいつも活発に動いていて、 だから様々な症状が出るのである。 それらを無視したり、嫌悪したりするのではなく、 「私は今、どういう気持ちでいるから、こんな症状が 出ているのであろうか。」 という事を考えるのが重要であると想う。 辛くて苦しくて仕方が無い時は 病症に流されるままでも良い。 しかし何れ、その行動を繰り返す内に 行動の意味を考える余裕が出てくる。 この時こそがチャンスであり、 成長を望める瞬間なのかも知れない。 だから、病気の症状が出ているからといって 非難されたり、貶されたり、責められたりしても それらに何の謂われはない。 だから気にしていては、 自分の成長が止まってしまう。 アドバイスや、為になる言葉たちは ありがたく受け止めるべきである。 私はいつもその姿勢でいようと努力している。 時々、余裕がないと受け付けられなくなるが・・・。 でも、何も自分を知らない人からの 誹謗中傷や貶す言葉・・・ 例えば 「甘えている。情けない。努力してない。」 等というものは気にしないで良いのである。 自分が、自分を成長させる為の 努力さえ怠らないようにすれば良いのである。 時々、休憩しながらでも。 「全ての事には意味がある。」 主治医からの手紙に書かれていた その言葉に、胸のつかえがおりた 心持ちであった。 自分がやっている事。 過食と嘔吐の悪化や お薬を多めに服用する事は 後ろめたかった。 特に、お薬を勝手に自分で調整するのは 心苦しかった。 だからその事も私は手紙にしたためた。 しかし、その方がお薬を服用した後の 過食と嘔吐が無かったので その旨と、その処方にして頂きたい事も 綴った。 そうしたら、処方をその通りに 変更して下さっていた。 また、例の患者さんと私の電話診察の日が 重ならない為に考案して下さったので 安心して電話できるようになった。 こうした事から少しずつトラウマを 癒していけるのであろう。 きっと、1人の力では 恐怖感や不安感からは脱却できず いつまでも電話診察の為に 病院へ電話を掛ける事が 怖いままだったであろう。 主治医にこころから感謝している。 また例の患者さんも、今 本当に大変な時期にいらっしゃるそうなので ゆっくりと心を癒して頂きたい。 日毎に寒さが募っている。 スーパーが、寒い。なのでいつも 買い物の途中に自販機コーナーで 母と一緒にある日はホットココアを、またある日は 少し甘いホットカフェオレを飲む。 1人で1杯は多いので、シェアして丁度良い。 そして家に帰り、着替えたり 色々と用事をしたりした後に、 最近はもずく入りのインスタントお味噌汁を 頂くようにしている。 まず、もずくをカップに少しだけ入れて レンジで温め、その後にお味噌汁の元を入れて お湯を注ぐだけといった簡単なものである。 手軽に出来て、また、とろみや酸味が 美味しい。そして凄く体が温まる。 これも、母とシェアして頂いている。 身体を温めた後、今日は 母もゆっくり休んで元気が戻ったようで 下らない事を話して笑い合った。 笑う事でまた、身体が温まった。 寒い日は、笑うしかない。 エアコンやヒーター等で外から温めるのも 良いけれど、 やはり身体の中からぽかぽかする方が 幸せな感じがする。 今日、『トリック』も『ガリレオ』も 観終わってしまったので、 明日の朝はラックを探して 『千と千尋の神隠し』を観ようと想っている。 気分が変わったら、『もののけ姫』にしようとも 想う。これから次の映画や興味のある 番組に出会うまではジブリ作品で 時間を繋ごうと考えている。 金曜日は、きっと病院に電話を掛け、 主治医の診察を受診できる筈・・・。 そう信じてそれまでの3日間を 大切にしたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.13 21:59:22
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