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凍えたココロ

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2007.11.14
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カテゴリ:想い

葛藤。

こころの中で様々な

相反する想いが錯綜して

私は錯乱しそうになる。

「食べるべきか、眠るべきか・・・。」

毎朝、葛藤している。







お薬の処方が変わり、

今はもう、葛藤している内に

いつの間にか眠りの世界へと

旅立っている。

しかし、葛藤している時間は

物凄く苦しい。

「甘いものが食べたい。」

「何でも良いから兎に角沢山食べたい。」


等といった想いが

頭の中を駆け巡る。

しかし、強い眠剤や胃薬、ビタミン剤も

服用したからそれを吐いてしまうのは

勿体無い。それに、食べている途中で

意識が朦朧とし始めたら

眠ってしまうであろう。

“過食の途中に眠る事”

それが私にとって何よりも恐怖なのである。

だから、必死になって自分の過食衝動

宥めたりすかしたりする。そうすれば

気付いた時にはもう、眠りの世界の住人である。







過食と嘔吐をする事。

勿論、これには意味がある。

主治医の見解では、無力感から

脱出する為の行動らしい。

私もその見解に半ば賛成している。

でも、もっと深い問題がある。

私は自分の事を愛せない。

憎んでいるし、周囲に迷惑をかけてばかりで

赦せない。分かっているのだったら

治す為に何か行動を起こせば良いのに

抑うつ状態がそれを妨げる。

動けない事が、物凄く悔しい。


そんな自分から目を逸らす為に

過食と嘔吐をしている部分も否めない。

“自己否定” “自己嫌悪”

それらから生じる、自滅願望。

そんな自分が幸せそうにするのは

自分が赦さない。

ガリガリに痩せこけるべきだと

歪んだ思考が叫ぶ。

痩せているから、自分の存在も何とか赦せる。

自分でも意味が分からない理屈である。







自分が太る事に、嫌悪感を覚える。

これは、過去の事が関係している。

私は、生まれたときから大きかった。

骨太なので、赤ちゃんの頃は

それなりに丸々としていた。

幼稚園に通っていた頃から、

少しぽっちゃりしていた事で、

苛められた事がある。

隣の席の男の子が、

いつも私の太腿をつねった。

その光景は未だに忘れられない。

何故あんなに苛められたのか・・・。

年長さんになったら、少し細くなって

髪も長かったので、女の子らしくなった。

いつも優しい男の子に頼っていた。

私は不器用で、折り紙や工作が苦手なので

その度に手伝ってもらっていた。

それは、甘い想い出である。







しかし、小学生になってから

生活は一変した。

2年生の頃には担任からも

成績表に

「おてんば過ぎて落ち着きがない。

 女の子らしくない。」


と書かれていたことを忘れていない。

ショックで、3年生から少し暗い子どもになった。

その頃から、

「死んでしまいたい。消えてしまいたい。」

と考えるようになった。

また、母もヒステリックになる事が多く、

どんなに勉強や習い事を頑張って

きちんと結果を出しても

褒められる事は無く、逆に悪い部分を

挙げられて、その後は打擲が待っていた。

その時、

「私は太っていて醜いから、こんなに怒られるんだ。

 現に、妹は細いからどんなに成績が悪くても

 怒られない。弟は可愛いから怒られない。」


そういった事ばかり考えて泣いた。

歪んでいると、今となって感じる。

病気の始まりは、この辺であろう。

私は大きくなるにつれ

その想いを確かな想いへとしていったし

痩せていれば、殴られたり蹴られたりする事も

なくなると信じていた。

それが間違いだと諭してくれる

大人なんて私の傍には全く存在しなかった。







幼稚園から小学生までは

このようなプロセスを辿ってきた。

小学5年生から14歳・・・

つまり摂食障害を患うまで

もっと濃いプロセスが存在している。

それはまた後日述べたい。

こうやって幼少期から小学生時代を

書き出してみると、

「摂食障害を患う要因は大いにあった。」

と感じる。

何れにせよ、

【私は太っている自分を嫌悪していた。】

という事に改めて気付かされる。

様々なプロセスを辿り、

この病に行き着いた。

きっと、治していくプロセスの過程で

私は新しい私へ生まれ変わるのであろう。

決して病を患う前に戻るのではなく、

こころが広く成長した新しい自分へと。


希望はそれだけかも知れない。

けれども、その“成長した自分”を

感じたいと強く想う。







閑話休題。

毎朝、8時半頃眠剤を服用して

お蒲団に潜り込む。

暫し読書をしたり、飽きたらTVを

眺めたりする。

でも、朝の番組は“お料理特集”が多い。

だから多分、過食衝動

生じるのかも知れない。

今朝は、はなまるマーケットで

美味しそうな〔カブ〕の特集をしていて

凄く美味しそうだった。

特に摩り下ろしたカブを使い、

とろみをつけたおうどんが

とても美味しそうだった。

私は、チェルシーのバタースカッチを

嘗めて耐えた。

勿論、カロリーが怖くて途中で

口から出して捨ててしまうけれど、

幾分こころは落ち着く。

だったら観なければ良いのにと

想ってしまうが、

人が美味しそうにお料理を食べている姿を

観るという事が何故か好きなのである。

それは、羨望の想いがあるからかも知れない。

私は、食事の際

「食べた後太るんじゃないか。」

「食べたら嘔吐しなければ。」


という考えで頭の中が一杯になる。

でも、TVに映る普通の人たちは、

美味しそうな食べ物を美味しそうに食べている。

大食い選手権なんて観ていると

素直に「凄いな。」と感じる。

その番組の裏までは知らないけれど、

多分、殆どの方が本当に大食いさんなんだと

想って観ている。

特に綺麗に食べていく人を観ていると

自分の衝動をも吸い上げていってくれるようで

スッキリする部分もある。

ただ、精神的に具合の悪い時は、

そういった番組を観ていると

自分も食べたくなって結局過食と嘔吐を

してしまう事があるのは哀しい。


誘発される、そんな自分が悔しい。







複雑で難解なプロセスを経て

摂食障害を患った。

だから、それを治すのにも

様々なプロセスを踏んでいく必要がある。

そして大切なのは、

“こころに広がりを持たせて成長をしていく事”

であろう。

これは、言葉で表現するのは容易だが、

実行するのは難しい。

自分の殻に閉じ篭ってしまったら

途端に成長は止まってしまうし、

その上、ぬくぬくとした場所に

いたいと想う自分も否めないのである。

いつもいつも動いたり、歩いたり、走ったり

していては疲れてしまう。

超長距離マラソン走者に

休憩する事が必要なように、

病気を治す為にいつも活発に動いている

このこころも、偶には休ませねばならない。

それを健康な人は

「怠けている。情けない。ずるい。」

と心無い事を言うが、

それは無視すれば良いのである。

そこに心など存在していないのであるから。

治す為に一生懸命頑張っている人に対して

そういった軽薄な言葉を掛けるという場面に

現実で、よく直面する。

その度に哀しくなるが、

私は私と考えて、信頼の置ける人々と共に

病気を治す事を考えたいと想う。







今夜見上げた月は、細い三日月で

まるで猫の瞳のようだった。

そこで、見た夢の事を想い出した。

私は動物アレルギーなので普段猫や犬が好きでも

触る事はできないが、夢の中では

可愛い猫に囲まれ、私は守られていた。

柔らかな毛並みを撫でても

目が痒くなる事はなくて幸せだった。

スーパーでの買い物の帰り、

また母と他愛ない話で盛り上がった。

記憶違いや勘違い、物忘れだけで

10分位笑っていられる。

特に私たち母子はそういった事が多いので、

余程2人に余裕が無い限りは

笑って過ごせるのである。

そんな時間こそ私にとって宝物であり、

手放したくないものである。

焦っていても仕方が無い。

笑い合えている時は、

病気の事を忘れていられる。

その笑い合える時間こそが私を救っている。

泥沼から掬い上げている。

夜中から朝方にかけて余り眠れなくなったが、

眠剤を服用した後の過食と嘔吐が無くなった事で、

充分眠れるようになった。

だから、睡眠時間は足りているので

こころも幾分落ち着いている。

低空飛行は続くけれど、その安定感を保ち

その感覚を忘れないでいたい。





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Last updated  2007.11.14 22:03:04
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