|
カテゴリ:想い
新ドラマ『斉藤さん』を じっくりゆっくり観ていたので ブログの更新時間が遅くなった。 多分、ドラマが終わるまで 毎週水曜日の更新は この時間になるであろう。 胃痛は少しずつ緩和してきている。 まだ、食べ物を摂取する時や 嘔吐の際は違和感があり、 痛みを覚えたり少し血が混じったり している事もあるが、 昨日のような酷いものではなくなった。 精神科で、 胃酸を抑えるもの・胃の粘膜を保護するもの 2種類の胃薬そして漢方薬 を処方されているので、 それを服用する回数を少し増やしたのが 良かったのかも知れない。 具合が悪くても過食と嘔吐という 症状が止まる訳ではないので 治るまでには時間がかかるであろう。 ******心配して下さった方々、本当に感謝します。****** 皆様の温かい励ましのお言葉が、 ******とても胸に沁みました。嬉しかったです。****** 憂鬱な気持ちは、依然続いている。 否、憂鬱という言葉では生ぬるいほどに 完膚無きまでに自分を嫌悪し、否定する。 何処からともなく湧いてくる罪悪感や 生きていてはいけないという気持ち。 もう、それらを受け容れるしか術はなかった。 無理にこれらの気持ちを否定しても、 次々に湧いてくるのであるから、 “これは、PMSの症状であり、 また、うつ病から来る思念である” と考えるようにしてみたら、 少しは楽になった気がする。 病気に対して、無理に抗わない事。 これが大切なのであろう。 22時から新ドラマ『斉藤さん』が始まると想うと 私は今朝、少し元気が出てきていた。 『ズームインSUPER!!』や 『スッキリ!!』という朝の番組に、 番組宣伝として観月ありささんが 出演していて、嬉しかった。 『スッキリ!!』では、ありささん自身の 言葉で沢山の事を話していたので、 何だかこころがほこほこした。 嬉しい出来事があったからなのか、 眠剤を服用した後も 然して過食したいという気持ちにはならず 久し振りにゆったりした気持ちで 眠る事ができた。 目覚めは少し悪かったが・・・。 夜、スーパーへ行く為に外に出て 大きく息を吸い込んだら、 冷たい空気がとても心地好かった。 一歩一歩を少し大きめに踏み出し、 大地を思い切り踏みしめながら歩いたら 案外気持ちよかった。 肌寒さも、こころを引き締めた。 「新しいドラマが始まるんだなあ。」 とこころで呟きながら、その嬉しさに 憂鬱な気分はほんの少し陰に隠れて 私は雑誌のコーナーでTV雑誌に ありささんが載っているのを発見した。 購入するかどうか迷ったが、 1日の予算をオーバーしてしまうので、 彼女の姿や言葉を脳に焼き付けておいた。 新ドラマ『斉藤さん』を観終わった。 どちらかというと、ドラマの中心は ミムラさん演じる、引っ越してきた 真野さん一家の出来事であったが、 ありささん演じる斉藤さんが “悪い事は悪いと言うポリシーを貫く” という所がとても印象的だった。 けれども、全員がそれを 歓迎してスーパーヒロインとして 受け容れている訳ではなく、 斉藤さんの息子である潤一君の通う 幼稚園のママ達はみんな 斉藤さんを煙たがり、忌み嫌い 陰口を叩いている。 斉藤さんは孤高の人だと感じた。 ストーリーの中で、真野さん親子に トラブルが生じた。 駅で、歩き煙草をしていた男性の煙草の火が 真野さんの息子である尊君の頬に触れたのである。 その歩き煙草の男性は謝る所か 「気をつけろ」と言った。 そこに居合わせた斉藤さんは怒り、 毅然たる態度で男性に 「謝りなさい。」と言い放った。 そこで一悶着あり、男性の力には敵わない 斉藤さんは突き飛ばされて、多数に駐輪されていた 自転車にぶつかり倒れ、額に怪我をして血が流れた。 息子である潤一君が母親の姿を見て 怒り、男性に向かったけれど、 逃げていってしまった。 その場面では警察も出てきて ちゃんと歩き煙草の男性に注意した 斉藤さんは周囲の人々から拍手で温かく 迎えられた。 他のシーンでは、斉藤さんの “悪い事は悪い”という行為が 煙たがられていた事と比べて、 そのシーンは斉藤さんの気持ちが報われ、 私のこころもホッとした。 しかし、現実は難しい。悪を悪だと言った事で物事が 収まる訳ではないし、正しい事が決してその場面で 正しい事として通る訳ではないからである。 このドラマでは、その事もきちんと描かれていた。 斉藤さんも、いつも強い訳ではなく、 夫は海外赴任している事から息子と2人暮らしである。 歩き煙草の男性に突き飛ばされ怪我を負ったときは 物凄い恐怖を感じたとドラマの中で 真野さんに告白していた。 でも、斉藤さんにはポリシーがある。 そして芯が太い。 チャーミングなのは、幼稚園の近所にある 余り品行の良くない高校の、高校生が 行なったマナー違反に対して斉藤さんが 注意したら、みんな 「うるせえ!ばばあ!」と言う。 だが、斉藤さんは必ず 「ばばあじゃない!まだ30歳!しかもなったばっかり!」 と言い返すのである。 その点に関してだけ、丁寧に言い返している所が とてもチャーミングだと感じた。 この世の中は、事なかれ主義が蔓延している。 よく言えば平和主義なのかもしれない。 私も、事を荒立てるよりは、 見て見ぬ振りをしてしまったり、 怒らず物事を平穏に収める 方向へ持っていこうと頭を 働かせたりしてしまう。 だからなのか、ドラマ『斉藤さん』を観ていたら 何でも“悪いものは悪いんだ”という考えを貫き 妥協しないで何者にも立ち向かう 斉藤さんの姿が本当に凛々しくて清々しくて 気持ちが良かった。 こころがスッキリ晴れたような気がした。 ドラマの主人公なので、斉藤さんの家庭が 中心となるかと想ったが、 意外と中心なのは真野さん一家である事も、 ストーリーに馴染めた一因かも知れない。 彼女の一家が如何に斉藤さんの影響を受けるか、 それによってこの物語は面白くなると考える。 本当に、観月ありささんのドラマで 彼女が凛とした持ち味を生かした 興味深いドラマを観られて大満足である。 今日まで生きてこられて良かったと 過言ではなくそう想う。 母も、この『斉藤さん』というドラマを 楽しみにしていたのだが、力尽きて21時には眠ってしまった。 DVD録画、VHS録画もしたので、 機会があったら母と“共に”観ようと想う。 親子で観ても面白いドラマだと感じる。 ただ本当に、 【正しい事だけで社会は動いていない】 という事が印象的であった。 正義だけを貫こうとすると、やはり何か弊害や 問題は生じてしまう。 私が子どもの頃は、悪戯などをしたり 悪い事をしたりすると叱るおじいさんやおばあさん おじさん、おばさんの存在がいたように想う。 今、そんな存在を全く感じない。 スーパーで嬌声を上げながら 走り回り転げ回る子どもを見ても 誰も何も言わない・・・親でさえも。 そして私も同じく何も言えない。小言を呟くだけである。 とある親が、スーパーで子どもを必要以上に 叩いたり酷い言葉を吐いたりする 場面に出くわした事もあるが、私は恐怖で 言葉が出なかった。 本当に様々な事を考えさせてくれるドラマである。 来週も、更新は遅くしよう・・・ドラマを観る為に。 鬱屈としていた私の精神も、 斉藤さんが余りにもズバズバと 気持ちよく悪を切ってくれる部分があったので ちょっと上昇傾向にある。 ありささんを感じる事は、どんなお薬よりも 元気になれる事なのかも知れない。 質の良いドラマであったのも嬉しかった。 古田新太さんの、気の弱い園長先生役も 凄く味があって笑えた。 9日朝までの抑うつ感、希死念慮は 一旦どこかに飛んで行ってくれた。 そして明後日には電話診察があるので 一応、こころはそんなに酷く落ち込まないで 済むかも知れない。 そう願いつつ生きていきたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.10 00:22:28
[想い] カテゴリの最新記事
|