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カテゴリ:想い
大好きな女優さんの 連続ドラマが始まった嬉しさ。 それまでどん底にあった 私のこころは、少し浮上した。 やっとこころが低空飛行を行ない、 それを保てるようになった気がする。 身体は、経絡で全てが繋がっている。 内臓の調子が悪いと、 そこに繋がるツボを押すと痛むように、 経絡を考えてツボをマッサージすると 内臓の調子も少しは良くなる。 しかし夜中、背中の痛みが酷かったのは 本当に参った。 家には、ツボを押す用具がある。 鉄アレイを細くしたような感じで、 掌に収まる程度の球が、 ツボにしっかり当たるよう、 丁度良い間隔で4つ付いているものである。 それを背中に当てて ゴリゴリと筋肉を解していたが、 余りの痛みに、 「ううっ!がっ!いでっ!」 と言葉が漏れてしまい、母を起こしてしまった。 胃の調子が悪いので、 丁度胃のある部分の背中辺りが 特に痛んだ。 母が私の背中を触ると、 余りにも凝り過ぎていると言い、 アンメルツを塗った方が良いとの事で 肩から背中、背骨を中心に 背中の真ん中辺りにかけて 塗ってもらった。 暫くしたら凄く楽になった。 そうしたら、背中の痛みで 中々寝付けなかったのに 2時間近くうつらうつらと眠っていた。 母の心遣いのお陰である。 本当にありがたかった。 今朝から年末に購入した文庫本を読み始めた。 宮部みゆきの『誰か』である。 私は、少しでも難しい言葉が出てくると すぐ辞書を引くようにしている。 貫井徳郎や貴志佑介、宮部みゆきの 本は、日本語がしっかりしているので 難しい語彙が出てくる事がある。 大体の意味は分かるけれど、 その深い意味を知りたくて、 こまめに辞書を引くのが癖となった。 でも、辞書を引くのは意外と楽しい。 一度で調べたい言葉が出てくると 何だか嬉しい気持ちになるし、 調べたい言葉の前後に、興味深い 言葉を見つける場合もある。 私は語彙が乏しいので、そういう時、 本当に楽しいという気持ちが溢れるのである。 そして好きな作家の本を読んでいる間は、 過食したいと想わない。 夜であれば、ゆっくり日本酒を飲みながら 読書を嗜み、それは即ちリラックスした時間となる。 その分、過食する時間を先に延ばせる。 そう考えると本当は夜、 私は余り過食をしたいと想っていないのかも 知れない。 ただ、毎晩やっているからという 強迫観念に衝き動かされ 強迫行為となっているのであろう。 朝の過食と嘔吐も同じだと感じる。 だが、酷くこころが乱れている時、 私は食べる事によって気持ちが鎮まる。 不安感や恐怖感、それらは漠然としていて 掴みどころが無い。 己に対する苛立ちや、破滅願望、 自傷衝動など、 病気から生じる観念が心身を雁字搦めにする。 そういう状況に陥った際、 今の私には【健康的に解決する方法】が分からない。 唯一、【胃が苦しくなるほど食べて、吐き出す事】により 気持ちが鎮まる方法しか知らない。 食べる気力が無い時は、自傷をする。 手首を傷つける瞬間、カッと全身に血が 巡るような感覚がある。そして身体に力がみなぎる。 精神的にも、自分が自分でないような感じに なっていて、手首と剃刀だけしか見えなくなる。 その後は、傷口と流れる血を見つめるだけである。 痛みを感じた時に初めて、身体の力が抜けて 暫し放心状態になる。 そういった流れを終えると、いつの間にか ぐじぐじと悩んでいた事が 発散されているのである。 これは、過食と嘔吐をした後の 虚脱状態とも似ている。 これは私の考えであるが、 精神が昂っていると、様々な想いが頭の中を駆け巡る。 特に、厭な事や苦しい事が沢山・・・。 だから、考えないようにしたい。 それらの想いから、一時的に逃れていたい。 そういう想いから、過食をしたり 自傷したりするのではないであろうか。 少なくとも、私の行動パターンを 鑑みると、その要素が含まれている。 病気の症状以外で、精神が普通の状態になるのは 大好きな女優さんや俳優さんを TVで観ている時かも知れない。 思い当たるのは、まず毎週水曜日 21時から放送されている、『相棒』である。 私は水谷豊さんが大好きであり、 『相棒』は毎週欠かさず録画して 翌日の朝、観ている。 水谷豊さん演じる右京さんがにこっと 笑う時、私も一緒に頬が綻ぶ。 なんて素敵な俳優さんだろうとわくわくする。 勿論、寺脇康文さん演じる薫ちゃんも 良い味を出していて、 2人のコンビネーションが最高に生かされていた お正月SPドラマは、本当に面白かった。 私は裏番組の『はじめてのおつかい』を 観ていたので、その日には子どもの健気さに 涙を沢山流し、翌日には右京さんの頭の良さに 圧倒された。 元日に落ち込む事はたくさん言われたけれど 三が日中に何とか持ち直すことが出来た。 そして、また酷く落ち込んだ後、 観月ありささんのドラマが始まった。 それによって私は漸く低空飛行へと 自分を持っていくことができた。 今クールのドラマは、 『斉藤さん』と『相棒』が楽しみである。 しかも同じ曜日にあるので 水曜日が待ち遠しくなった。 TVドラマによって私は 救われている状態であるが、 今はこれでも良いと想っている。 救いが何もないよりは、本当にありがたい。 閑話休題。 私の祖父は、脳出血で倒れるまで 毎日朝から日本酒を飲んでいた。 “小原庄助さん”を地で行くような 生き方をしていた。 TVまたはビデオに録った 映画を観ながら、傍らに日本酒のビンを置き、 お気に入りの湯飲みに、少しずつ注ぎ足しながら 夜まで飲んでいたのである。 その時使っていた湯飲みには、 お寿司屋さんで使用されているような 魚偏が毛筆体で書かれたものだった。 私が日本酒を飲むときも 祖父に倣って湯飲みを使っている。 それには、【心の健康法】が書かれてあるので 皮肉なものである。 例えば、“妬みはその身の仇”とあり、 解説として「人を羨んだり妬んだりしていても落ち込むだけ。」 と記されてある。 他には、“諦めは心の養生”として 「過去の事を思い悩むより現在を充実させる。」 とある。 「確かになあ。そうだよなあ。」 と感じるが、難しいとも想う。 言わずもがな、現在祖父は一滴もお酒は飲まない。 煙草も全く吸わない。 身体は私よりも元気であろう。 ただ、祖父は時々自分が認知症である事を 忘れてしまい、祖母に辛くあたる。 そして祖母のストレスが溜まり、 血圧が上がる。 祖母は心臓に病気を抱えている。 祖父母のことを想うと哀しくて仕方が無い。 祖母は、外出をする事でストレス解消となるので 体操の先生を今でも現役でしているし、 日曜、祖父はデイケアに行くので その際、祖母は街に出掛けてお買い物をしたり デパートでお洋服を見たりする。 とてもお洒落な人なので、とても82歳には 見えない事が孫である私の自慢だと感じている。 東京に住んでいた期間も長いので 江戸っ子気質もあり、私の病気に関しては 理解を得られない。 だが、「兎に角外に出なさい」と。 「外に出るんだったら家に来なさい。 一緒に洋服でも買いに行こう。」 と言ってくれるので胸がじんと温かくなる。 私は、改めて愛されている事を思い知った。 だから、ひとりで悩み続け 死ぬ方向にばかり考えを巡らせないように したいものである。 全てを、マイナスの方向に考える癖が どうも抜けない。来週の月曜日、外食する事も 少し億劫であったが、楽しみが出来たのである。 【珍しい焼酎を飲んでみる事】 これは桃尻さんのお陰である。本当に感謝してもし足りない。 それに、月曜日を乗り越えたら次の日は 電話診察があり、その翌日は『相棒』と『斉藤さん』がある。 週の前半は様々な事が目白押しなので 少しあたふたしてしまうかも知れないが、 どうにか乗り越えたい。 明日こそ、電話診察を受診できるよう 体調を整えて早目に就寝したいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.10 23:05:28
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