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2008.01.13
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カテゴリ:想い

抑うつ感に埋もれていると、

本当に周囲が見えなくなって

己が作り出した殻から出られなくなる。

狭くて暗い、硬い殻。

でも、外界の痛い空気からは逃れられる殻。

その中で私は、膝を抱え小さくなっている。

ずっとずっと、

「消えてしまいたい。」

とばかり考えている。







だが、硬い殻のほうが、割れ易い。

強い衝撃を受ければひびが入り、

自分自身でそのひびをもっと広げていって

抜け出す事ができるのである。

今回、私の殻に日々を入れてくれたのは、

母であった。

PMSは脳で分泌される物質や

女性ホルモンと関係があるらしい。

それらに関して、私は自力でコントロール

できるものではないし、

これ以上沢山のお薬を服用するのも

抵抗があるので、1ヶ月の内

1週間、特別酷いうつ状態の時期は

我慢するしかないと考えている。

でも、母は何かと心配してくれて、

温かく接してくれる。

近付き過ぎず、離れ過ぎない距離で。

それがとても心地好い。

特に、今回は私が苛々しながら

ロックアイスをクラッシュアイスにする為

黙々と力を込めながらアイスピックを

操っていたら指を思い切り刺してしまった。

想像以上に流血した。

その際、母は「あ~あ、痛いねえ。」と

言いながら、また手際よく

指にくるりと絆創膏を貼ってくれたのである。

そういった“手当て”

凄く嬉しい。







冬、私の寝室には朝陽と夕陽が射す。

見た目は温かそうであるらしいが、

隙間風の酷いこの古い借家は

エアコンを稼動させていないと

寒くて寒くて我慢できない。

先日、母は私が眠っている昼に

エアコンのスイッチを切ってしまったので

目覚めたとき私はがたがた震えるほど

冷え切っていた。

なのでその時、

「寒いから、エアコンは付けといてね。」

と言ったのである。

しかし今日、天気が良くて

夕陽がきらきらと部屋に射していた事から

温かそうだと感じたらしく、

母は先日の私の言葉を忘れて

エアコンのスイッチを切ってしまった。

目が覚めたのは18時。

陽は完全に落ちていて只管寒く、

シャワーを浴びた後もまたお蒲団に潜り込んで

いなければ過ごせなかった。

そしてまたそのまま眠ってしまったようである。

「もうお店に行く時間やないの?」

と母に起こされたが、寒くて起きられなかった。

馬鹿な私は余裕がなくて自分でも

エアコンのスイッチを入れ忘れていたのである。

だからお蒲団から出られなかった。

うだうだしていたら、スーパーに着いている筈の

時間を10分くらいオーバーしていた。

「お母さんがエアコンのスイッチ切ったんよね?」

と尋ねると

「太陽が照って温そうだったから。」

とさらりと答えた。

先日私が「エアコンは付けたままにしておいてね」

という言葉はやはりすっかり忘れられていた。

その事を言うと、母は不機嫌になり

雲行きが怪しくなった状況で私に謝った。

「もう、終わった事やから、ええんよ」

と言っても、

「そういう風に言われたら、余計に責められているみたい。」

と、どんどん声音が怖くなっていく。

今度は私が謝る番だった。

上記の言葉を交わした1時間くらいは、

只管下手に出て、謝りに謝った。

そして色々と話しかける事で

不穏な空気を打開したら、

何とか母に笑顔が戻った。

母に厭な想いをさせてしまった私は最低である。

物凄く自分に腹が立った。







うつ状態である事に変わりはないが、

低空飛行を保っている。


主治医も、どちらかと言えば

元気いっぱいでいる状態よりも、

少しうつ傾向にあるほうが無理しないで

過ごしやすいと仰っていた。

確かに、元気であるという事は、

かなりテンションが上がっているという状態である。


これは、普段の状態に戻った時との

落差が余りにも激しく、心身を追い詰めてしまう。

だが、テンションもまた、容易に

コントロールできるものではない。


遠出したり外食したりする際は、

お化粧をして、好きなお洋服を着るので

自然と気分が上昇していく。

普段よりも多弁になり、やたらと笑う。

姪っ子のパワフルさについていく為に

もっともっとテンションを上げる。

そして、家に帰り着いたときに

どっと疲れが出るのである。

こういう場合は、

【今、自分はしんどいんだ。】

と念頭に置き、そのしんどさを感じながら、

なだらかで柔らかな気持ちで過ごす事が

重要だと主治医は仰っていた。

しかしこれがまた、難しい。

その場の空気に、私は容易に流されてしまう。

そしてその後1週間ほど疲れを引き摺る。

明日、早速外食があるので

少し気をつけたいものである。







日本酒を飲むようになってから、何だかお肌の調子が良い。

日本酒は、必ず量を決めている。

小振りな湯呑みに1杯である。

それを熱燗にしてちびりちびり飲み、

時間を空けてぬる燗としてまたちびりと飲む。

そして室温でまた味わう。

発泡酒のようにごくごく飲めるものではないので、

全体的にお酒を飲む量も抑えられて、

発泡酒の消費量も少なくなった。

高い日本酒は買えないけれど

原材料名はきちんと確認して、

米・米麹・醸造アルコールだけのものに

拘っている。

美味しくする為に、糖類や酸味料などを

入れている日本酒もあるけれど、

私が拘っている原材料のものが

口に合うと感じている。

日本酒に拘っている方なら、

米と米麹だけのものを選ばれるであろう。

私も一度カップ酒でそれを試した事があるが、

ちょっとお値段が張った上に、

物足りなさを感じてしまった。

私が好んで飲む銘柄は、

『月桂冠』である。

その中で、一番安いものを

900ml詰めの紙パックで購入している。

この寒い時期は、身体がぽかぽか温まる。

そして、最近食べられるようになっている

“しらすの釜揚げと大根おろしを混ぜ

 ポン酢で頂くもの”と日本酒が

これまたよく合うのである。

しらすも大根おろしも

余り固形物といった感じがしないので

ゆっくりであれば食べられるし、

そのペースに合わせて日本酒をちびりと

飲むと、何だか至福の時であるような

感覚さえ抱くのである。

その上、肌の調子が良いのは嬉しい。

日本酒といえば、東北地方を思い浮かべる。

東北の女性は、美しく

お年を召した方でもお肌が綺麗である。

また、高知県も想い出したが、

やはり高知県の女性もお肌が綺麗で

綺麗な印象がある。

お酒は、“ほどほど”であれば

良い効果をもたらすのであろう。







“程々・適度”という感覚を、とても難しく感じる。

それは正に

【ALL OR NOTHING】

という私の観念が強いからであろう。

それに伴った強迫神経症

その色を濃くしている。

“0か100か”・・・それは主に摂食障害の

症状として出現する。

全く食べないでいるか、食べたら胃が限界になるまで

食べて、嘔吐してそして、0にするか。

こころの中は、沢山の感情が犇いていて

悲鳴を上げている。

なのに、ぽっかりと穴が空いている感覚は

拭いきれず、私はその空虚な穴に

食べ物を詰め込む事で、一時の安心感を

得ているのであろう。

しかし、いつも綴っているように

その空虚さや寂しさ、哀しみといった

空間を埋めるのは食べ物ではない。

だから、異物である食べ物を吐き出す。

無論、吐くまで食べているのだから

胃に留めて置けないし、太るのが怖い

という理由もある。

複雑に絡み合ったこころの糸。今はこれを解す為、

主治医との診察という話し合いの中で

様々な言葉を交わし、精神を広げている最中である。


こころや精神は、どんなに太っても構わない。

病気が治る為に、大切な事なのであるから。







明日の外食は、近所の居酒屋さんである。

いつも行っているスーパーから

徒歩で3~4分ほどの所にある。

成人の日なので、妹達が一応予約を

入れてくれておいてくれた。

妹の彼氏・・・S君の普段のファッションは

ソフトなパンク系である。

スカルをモチーフとしたアクセサリーや

デザインの洋服を着ていて、

姪っ子もお気に入りとなっており、

元日もピンクの長袖Tシャツに

可愛い感じのスカル柄が入っていた。

月曜は、そのS君がスーツを着て現れる。

「娘さんを僕に下さい!」

と、ドラマで聞くような台詞を言うのだろうか。

何だか私まで緊張する。

絶対、私の何十倍も涙もろい母は

号泣するであろう。

妹は、余りにも不幸な過去を背負った為、

こんなに良い人を見つけられた事、

血が繋がっていなくても、我が子のように

姪っ子を可愛がっている事を感じると、

妹もやっと幸せになれるのだと感慨深いものがある。

姉として、本当に嬉しい。

母と一緒に、遠慮なく泣こう。







普段より早起きしなければならない明日は、

ベゲタミンの服用は止めておかねばならない。

特に今は頻繁に貧血を起こすので

その分、お薬の効果が強く出るから、

お薬の調整は難しい。

この3日、1日2錠の鎮痛剤を服用し続けた所為か、

胃の上部辺りがじわりじわりと痛む。

また胃腸科に行かねばならないのかと想うと

気分がずぶずぶと沈んでいく。

また、吐血があったら考えたい。

今は、目の前にある事で精一杯である。

母との事、そして妹達が向かっている未来、

父が負った怪我の事、弟の事。

そして自分の病気がどんどん重くなって

いる事から目を逸らさず

主治医に与えられた課題を考えたいものである。





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Last updated  2008.01.13 23:43:57
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