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凍えたココロ

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2008.01.18
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時々、焦っている自分が厭になる。

何も焦ったり慌てたりする必要なんて

全くないのに、

何かに急き立てられている様な

錯覚を本物と感じて、あたふたしている。

もっとゆったり、悠然と

構えていたいものである。







意識すればするほど、余裕がなくなり、焦る。

だから、寝起きでぼんやりしている時や、

読書に集中している時は

然して何かに追い立てられている感覚はないし、

のんびりしている。

温かいミルクティーを飲みながら

紫煙をゆっくりとくゆらせる時間。

これもまた、時間の経過を気にしていない。

焦り始めるのは、何かを食べ始めてからである。

幾ら、消化を許せる食べ物だとしても、

何故か落ち着かなくなる。

【胃の中に何か食べ物がある感覚】

これに中々慣れる事が出来ない。

飲み物は何とか大丈夫になった。

けれども固形物はどんなに噛み砕いてから

飲み下しても、

「食べてしまったから太ってしまう」

という短絡的な考えに支配される為、

落ち着かなくなるのであろう。







普通ならば、美味しいものを食べたら、

満足感を覚えて、ゆったり出来るであろう。


その感覚を、私は忘れてしまった。

否、覚えているのかも知れないが、

【痩せていなければならない】

という気持ちが高じている為に

厳重なボックスに閉じ込め、鍵もかけて

こころの隅に追いやっているのであろう。







月曜日の疲れも大分取れたので、

電話診察を受診できた。


受診できて安心できたのは、

父への想いについてである。

月曜日、妹から父の様子を聞いて、

今、孤独の中に生きていると知った。

孫が出来てから僻まれて、

兄弟とは殆ど縁を切った状態で、

ひとり、生きていく為に

某ジュース工場で働いている。

パート扱いだから、

数年前、車が廃車になってからは

買う事もできず、1時間以上否、1時間半はかけて

その工場まで自転車で通っている。

雨の日も、この冬の寒い日も。

父の唯一の楽しみは、月に1度、孫と会う事である。

どうして月に1度かというと、

父は妹達に会うとどうしても

お小遣いを上げなければ気が

済まないからである。

だが、弟が働いていないから

弟にお金を上げている為に

父はかなり節制して生活している。

その中で月に1度なら、我が孫にお小遣いを

渡せるからなのであろう。

妹は勿論、毎回、

「お金を貰いにきた訳じゃないんだから。」

と受け取るのを拒否するが、

父は、愛情の示し方がそれしか分からないと言う。

だから、お小遣いを渡す事、受け取ってもらう事で

父なりの愛情の遣り取りをしているのだと考える。

妹や孫と会った時、父は私の事も

心配しているという。

私の所に来たくても、お小遣いを渡せないから

行けないのだという。

私は・・・私は。

お金など要らない。偶に会いに来てくれたら

それで充分である。

少しは会話が出来て、妹のように仲良くは

なれなくても、以前のように忌み嫌っていた

そんな状態にはならないと想う。







父の気持ちは、妹を通じて分かった。

人間的に以前よりは丸くなったが、

まだ頑固過ぎる所や自分勝手に突っ走る所も

あるけれど、その孤独の中で

生き続けるのを見るのは哀しい。

それらの気持ちを凝縮して主治医に伝えた。

「まだ許せないところはあるけれど、父の事を可哀想だと想う。」

そうすると主治医は、

「“許せない想い”と、“可哀想だという想い”は

 併存し得る想いだよ。

 “許す”“許せない”は併存しない。

 だから、許せなくても、父親の事を想っても良いんだよ。」


と仰った。

すっと、こころが軽くなった。

今まで、何か拘り過ぎていたような気がした。

“許す”とか“可哀想だ”など子どもの私が考えるなんて

おこがましいし傲慢であるかも知れないが、

私は小学生の頃から、父の精神的虐待に

必死に耐えてきた。

一方的に父が母を罵倒して貶す姿を

泣きながら見てきた。

非力な子どもでは、止められなくて悔しかった。

だから、物凄く父の事を憎んでいた。

しかし、人の気持ちは変化する。

両親が離婚して15年経った今、

私はあれだけ憎んでいた父の事を

もう、孤独の中で生きて欲しくは無いと考える。


ただ、もう元通りの家族には決して戻らない。

妹は結婚して新たな家庭を作り、

弟はやがて自立する。

私は、母と共に生きていく。

でも、父が私の父である事には

変わりないから、

時間をかけて分かり合えたらそれで良い。

母との関係でも、3年前までは

こんなに良好なものではなかったのであるから。







主治医は仰った。

「今は、お母さんとの事だけでいいんだよ。」


いたわるこころを忘れず、過ごす事。

悪魔的な言葉、観念に支配されない事・・・

それは一般常識になぞらえた、こころに配慮の

ない言葉や観念の事である。

そして何事も素朴に感じたり受け取ったりする事

大切に、母と暮らしていく事である。

『千と千尋の神隠し』の登場人物全て、

人のこころの中に存在すると想う。

私のこころには、“顔なし”も“千尋”も“ハク”も

また、“湯婆”も存在する。

主治医とは、この物語を元に話し合うと、

摂食障害についても、こころの中の事についても、

スムースに気持ちを伝えられる。

週に2回、長時間、長年話し合っている事なので

此処で説明するのは難しいが、

それだけ、あのストーリーは

深い意味を持っていると感じる。

今の課題は、

【私の中の“ハク”を如何に救うか】

という事である。

支配され、それでも名前を取り戻そうとしていて、

自暴自棄になって自分が傷付いても

命令を全うしようとしている自分。

その命令とは、

“痩せていねばならない事”

“強迫神経症による様々な症状”

“悪魔的な観念に囚われ、自分自身がその観念を

 洗脳している事”


等を遂行しようとしている部分である。

もう少し、こころにゆとりを持ちたい。







うつ病である為、外出は本当に疲れるものである。

最近は、スーパーに行く前も苦しい。

人が多い所に行くのが怖いのである。

そうして精神を疲弊させて帰ってきたら、

休むという事が大切である。

“へとへとに疲れた自分を認める事”

これが大切だとも主治医は仰っていた。

それが出来ず、無理を重ねて、

疲れて疲れて

何もかもが厭になってしまうから、

死んだ方が楽だと想ってしまう。

疲れを溜めれば溜めるほど、

一層死にたくなってしまう。

その気持ちは分かると主治医はいつも汲み取って下さる。

一昨年までは、“死”についての話題を

ずっとしつこく話していると、叱られた。

だが、主治医にも変化があり、

患者が「死にたいと想う気持ち」について

話す事を禁忌とせず

真正面から向かい合って下さるようになった。

それが、本当にありがたい。

人間は、日々変化する。

病気の症状によって、苦しく辛くて

泣いてもどうにもならなくて

消えたくなってしまう事もある。

けれども生きていられるのは、

母と共に過ごしていられる事や、

主治医との診察を受診している事、

カウンセラーも心配して下さっている事が大きい。

そして、この場でコメントを下さる方々、

メッセージを下さる方の

言葉の力は、温かくて、本当に力強い。

こころから感謝したい。

疲れたら、休む。それを大切に過ごしたい。





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Last updated  2008.01.18 23:29:15
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