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カテゴリ:抑うつ感
朝から抑うつ感が酷かった。 何に対しても興味が持てず、 全てが面倒だった。 早く眠ってしまおうと想い、 眠剤をきちんと服用して お蒲団を頭から被って 身体を小さく丸めて目蓋を閉じたら 8時間ほど眠っていた。 何もかも、どうでも良いような、投げ遣りな気持ちに溢れている。 未来に対して希望は持っていない。 「生きる事に疲れました」 主治医との電話診察を受診する際、 第一声がこの言葉である事が多い。 うつ病・バイポーラの症状に振り回され、 その時間がきたら過食と嘔吐をする毎日の 連続に、疲れてしまった。 「お薬をいっぱい飲んでずっとずっと眠っていたいな」 そう想わない日は、ない。 母も主治医も、 「病気が治る事は諦めていない。だからあなたも諦めないで」 と声をかけてくれるけれど 疲れた私のこころに届かない。 折角の優しさや温かさを 蔑ろにしている自分が赦せない。大嫌いだ。 そこでまた、自己嫌悪や罪悪感、 無力感でいっぱいになって どんどんと底なし沼に沈んでいく。 ただ1つの救いは、読書をしている間だけ 精神が落ち着いているという事であろう。 子どもの頃、母が私に絵本の読み聞かせを いつもしてくれていた事で、 本が大好きになった。 母に感謝している。 8時間、断眠もなく昏々と眠っていたので 目覚めた後、気分はスッキリしていた。 日々の睡眠にも波がある。 断眠ばかりして熟睡できない日もあれば、 ぐっすり眠れて爽快に目覚められる日もある。 今日は熟睡できたので 朝の抑うつ感は大分薄れていて、 「私は生きているべきではない。疲れてしまったんだ」 という想いからは少し離れられた。 未来に何の希望も持てないという事は 変わらないけれど、 生まれてきた限り、命を全うせねばならない。 母と共に生きていく。 そう決めたのであるから、母を遺して 死んでしまう事はできない。 だが、うつ病の症状は生きる事だけでも 困難に想わせる。 今朝から急にうつの症状が酷くなったので もしかしたらPMSの症状が 出始めているのかも知れない。 私は、小さい頃から自分の事が大嫌いだった。 “自己嫌悪”という言葉を知らない頃から、 そのような気持ちを抱いていた。 妹や弟の模範となる【お姉ちゃん】に ならねばならないと、 そう母から毎日言い聞かされ、 不器用で要領も悪い私は、必死に努力した。 でも、母の考えるような【模範的なお姉ちゃん】には 中々なれなくて、毎日怒られていた。 無論、打擲されていた。 殴られたり蹴られたりする度、 「私は駄目な人間なんだ。どんなに頑張っても駄目なんだ」 と途方に暮れた。今想えば、 無力感に苛まれていたのであろう。 「私は駄目な人間だ」 そういったレッテルを、自分自身で貼り付けた。 だから、未だに自分に自信など持てないし 好きにはなれない。 それが何故か、痩せるという事で 自分を変えられるといつしか考え始め、 ダイエットをした。 外見は変わったけれど、無論中身は変わらなかった。 そして、小さな頃からのプロセスもあり、 このダイエットが切っ掛けとなって 病気になった。 その糸は、酷く絡まっていて解くのは難しく、 だから治るのも時間をかけねばならない。 焦れば焦るほど、この病は酷くなる。 だから、自然に落ち着いている状態というのが 大切なのであろう。 それもまた、難しい事であるが。 この頃、酔ってふらふらするという感覚がなくなった。 飲んでいる発泡酒が カロリーの低いものであり アルコール分も3%しかないからかも知れない。 日本酒も、湯呑みに1杯分を 母と分け合うだけなので 今までより大分、お酒を飲む量が 減ってきている。 気分がくさくさしている時などは、 正体を失うほど酔ってみたいと想うけれど、 どこかでセーブしてしまう自分がいる。 やはり、1人で飲んでいても楽しくないし 1人で酔っ払っても面白くも何ともないからであろう。 それならば、少し心地好い程度で 頭もクリアなまま、過ごした方が良いのだろう。 楽しく、面白い雰囲気の中で 呂律が回らなくなるほど酔う事に 少し憧れる。 スーパーへ向かって歩いていると、 道端に白い水仙の花が咲いていた。 嬉しくなって顔を近づけ香りを確かめた。 とても清々しい芳香を放っていた。 何だか元気をもらった気がして、 笑みが零れた。 買い物が終わった帰り、車で本屋へ寄ってもらって、 『Glamourous』という雑誌と 文庫本2冊を買った。 雑誌には、乳がん撲滅キャンペーンの一環として 女性カメラマンの蜷川さんが 女優さんやモデルさんたちがセミヌードを 撮ったものが付録でついているのである。 その中に、観月ありさちゃんも入っているので 購入した。 家に帰って早速母と一緒に見た。 その冊子のモデルとなっている方々は 本当に綺麗だったが、 やはりありさちゃんが特に綺麗だと感じた。 細過ぎず、身体が引き締まっていて 脚もすらりと長く、姿勢が良いので背中から腰にかけての ラインがとても綺麗なのである。 “痩せ細っている事だけが綺麗な訳ではない” 分かっていても、この考えが脳にこびりついている。 少しずつ、少しずつ自分のペースで 病気が治る方向へと歩いていきたい。 因みに文庫本は2冊とも、貫井徳郎のものである。 また、辞書を片手にじっくりゆっくり 読書する時間が増えそうである。 今はそれを楽しみに、やっていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.09 01:27:45
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