凍えたココロ

生きていてもいいのか。

私はこのまま生きていてもいいのか。

そんな愚問を自分にぶつけるけれど

答えなど出ない。

そんな答え自体存在しないからであろう。

【生きているから生きていく】

それ以外には何も考えられない。







今朝から魂が抜けた、腑抜けのような

状態が続いている。

毎週の“楽しみ”がなくなるという事は

こんなにも全てが色褪せてしまうものだとは

予想だにしていなかった。

こころにぽっかりと穴が開いたようで

それを必死に食べ物で埋めようとした。

結果、立て続けに過食と嘔吐を

４回繰り返す事になった。

そして、ぶっ倒れるように眠った。

その所為だろう。心身の具合が酷く悪い。







主治医が貸して下さった本を少し読んでみた。

でも、怖くなって閉じてしまった。

【トラウマ】に関する本なので

先ず、自分と向き合わねばならないからである。

今はまだ、こころの傷と向かい合う

余力が無い。

そうやって逃げていては、

何の解決にもならない事は承知しているが

無気力で、虚無感ばかりが漂っていて

また歩き出すために

力を蓄える必要があるかもしれない。

とはいえども、毎日こころが休まる時など

ないけれど

無理だけは避けたい。







車で５分ほど走った所にある

大きな河原には、菜の花が満開だと

母が言っていた。

まるで黄色の絨毯のようでとても綺麗だと。

桜はまだ、咲いていないらしい。

去年、近所のリカーショップがつぶれてしまった頃、

他の店まで車で買いに行っていた。

いつもこの河原が見える道を通り

母と２人、車を停めて

菜の花を見たり桜を眺めたりしたのを

ふと想い出した。こころが休まった事も。

母と共に、美しいものを堪能する時間。

その想いを共感する時間。

それらを大切にしたいと考える。

大切な人と想いを共有する事から、

こころは解れていくかも知れない。

ゆっくりやっていこうと想う。