|
カテゴリ:抑うつ感
突然、頭の中に響く声は 「どうして私は生きているんだろう」 という、私を奈落の底へ突き落とす言葉である。 その言葉は、ずっとずっと 頭の中そして身体中を血液と一緒に 廻り続ける。 妹の結婚式まであと6日。 カウントダウンが始まった。 こんなに喜ばしい事はないのに、 私はそれまでにこなさねばならない 様々な用事を想うと落ち込んでしまう。 一応、水曜日の夕方にカラーリングの為 美容室に予約は入れた。 デジカメも、説明書を隅々まで読んで 使い方を大体マスターした。 試しに今朝、植え込みの花を撮ったら とても鮮明に、綺麗に写っていた。 1つだけ、“やらねばならない事”をこなせて ほんの少し、安堵した。 後は、使い方を母に教えるだけである。 もう、シャッターを押せば撮れる状態にすれば 良いだけではあるが。 デジカメの色は、母の愛車の色とお揃いである。 とても小さくて、メニューボタンは扱い辛いけれど 何とかなるであろう。 だが、相変わらずうつ状態は続く。 自分が生きている事に対する申し訳なさ。 毎日の、過食と嘔吐。 その他病気のあらゆる症状。 気力ばかりが消耗していき、 息をしている自分を漫然と感じているだけである。 そう。漫然と、生きているだけの自分。 これが赦せないのかも知れない。 頑張ろうと想ったら、途端に挫ける。 まだ、カーテンを開けて太陽の光を浴びる元気もない。 暗い部屋が、余りにも自分にしっくりとしていて 脆弱な自分が憎々しい。 相変わらず、母の前では 条件反射のように笑顔になっている。 声をあげて笑っている自分に違和感を覚える。 もう少し、こころの叫びに耳を傾け 素直に生きねばならないと考えるが、難しい。 イメージは、霞草と考えてみる。 真っ白で、柔らかくそして可憐で儚い。 けれども、他の花々を引き立てる素晴らしい花。 花屋でその花を見つけたとき、こころが奪われた。 そんな風に生きてみたい。 少しずつ、やっていこうと想う。 うつ状態が酷くなって、音楽が聴けなくなった。 調子が良いときは、音楽を流しながら 読書をするのが唯一の楽しみだったのに 今は、TVの音量もかなり小さくして 本の“ストーリー”の中に埋没する。 本の内容はフィクションだから、 とても楽なのかも知れない。 うつが酷くても、読書できる力が残っている事は 救いである。 そうした、“ゆったり出来る時間”を大切にして 妹の結婚式には、こころからの笑顔で祝福しながら 出席できるよう今から努力したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.21 21:08:03
[抑うつ感] カテゴリの最新記事
|