|
カテゴリ:日常
耐えられない痛み。 毎月訪れる、痛み。 下腹部と腰にかけて疼痛が走る。 ロキソニンがないと、過ごせない日々。 月経の際、腰が痛む症状が出るのは 子宮後屈だからだと聞いた事がある。 これは、祖母から教わった体操を ずっとしていなかった所為で 身体に歪みが生じてしまったのであろう。 骨盤が歪むと、内臓も歪む。 それは、病気に近づく事でもある。 手首の切り傷という、自分で創った傷の痛みは 平気だけど 私は毎月、この痛みに耐えるのには もう辟易している。 PMSの症状の1つ、抑うつ感は薄れるので 助かるが、その分痛みが襲ってくる。 消炎鎮痛剤は、胃を荒らして 胃腸の弱い私は胃痛にも苦しむ事になる。 生きている事で、痛みにまみれるこういう日々が 何とも滑稽だと自分に対して嘲笑が漏れる。 母は、本当にとてもとても辛そうである。 何をするにも痛みが伴うのだから、 苛々するだろうし、もどかしいであろう。 美容室へ行く前までは、当たり前に出来ていた事が 今はスムースに出来ないというのは 凄いストレスだと想う。 私は、そんな母を見ていると自分の事のように苦しい。 もしも神様がいるのなら、 母の怪我を私の足に移してほしい。 「苦しむのは私1人で充分でしょう!」 そう、言いたい。 どうして、母までもこんなに苦しめるのか。 母は、私のことを想って苦しみ、その上怪我までして 痛みで苦しんでいる。 そして働けないもどかしさで苦しもある。 4日後の結婚式だって、まだ多分、 怪我は治りきっていないだろうから 黒留袖を着たりそれで動いたりするのは 困難が伴うと想う。 そして、母は怪我をしていてもビールだけは飲むので 治りは少し遅いかもしれない。 無力な自分。非力な自分が露になり 情けない事この上ない。 またタイミング悪く、身体の不調が続く。 下腹部と腰の疼痛、その痛みによる吐き気。 母を助けたいのに、足手まといになりそうで怖い。 車の運転が出来るのは家族で他には妹と弟だけである。 しかし今日は雨が降っているからと弟が家に来なくて 妹が病院へ連れて行ってくれた。 丁度、姪っ子を幼稚園に迎えにいくところだったらしい。 妹も、母の姿を見てショックを受けたようだった。 松葉杖をつく母の姿は、私の胸を衝く。 「負担になってはいけない」 「これ以上心配を掛けてはいけない」 そういう想いと共に “心細さ”がふとこころを過ぎる。 「時計を、母が美容室へ行く前までに戻せないだろうか」 という夢物語ばかりが頭に浮かぶ。 そしてまた願う。 「母さんの痛みをこの私の身体に半分以上分けてください」 叶わぬ願いを。 私が出来る事など、高が知れている。 ちょっとした家事の手伝い、 買い物をすべて担う事・・・ 後は母の傍にいる事くらいだろうか。 本当に何も出来ない。 私には看病がどういう事か分からないどころか 未だ看病が必要な人間であり、 情けなくて情けなくて涙が出そうになる。 母の心細さも、心許なさも、寂しさも 受け止められず、成す術もなく見ている事しかできない。 私は、やはり欠陥人間だと考える。 美容室へ行けた事が、今日唯一頑張れた事かもしれない。 母も喜んでいた。「よく行けたね!」と。 朝の過食と嘔吐をしないで たっぷり眠ったのが良かったのだろう。 予約している時間を守れた。 いつもと違う美容室なので行く前まで凄く緊張した。 しかし、入店した途端、緊張は解けた・・・ というよりも、半ば解離していたと想う。 ふわふわした感じで、美容師さんたちと会話していた。 カラーの色合いと、前髪の長さという 重要な部分だけは確実に伝えられたが、 他の事は余り覚えていない。 16時半から19時近くまでかかったが、 あっという間だった。 顎の下5cm位まで伸びていた前髪も、 眉毛が見えるくらいまでカットした。 すると、かなり幼い感じになった。 というよりも、前髪を伸ばしていた頃 かなり老けて見えていただけかも知れないが。 また1つ、やらねばならない事をこなせた。 もう、パーマをかけるのは諦めた。 まだ良い感じに残っているから、式場で アレンジしてもらったらそれで構わない。 後1つは、祖父母と洋服を買いに行くだけである。 明日はゆっくり休んで今日の疲れを取る。 残りはあと1つ。頑張ろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.23 21:38:34
|