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2008.05.15
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カテゴリ:想い

夢に、父が出てきた。

夢に出てくるのは1年に1回

あるか、ないかの頻度である。

そしてまた、現実に会う事も

1年に1度あれば良い方である。







夢の中で、私は車に乗っていた。

5~6人でドライブをしていた。

ゆったりとした車なので

それだけ乗っていても窮屈さは感じなかったが

父が隣に座っていたので緊張した。

矢鱈、私に馴れ馴れしく接してくる父に苛立ち、

無視したり素っ気無い態度をしたりしていたら、

同乗している人々から白い目で見られた。

また、責められた。

それに乗じて父は益々馴れ馴れしくなり

肩を触ってきたので、私は叫んだ。

言葉にならない何かを。


とても後味の悪い夢だった。







未だに私は、父の目を見て話す事ができない。

妹が生まれてから

父による精神的虐待が始まった。

言葉の暴力は日常茶飯事で、私は1日に何度も

自分の人間性を貶められた。

同時に、育児が大変になった母も

常に苛々していたから

私は打擲されていた。

3歳の頃、私は絵本の中に救いを求めた。

ただ、その頃はまだ、

母は私を打ったり蹴ったりした後、

「自分がちゃんと悪いと分かったら良いんよ」

と言って、泣く私を抱きしめてくれたので、

まだ救いはあった。

母は、私を護ってくれる存在だと想った。







やがて、弟が生まれた。

弟もまた、父に可愛がられた。

私への憎しみの言葉は、エスカレートした。

それでも、

「妹と弟を優先しろ。何でも自分が犠牲になるのが

 当たり前だろうが」

「お前は姉ちゃんの癖に情けない」

容赦ない言葉を浴びせた。

でも私は、妹や弟に対する恨みの気持ちは皆無だった。

まだその頃は、父に対しても認めてもらいたくて

憎む気持ちも無かった。

父の事を忌み嫌い、憎むようになったのは、

母に対して一方的に怒鳴りつけ、束縛が強くなり

自分勝手さが目に余るようになった

小学5年生の頃だったと想う。


その頃から、私は全く父と口を利かなくなった。

そして、両親は離婚した。







離婚後、調停での約束により

妹と弟は隔週で土日だけ、

父と会う事になっていた。


なので、今でも妹は父と仲が良いし

月に1度は会っている。

また、父も孫に会う楽しみもあるのだろう。

弟は、彼女の家や父の家を泊まり歩いている。

弟も父から可愛がられたので、殆ど避けるような想いは無いだろう。

ただ私だけ、幼い頃から酷い扱いだったので

それが傷となっていて

上手く父と向かい合えない。

もうすぐ還暦を迎える父。

昔と比べて身体も弱くなっているし、勿論老けた。

その姿を見ると哀しくなるから

普通に接したいけれど、

こころのどこかで何か泣き叫ぶものがあり、

私は父の見て話せないし、素直になれない。

許したいと想っても、難しい。

過去の事なのだから、水に流せばいいのに

という簡単な問題でもないようで、

私はただ、後悔したくない気持ちと

幼い頃から抱いている気持ちとで

複雑に拮抗する想いに苛まれる。







血が繋がっている、唯一無二の父親。

夢に出てきた事で過去の事を想い出したが、

現在は一生懸命働き、母を苛めた血も涙も無い冷血な兄弟を見放し

独りで生きている。

分かり合うのは、一生無理だろう。

父には妹と孫、弟しか見えていない。

私はあの頃、母を護る為に必死だった。

母が泣く姿、母が一方的に罵られ、

無駄に大きな声で怒鳴りつけられる姿は

忘れられないし、そうする父を憎んだ過去も消せない。

だが、現在の父は、少し違うのだろう。

妹も、父について話す際、

「前とは変わった。あの兄弟とも縁を切ったし、

 やっと自分がお母さんにしてきた事を分かったみたい」

とも言っていた。

私なんかが許す・許さないなんて偉そうな事を

言えたものではないが、

夢に出てきた事を切っ掛けに、

少し父について考える時間を持つのも

悪くないと感じた。

主治医にこの事を言葉にして話す事で

傷口に薬を塗れるのだろう。

しかし、何事も少しずつ、焦らないでやっていきたい。






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Last updated  2008.05.15 21:06:30
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