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2008.05.20
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カテゴリ:想い

一旦、うつ状態に陥ったら

後は只管静かに過ごすしかない。

今にも暴発しそうなこころを宥めすかし、

呆然と一点を見つめて

ただ、自分は生かされているのだと痛感する。







堕ちていても、読書だけは出来ると分かった。

今読んでいるのは、乃南アサの作品。

『風紋』上下巻を読み終え、

その続編である『晩鐘』上巻を読んでいる。

この作品は、かなり重いテーマの物語である。

様々な人間の想いが錯綜している。

特に、真裕子という登場人物の心情が

ぐさぐさと突き刺さってくるような感じがする。

そして、共感するセンテンスがあった。

>―何も期待しない。しちゃいけない。

>最後には裏切られると肝に銘じるべきだ。

>そのことさえ忘れずにいたら、これ以上は傷つかない。


(『晩鐘上巻』352頁5~7)

この、真裕子という登場人物が背負っているものと

私が背負っているものは異なっているが、

“生きる事の苦しみ”

に関して、似通った考えを持っていると感じた。

最初から期待しなければ、絶望を味わう事もない。

小さい頃から病気を患い、学んだ事である。


この作品について、一言では説明できない。

とても、内容のぎっしり詰まった

読んでいてとても惹きこまれる作品である。

本屋で、この作品に出会えて私は本当に嬉しい。







時に、がっかりする作品に出会うこともある。

私は普段、文庫本を買う事が多い。

背表紙に少しその作品について説明が書かれているからである。

それに少し興味が持てたり、またその本自体に厚みがあったりしたら

買うようにしている。

けれども、時に損をしたような気分になる本に出会う事もある。

購入するのは、サスペンスやミステリ系が多い。

余り、恋愛もの等にみられる甘ったるい作品は買わない。

しかし、サスペンス・ミステリ系でも

使い古された結末が最後にあると、

落胆が隠し切れなくなり、苛立ってしまう。

分厚い本を買うので、それなりに時間をかけて読んだ本が、

呆気ない結果で終わってしまうと、

本当にがっかりする。

先日も、そういった作品に出会った。







その作品は、前作が面白かったから、著者の名前と

本屋のPOPで述べられていたものを読んで

買ってみた。


それなりに厚みもあったので、時間をかけられると感じた。

けれども、期待は裏切られた。

私はこのブログで沢山間違った日本語の使い方をしているので

偉そうには言えないけれど、

書籍になっているのに、変な日本語が多いのには辟易した。

それでも少年の殺人事件、卵子提供による妊娠など

現在の世相をなぞる物語なので読み進めた。

しかし、前作はそれなりに心地好い終わり方だったものの

この作品は、適当に結末を考えたとしか想えないような、

稚拙な終わり方だった。

最後まで謎だった、殺人事件を起こした少年が残した

暗号みたいなものも、

もう沢山の作家が使い古した解き方だったので

余計に落胆した。

時間をかけて読んだのに、結末がこれなのかと想うと

使ったお金や時間がもったいなくなって

思わずその本を放り投げてしまったほどである。

しかし、今読んでいる作品は本当に興味深い。

それで救われている。


上下巻、それぞれ千円近くするほど

分厚く、内容がぎっしり詰まっている。

ゆっくり時間をかけて嗜みたい。







飲酒量が増えている。

少し、体調も悪い。特に、胃腸の具合がおかしい。

こころも、訳もなく苛立つ事が多いため、

捻くれ、ねじまがっていて自己嫌悪を感じる。

自分が、どんどん厭なヤツになっていく。

もう少し、落ち着いて過ごしたい。

もっと、柔らかく、花を愛でるように

温かい気持ちで。






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Last updated  2008.05.20 20:53:38
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