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カテゴリ:日常
今朝まで降り続いた雨。 傘に落ちる雨の音を聞きながら、 雨粒が水溜りに波紋を広げるのを 飽きずに見ていた。 少し、懐かしい気持ちになった。 やがて雨は止み、 昼には燦々と陽光が降り注いでいた。 腹痛、腰痛は和らいできているが、 身体と頭が怠く、重い。 ただ、毎夜その日初めて摂取する アルコールである、 ブラッディメアリーが美味しい。 体調が芳しくないので、 ウォッカは微量にして、 トマトジュースをたっぷりという 割合にする。 優しい味がする。 そして、暫しぼんやりしていると 段々リラックスしてくるのが分かる。 ウォッカは微量でも、アルコール度数は高いので 凝り固まったこころや身体を解してくれる。 ただ、もう甘いカクテルが飲めなくなった。 何故か最近、涙もろくなった。 一人でいる時には良く泣く。 最近泣いたのは、週に1度夜中に再放送されている 『僕の歩く道』を観た時だった。 このドラマは、毎週観る度、泣いている。 テルの、ひたむきな努力、 “出来る事を一生懸命やる”その姿に 胸を打たれる。 絶対に、文庫本を買おうと想った。 でも、1人じゃないと泣けない。 映画『相棒』を観に行った時も、 隣に母が居たのでぐっと来たシーンでも 何故か我慢してしまった。 水谷豊さん、西田敏行さん2人だけのシーンでは もう我慢できずぼろぼろと泣いたけれど。 歳を経るごとに、涙腺が脆くなっている。 母が元々涙脆い人なので、 きっと遺伝なのかもしれないと感じる。 感動的なものを観て泣けると、 不思議にこころがすっきりとする。 この涙は、凄く清々しい。 自分の事では、泣けない。 泣きたいほど、日々が重苦しく辛い。 摂食障害の症状は、酷く虚しさを覚えるときもある。 罹患した頃は、食べたり吐いたりする事を 止められない事が哀しくて苦しくて やはり1人、泣いた事もあった。 14歳の頃は、殆ど毎日のように泣いていた。 それは、この病気の事で母に責められたり、 分かってもらえないと悩んだりするからだったのだろう。 けれどいつしか、この症状に この苦しみに麻痺してしまった。 漫然と生きるようになってからは、特に。 傍目からすると、壮絶な毎日だけど、 私にとってはぼやけた毎日に見える。 雨の音は、家の中に居る間だけ 優しく耳に響く。 5月ももう直ぐ終わるから、晴れると 暑く、少し過ごし難くなった。 けれども、雨の日は涼しく、心地好い。 雨のにおいは、懐かしさを呼び起こす。 太陽のにおいは、温かさを喚起する。 焦るのはやめて、もう少しゆっくりとしたペースで 過ごしたいと改めて考えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.25 21:12:46
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