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カテゴリ:抑うつ感
昼間はまるで夏のように暑いけれど、 夕方になれば、涼しく心地好い風が吹く。 洗いたての髪がなびいて 頬を撫でていく風にこころを委ねる。 そして、深呼吸をすると、 何だか身体の中が綺麗になる気がする。 すっきりした、気持ちになる。 鬱々とした気持ちは、徐々に晴れつつある。 けれども、疲れている。 こころの中で渦巻くどす黒い感情、 粘り気を帯びた、暗い暗い想い。 それは、“死へと向かう想い”である。 常に、後ろ向きでいけないなと考える。 折角、空は気持ちの良い夕焼けの色を広げているのだから、 せめてそんな時間は、前を向き 背筋を伸ばして過ごしたい。 切羽詰っていると、自分の殻に閉じ篭ってしまう。 そうなると、傍にいる人を慮れなくなる。 特に母は、毎日お仕事で疲れているのだから もっと気遣わねばならないのに、 私はもう、自分の事で精一杯になっていて 母との間に流れる空気も滞ってしまう。 これではお互い、とても哀しく寂しい。 できれば笑顔で、楽しくお喋りをしながら過ごしたい。 他愛ない事を。どんな下らない事でも。 そういった毎日が、こころを解してくれると考える。 時には、母の悩みや哀しみを聴いたり、 私も伝えたりして、 関係を築いていきたいと想っている。 まだまだ、私と母との関係は 構築途中なのであるから。 生きるという事は、楽しい事、喜ばしい事ばかりではない。 辛い事、苦しい事の中に、 それら幸せな気持ちになる事柄がちりばめられているから、 生きていこうと想えるのだろう。 でも、努力しないと喜びや楽しみなど “幸せな事柄”は見つけられない。 不幸せな気持ちに埋もれてしまうと、 暗い気持ちで視界が霞んでしまうと 生き難くなる。 少しでも、生きていく道、歩く道に ちりばめられている“幸せ”を 見つけられるよう 笑顔を忘れないようにしたい。 笑顔でいれば、こころは不思議と明るくなるから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.26 20:49:09
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