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凍えたココロ

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2008.06.21
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カテゴリ:無力感

最近、熟睡できない。

できないと言うよりも、

意識的にそうしないようにしている。

お薬を調整して。

それは、もしも私が強いお薬を服用し、

10時間以上目覚めないという状態になっている時、

祖父に何かあったらどうしようという

気持ちが強いからである。







1年位前から、その強いお薬は

熟睡できなくなる時期に限って服用していた。

1ヶ月に1週間ほど、毎日服用するだけである。

しかし、そのお薬は毎日2錠ずつ処方されている。

今やもう、そのお薬は

全て服めば死んでしまえるくらい、お薬袋に入っている。

「これさえあれば、死にたくなったらいつでも死ぬことが出来る。」

何故か、そういった安堵感さえある。







祖父が転院してから、

まだ会いに行けていない。

毎日、祖父の事を想わない日は無い。

いつでも会いに行きたいと考えているのに、

如何せん、身体が動かない。

また、そういう自分に苛立ち、腹が立ち、

憎くて仕方がなくて

アルコールに逃げる兆候が現れている。

過食と嘔吐、眠っている時間以外は、

発泡酒を飲んでいる。

何も食べずに。

しかしやがて、その飲酒が切っ掛けで

過食へと繋がってしまうのであるが。







現実が、近付いたり遠ざかったりしている。

今を生きねばならないと分かっているけれど、

この現実を受け容れるのは

私にとって遣り切れなさが先立ち、

つい逃げようとしてしまう。

逃げる先は、“病症”であると感じる。

祖父は、こんな私よりも

もっともっと辛く苦しい想いをして

過ごしているというのに、

私は楽な方へと逃げようとする。

だが、よく考えてみると

病症は決して楽なものではない。

深く深く心を探れば、

過食と嘔吐をしたり、アルコールを飲んだり

することは、

“自傷のひとつ”

と受け止められなくもない。

実際に、手首を切ることは赦されないので、

過食や嘔吐という、苦しい想いをしたり、

昼夜構わずアルコールを身体に入れて

内臓を壊す方向へ持っていく事で

自分を傷つけているような気がする。

阿呆だとしか言いようがないけれど、

私はそうする事でしか精神の均衡を図れない。

どんどん、自分が汚れていくのをつぶさに感じる。







時に、私は死んでしまいたいと考えている事に気付く。

未来など無いのだからと。

もうこの先、長くは無いのだからと。

希望に満ち溢れた何かなんて、

決して訪れないのは分かっているのだからと。

だけど、祖父母や母が生きている限りは

私も生きていなければならない。

祖父が倒れたというショックからは、

生きていてくれたからこそ

少しずつ立ち直りつつあるけれども、

死に向かっているという事を覚悟しなければならない。

けれど、私は大切で、愛している人の死に

直面するのが一番怖い。

自分が死ぬことよりも、怖い。

母は、人が死んでいくには順番があると言ったけれど、

私はそんな事を無視したい気持ちに駆られる。

早く、自分を消してしまいたいと強く願ってしまう。

けれども、祖父との残りの時間を

もっと沢山一緒に過ごしたいと切に願う。

今は心身の具合が悪く、動けないのは仕方ないが、

少しずつこころの整理をして

祖父と過ごせる時間を増やしたい。

そしてまた、毎日祖父の所へ行っている

祖母とも一緒に過ごす時間が増えればと考える。

祖母はお喋りが大好きなので、

話し相手になれたらと、想う。





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Last updated  2008.06.21 21:29:18
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