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2008.07.05
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カテゴリ:想い

いつの間にか、文月。

それも5日を迎えている。

今年ほど、月日が流れるのを

物凄く速いと感じた事は無かったかも知れない。







5月30日に祖父が

脳卒中で倒れた。

その後は、目紛るしく時間が過ぎ去っていった。

祖父に会いに行けていた毎日。

ところが突然、身体が動かなくなり

会いに行けなくなった日々。

こんなにも強く、強く祖父に会いたいと想っているのに

何故か身体が動かない。

主治医はそれを、

「会いに行かねばならないと“義務感”のように感じていて

 それが更に身体を動かなくさせている」


という事を仰っていた。

祖父に会いたいという想いが、

“~~せねばならない”

という、強迫観念に近い想いとなっていて

今のこの衰弱した心身状態では

その行動が無理だから、身体が動かないということなのだろう。

何れにせよ、悔しくて哀しくて情けなくて仕方がない。







祖父は、少しずつ快復の兆しを見せている。

中々言葉を喋る事はできないものの、

先日は、左半身の力だけでベッドの上で起き上がった。

もう夕刻で夕飯も済み、眠るだけだったが

母が帰ると言った途端に、

必死に起き上がろうとしていたそうである。

母は、

「じいちゃんも、帰りたいんかも知れんね」

と言い、私もそう想った。

そして、リハビリの際には

自ら立ち上がろうとしていると聞いた。

その、生命力の強さを感じ

胸が温かくなった。そしてもっと応援したいと想っている。

また、右半身の自由は失ったものの、

左半身は力強く動くため、

いつの間にか衣服のボタンを外したり、

オムツのテープを外したりしてしまうそうである。

だから、1日中祖父は左手に手袋をはめられている。

祖父は、想っている事を言葉に出来ない。

そのもどかしさから、その動く左手で

衣服のボタンを外すなど何か表現しているのだと

私は想う。


けれども、オムツまで外してしまったら、

病院側が困るので手袋をはめるという処置に至ったのであろう。

祖父の唯一の自由が奪われているような気がして、哀しくて仕方がない。







今度の火曜日こそ、祖父に会いに行けると想っている。

早い時間に家を出なければならない訳ではないから。

毎日、祖父を想っている。

毎時、想っている。

何かしているときにもふと、祖父の顔が浮かぶ。

祖父の笑顔や声、様々な表情・・・。

胸がぎゅっとなる。

そして私は何故かどんどん堕ちている。

無理矢理やっている過食と嘔吐。

お薬を服用しないと得られない僅かな睡眠。

起きている間はずっと、自分を責め苛む。

梅雨が明けてしまって

なにやら夏がやってきて

私はまた去年と似た苦しみを味わう。

その繰り返し。

祖父母と母が生きている限り、

私は生きていこうと想っている。

でも、それ以降は分からない。

祖父母と母がいないこの世の中なんて、

私にとっては何の意味も無いものだから。

自分の寿命は決まっている。

そう想えば、少しはこころが楽になる。

生きている限り、迷惑をかけ続けてしまうけれど

それをなるべく小さいものにするよう

努力しながら生きよう。







それにしても、梅雨が明けたというのに

激しい雨が降り、雷が鳴っている。

植え込みにいる

桃の木は、その雨水を飲み

益々上へ上へと伸びていくのだろう。





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Last updated  2008.07.05 03:33:32
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