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2008.07.24
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カテゴリ:想い

妹が、ドメスティックバイオレンスの

被害に遭っている事を

21日月曜日の朝、知った。








その朝私は、お薬を服用して

床に就いたところだった。

そこに、妹から携帯に電話が掛かってきた。

「もしもし」

と普通に出ても、妹は無言だった。

しかし、嗚咽と共に段々しゃくりあげる声が

聞こえてきた。

「おねえちゃん、なんか、精神安定剤、ある?」

徒事ではないと察し、早く家に来るように言った。







数分後、妹は姪を乗せて車で家に来た。

旦那を会社に送ってきた帰りだという。

既に泣きじゃくっていて、取り乱していた。

姪は、そんな妹の頭を撫でて

「ママ、怖い夢みたんよね。大丈夫よね」

不安そうな顔をしながらも、慰めようとしていた。

母の部屋に入り、姪には私の寝室で

TVを観ていてもらい、

妹の話を聴いた。







その話の内容は、まさしく

DVであり、それもかなり

酷いものだったので

涙が流れ、胸は鋭いものでぐさぐさと

刺されているような感じがした。

身体的な暴力は、

“床に突き倒され、頭や背中を

容赦なく滅茶苦茶に蹴られ続け

気を失った。

救急車で脳神経外科へ行った結果、

脳が腫れていたという事だった”


というのが一例である。

精神的な暴力は、数え切れないほどで、

それは下劣であり卑劣極まりないものである。







妹は、以前にも記述したように

朝、旦那と子どものお弁当を作り

朝食も作る。

旦那を会社まで車で送り、

子どもを幼稚園バスが来る場所まで連れて行く。

そして、妹も仕事へ行く。

食費を削るため、妹は昼食を

食べないか、野菜ジュース1パックだけ

という事が多い。

仕事帰りに幼稚園へ子どもを迎えに行き、

そのついでに夕飯の買い物をする。

旦那は我侭で、食卓にお肉とお魚そして副食が2品以上

上っていないと不機嫌になり、妹に当り散らす。

大変な想いをしながら夕飯の支度をした後、旦那を会社に迎えに行く。

そんな、遊ぶ暇も、娯楽のための買い物をする暇もない

生活を送っている。

何故なら、

旦那の給料だけでは生活できないから、

妹が日払いの派遣バイトを

しなければならないからである。

しかも今ではお給料の前借をしている状態である。


実際、妹はこの1年、

洋服も、下着すらも新しいものを買っていない。

あんなにお洒落で流行に敏感だった妹が。

お金の大半は、旦那の食費・酒代・煙草代に使われる。

食べる量が物凄いのである。

私が過食の時に食べる位、毎食時、食べている。

また、お酒も凄く飲む。

なのに、あの男は、

仕事関係の人と浮気しているんだろうとか、

疚しい事をしているんだろうとか

何とも妄想のたくましさを発揮して

妹をねちねちと責めている。

時に、暴力を加えながら、どんなに否定しても、

謝っても、止めないという。

驚いたのは、それが結婚前から続いていたという事である。

私達家族は、あの男の外面の良さに

まんまと騙されていた。

また、そんなに妹が苦しんでいた事を

こんな苦しく、PTSDという病名を付けられるまで

気付いたり感じ取れなかったり出来なかった事が

物凄く悔しい。情けない。哀しい。

妹の傷は、計り知れないほど深いものだと想う。







今の旦那は、妹が再婚だという事を知っている。

前回の結婚が破綻したのは、

元夫のドメスティックバイオレンスが原因だったという事も

勿論知っている。

それを承知していながら

平気で妹に酷い暴力を振るうのだから、

私は絶対に、あの男をゆるさない。







月曜日、午前中のうちに母にも連絡した。

母は、午後のお仕事をキャンセルして帰宅し、

妹の話を聴き、抱きしめていた。

また、旦那も話したい事があるというので

妹達の家にも行ったが、

旦那が言う事といったら、噴飯ものだった。

自分の愚かさを露呈するもの。

自分に起こる悪いこと全てを、妹の所為にしているのである。

そして謝罪を求め、妹が謝っても

決して許しはしないといった状態。

けれども、子どもだけは可愛いから、可愛がる。

物を与えたり、我侭をきいてやったりと

好き放題させるので勿論、子どもは男に懐く。

まだ、物事を判断できる年ではないから。

もう、これ以上綴る事が苦しくなってきた。







救いは、弟が居る事である。

全面的に妹の味方であり、姪を愛している。

姪を心から愛しているのが分かるのは、

生まれたばかりのその命を胸に抱いたときから

自分もこの子を護らねばならないと

考えたからだそうである。

哀しい事に、姪が妹のお腹の中にいた頃も、

元旦那から暴力を振るわれていたから・・・。

どうして、妹だけにこんな哀しみが繰り返されるのだろう。

去年、大親友だったKちゃんを喪ってから、

妹は少しずつ弱ってきてしまっている。

妹は、言った。

「今までは子どものために生きなければと

 想っていたけれど、

 もう、子どもは誰かが育ててくれた方が良いんじゃないか、

 私は死んだほうが良いんじゃないか、

 死んでしまいたい」

そう、妹は泣き腫らした目蓋から

また新たな涙を落としながら。

暴力を受けると、自尊心を傷つけられ、

人の尊厳をいとも容易く奪ってしまう。

そして、自分は暴力を受けるに値する

人間なのではないかと貶めてしまう。

私は、自分の非力さが、無力さが、これほど悔しい事はない。





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Last updated  2008.07.24 03:05:33
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