池袋に行くと満開の桜が目に止まったので、ちょっと寄り道をして公園に足を運んでみた。　きっとお花見をしている人たちが沢山いるのだろうと思っていたのだが、皆ただ座ってる人ばかり。　普通の待ち合わせの場所そのままの風景で盛り上がりに欠けている。
　不思議に思って横の看板をみると「犬禁止、キャッチボール禁止、飲食禁止…」等の禁止事項だらけ。　どうりで、皆座ってるか将棋をしてるかだけなのか。

　公園の目的ってなんだっけ？座るだけ？と思いをはせながら園内を通り抜けて行くと、今度は金網に囲われた小さいコートが横にある。　バスケにしてはゴールは無いし、サッカーやテニスにしてもブロック壁が一部にちょこんとしか無いし、どのスポーツに照らし合わせても何か不自然だ。　いや、スポーツと考えてる事自体が間違いなのかもしれない。

そう思いコートの入り口の看板を見ると、そこには「キャッチボール場」の看板が！
　 きゃ、キャッチボール？！　キャッチボール専用のコート？　バット禁止！？　　キャッチボールのスポーツ化の波は、知らぬ間にもうそこまでやって来ているようです。

　 都会に上京してきて長い間経つけど、カルチャーショックのロマンは、まだまだ残されているようです。

by Tシャツショップ ice-mix