先週、月曜日の出来事です。
朝、家を出る3分前に
長女 「お母さん、小さい頃の写真ちょうだい!」
母 「えーー、全部、引越しの段ボールに入ってるから今すぐに出せんよ。」
長女 「えーーー、じゃあいいや私の小さい時を教えて」
母 「そんなの急に言えないでしょ?!宿題なの?」
長女がおずおずと出したプリントには
1/2成人式を成功させよう!
お家の人にインタビューしてこよう!
と書かれてありました。
プリントの日付を見ると、あなたねぇーーー1週間前にもらっているじゃないの!
週末を含めた1週間、聞く時間があったじゃないのーーー
3分クッキングじゃないんですからね。
「まず1歳のころは..」「そして、こちらに写真をご用意してます~」
なんて、段取り良く出せませーーん
インタビューの項目は、生まれる前から3年生まであり、
1年ごとにエピソードを書かなければなりません。
きっと先生は、子どもからのインタビューを通して、
昔を振り返りながら我が子を愛おしく思い、
子どもは愛情を確認する...
そんな和やかな場面を与えてくれたのでしょうけど、
今置かれている状況は正反対...
まったくーーー!あんたはーーーと怒られている娘
時間がない、長女に聞くと授業は5時間目に行われるとのこと。
よし、わかった!
お母さんが書いておくから、写真も探しておくから
今は行きなさい。
そして、学校に届けるからと約束して長女は家を出ました。
長女の学校では忘れ物を届けるのはOKです。
けれど、恥ずかしいから高学年になると嫌がりますけどね。
さて、まずは写真探しにとりかかりました。
長女の幼稚園時代まで、我が家はフィルムカメラを使ってましたので、
段ボール箱のテープを破って写真を取り出します。
袋を開ける度に、これがね...、
ついつい見とれてしまうのです
あ~..産まれたばかりだ、お座りできた、
ハイハイしてる、笑った顔、パパも私も笑って抱っこしてる..
それからどんどんお姉さんになって、
ままごとしていたり、泥んこ遊びしていたり、
幼稚園時代のあどけない笑顔...
じーっと眺めてしまうのです。
そうなると、あぁ~可愛いな、怒ってばっかりでごめんね
朝、すっごくガミガミ怒ったことを後悔
あっという間に時間が過ぎ去り...
とりあえず、どれを使うのか分からないけれど7枚を選びました。
次に産まれる前からを含めた小さい頃のエピソードを書かなければなりません。
産まれる前からのお話は...
またまた、もの思いにふけってしまう。
パパが
「産まれるまで楽しみに待ちたいから♪」
と性別を聞かず男の子、女の子二通りの名前を考えて楽しみにしていたこと。
10ヶ月で歩いてしまい、ベビーカーが嫌いでいっつも走り回っていたこと。
色んなことが頭に浮かびます。
ちょっとずつかいつまんでエピソードを記入しました。
お母さんが書いたことがバレないように、
後で長女が清書できるよう、
ちゃ~んと小さな付箋に書いて貼っておきましたよ。
それから次の項目に目をやると、
小学1年生からのエピソードは長女が自分で書いてありました。
(東京に住んでいて)近所の友達と公園で毎日遊んだこと。
2年生の時に引っ越すことが決まり、淋しかったけど住所を教え合い
福岡に来てからも文通を続けて友達でいられて嬉しかったこと。
3年生で福岡に来て、初めは博多弁が難しかったけど、
すぐに友達ができて嬉しかったこと。
前向きに頑張っていたんだなぁと読んでいるうちに胸が熱くなって
涙が出てきました。
なんとか時間までにでき上がり、幸せな気持ちで
プリントと写真を持って行きました。
お母さんが届けに来るのを見られるのは恥ずかしいというので、
1時に正門で待ち合わせしてニコニコ待っていると...
ダダぁーーーっと賑やかに友達と正門に走ってきた長女。
そして小声で「ありがとね!」と言うやプリントをサッと受取り
友達とキャーキャー笑いながら走り去って行きました。
もうちょっと感謝の気持ちはーー
と思いたいところですが
でも、友達とワイワイ仲良く楽しそうにしている長女を見たら、
元気な我が子に嬉しくなりました
1/2成人式は20歳の半分である
10歳になったことを記念する学校行事です。
最近はどこの小学校でも授業の中で行われていると思います。
長女達は来月の授業参観で披露するため、
現在準備しているとのこと。
そして、金曜日。
学校から帰ってくると
長女 「今日、先生から褒められたとよ
いろんなエピソードがわかりやすく書いてあって♪」
母 「それ、お母さんが書いたけん」
ハハハ(笑)
38歳、先生に褒められちゃった
すると
長女 「いいやん一緒の思い出なんだから」
まったく...もう~~
ちゃっかりだなぁ...
でも、そうだね、家族の思い出これからも増やそうね♪