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広島に住んでいるから意識する日
なのかもしれない。 ある意味、不思議なくらい日常に溶け込んでいる。 そのようで、やはりこの日は特別。 あの晴れた夏の日・・・ から62年 今年は、36年ぶりにまとまった雨の降った"あの日" 水を求めて彷徨った御霊が求めた水だったのかな。 『広島に落ちたんじゃない、原爆は、広島に落とされたんよ』 (夕凪の街桜の国というこうの史代さん原作のコミック・佐々部さんが監督をした映画のなかで、「夕凪の街」の主人公皆実が疎開した親戚宅に養子に出されていた弟旭に言った一言。) まさしくその通りですよね。 気まぐれで、落ちたんじゃなくて、狙って広島に落とされた。 もちろん、9日の長崎も同じ。 そりゃあ、その日の天気とか色々事情があって、ひょっとしたら、広島には落とされなかったかもしれない。 でも、広島にそれは落とされた。 だからこそ、他の地域に住む人たちより真に迫った話を見聞きする機会も多い。 発信する事も、どちらかといえばやりやすい立場にいる。 ただ、なんだってそうだけど、色々な意見はある。 戦争を体験した人の中でも。 うちの祖父母はよく、原爆にあった人は求めすぎているというようなニュアンスで話す。 本音と建前じゃないけど、どちらの意見も現実だと思う。 70・80になれば、誰だってどこかしら悪くなったりするし、死に行く人も多い。 だから、原爆にあったからといって、さらに支援を求めるのにある意味納得がいかないところもあるんじゃないだろうか。 夕凪の街桜の国でも 『80すぎておばあちゃんが死んだとき、誰も原爆のせいだなんて言う人はいなかった』 (桜の国の中で、旭の娘七波が語る言葉。ただし、この後には 『なのに私も弟も、いつ原爆のせいで死んでもおかしくない人間と思われてるんだよね』と続く。)という言葉がある。 ちなみに、前防衛大臣の『しょうがない』発言にも、過去のことなんだから今更変えようはないし、しょうがないという気持ちは分かるって祖母はいっていた。 言われてみると、闇雲に批判するのも・・・って思う一方、やはり、立場というものをわきまえる必要がある発言だったことには違いないわけで。。 経験者でも捕らえ方は様々。 ただ、この国に確かに戦争があって、広島に世界で始めて落とされた爆弾があることは紛れもない事実。 今でも、毎年何千という人が死んで、ひょっとしたら、皆さんの隣にも、そんな十字架を背負った人がいるかもしれないという事実。 やはり、「忘れてはいけないもの」ではないでしょうか。 もちろん、9日だって、15日だって、それぞれの都市の空襲の日だってそれぞれの人にとって思い入れのある日は違うと思う。 ただ、8時15分と11時2分には一瞬でも想いをめぐらせてもらいたいです。 広島も長崎も同じです。 長崎だけどうも軽んじられてるような気がします。 広島には来る首相も長崎にはこないこと、意外と多いように感じます。 どうなんでしょう。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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