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日本人の私小説が定着したのは、いったいいつ頃なんだろうねえ?
世界で一番古い物語である源氏物語は、私小説ではないけれど、一人称で物語を綴るものは世界に類を見ないほど多いのだそうだ。 これが、日本人の特性らしいね。一人称なら何か書けるけれども論理的な文章を書くのが余り得意じゃないような民族らしいのだ。 そう言えば、浄瑠璃なんかで人情の機微を細かく描写するものなんか上手だよいねえ。やっぱり、そういうのが昔から日本人は本質的に得意なんだろうね。 Blogで自分のことを書いたりする人が多いのも、こういった傾向と見事に合致するようでとても興味深いね。 ところで、日本人が外国語の会話をする場合に、この一人称で物事を考えてしまうっていうのが障害になるという説もあるようだ。それというのも、私は、こう感じるといった要素だけしか会話や文章の表面に出せないからなのだ。客観的視点や対立する物事の比較を経て結論に結びつけたがる西洋的思考とは正反対であったりするのだ。 したがって、日本人の特性として、自分や家族のことについては書いたり話ができるが、それ以外のことについてはからっきし駄目だったりするのである。 こういう特性をふまえた上で、文章を書いたり話したりする練習をすれば、日本人だって論理的思考の元で会話をしたり書いたりすることが普通になるかもしれないのだ。(希望) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.25 22:53:55
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