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もうすでに5日くらい前のことである。
不意に電話が鳴ったのだ。私のところに電話が来るのは、何かの商品の押し売りの会社か、それとも何かの勧誘くらいなものなのだ。 まあー、いずれも迷惑電話であるのに違いはない。 しかし、そのときは違ったのだ。 電話の相手方曰く、「すみません、メロコアが弾きたいんで生徒になりたいんですけど............。」 私、なんだか訳が分からんが、楽器の基本は同じだから、「ああいいよ!」なんて承ってしまった。 当人は高校生だというので、月々の教授料もかかるからきちんと親の承認をもらわないとこちらも困るので、ちゃんと親に話をしなさいと言ってあげた。 それから、まだ承認された旨の電話は、鳴らないのだ。 まあ、感心したのは音楽で身を立てたいというVisionを持っていることだね。音楽専門学校にも進学したいなんて言っていた。 だけど、ああいう所に行っても、自分の個性が磨かれて道が開けるのかと聞かれると、答えは、限りなあーくNOに近いのだよ。 みんな売れ線の二番煎じか予備軍みたいのが大量生産されて、そのうちに飽きられていなくなってゆく...............。 私自身は、自分で創作する術は自分の経験則から答えを導きだせと言いたい。 これ、すなわち、個人個人では同じものを見たり聞いたりしてもそれぞれ感性が違うのだから、同じものに影響を受けても決して同じ作品が生まれることはないと思うのだ。 様々な経験を糧にして、かつ長期的な視野で創作活動をLife Workとしなければ、すべては烏有に帰すであろう。 すべては、各個人の感性の切磋琢磨に始まり終わるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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