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5/20東京の日本青年館において医療の質・安全学会パートナーシッププログラム「医療の質安全を高めるために~事故被害者から何を学ぶか」が開催されました。
主催する医療の質・安全学会パートナーシッププログラムは、医療関係者だけでなく、患者が医療の質・安全に関わるという試みで。 今回は、近年、医療事故被害者の何組かが、医療機関の事故防止研修会などの講師を務める活動を行うということが少しずつ増えてきたのですが、そういう方を何名かをお呼びして、事故被害者が医療者に向けてあえて「語る」背景は何かを共有する会として開催されました。今回の参加者は、医療関係者だけでなく一般にも開かれたものとなった。お陰さまで会場はいっぱいです。 内部告発文書で発覚した医療事故で息子が事故にあい今は新葛飾病院でセーフティーマネージャーとして働く豊田郁子さん。点滴ルートに内服薬を誤注入されたことで愛娘を殺されたが、和解の道を選んだ菅俣弘道さん。消毒薬を誤投与され妻を殺された永井裕之さんのほか。医療事故被害者を招いて職員への安全研修会を開催し、9割以上という医師の高参加率を実現した東邦病院医療安全管理部長渡邉聖さん。そして、菅俣さんの医療事故発生当時の東海大学院長である谷野隆三郎さんという豪華メンバーで、発表とディスカッションが行われた。 今回、画期的なのは、医療事故被害者と加害者が同じ席で、医療事故をなくす(減らす)活動をしたという事実である。 これは、事故の加害者と被害者が和解したということだけでなく、共に同じ目標のもとに立って活動をしているということであり。幸いにも、まだ重大な事故が起きていない医療機関からすれば、未知の出来事を、被害者、加害者の両面の立場で、同じ事象を捉えてゆけるというものだ。 医療事故に限らず、被害者、加害者がともに同じ目標に立って、問題解決に向かうということは、しても珍しいケースである。 このような問題解決ができるようには、どのようなプロセスがあったのか。詳細は折にふれ書いていく予定にしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.20 21:58:11
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