|
テーマ:ニュース(100177)
カテゴリ:車、鉄道、システム、オタクネタ
3月3日に発表された、4月1日から実施される規約改定が大きな波紋となりつつある。
「mixi利用規約第18条問題」と言われるもので、すでにコミュニティも立ち上がっている。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3130998 このトップページには下記のように記されている。 ●あなたがミクシィで過去に書いてきたすべての日記は4月1日をもって自由にミクシィがあなたの断りなく引用可能なデータとなりました。(以下、3月3日発表4月1日施行のmixi利用規約より引用) 第18条 日記等の情報の使用許諾等 1 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。 2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。 附則 1 本利用規約は平成20年4月1日から施行します。 2 本利用規約の施行前にユーザーによって行われた行為についても本利用規約が適用されます。 この規約の問題は、書いた人の著作権を軽視しているということです。 その問題に対して、mixiの初期からの会員や、SNSやプログなどのweb2.0の立ち上げに関わった人たちを中心に大きな反発が起きている。 「mixi利用規約第18条反対」コミュニティも、見ているうちに参加者が増えて行っていて。 利用規約改定をもって、同時退会をしようという動きも出てきている。 mixiは、彼らの評価があって1千万を越えるアカウントまで成長したのですが。そういう人たちが反旗を翻したのです。 影響力のあるネット社会の先進ユーザが離れることで、今後はmixi離れが始まることが予想されます。 mixiの方も、事の重大さに気がついたようで。 早速、下記のコメントを出しています。 しかし、このコメントは、規約に書かれていることとの乖離が発生し、そのことによって、mixiの恣意的な運用に疑念を抱かせかねない内容となっている。 利用規約改定に関するお知らせ(追記) 2008.03.04 mixi運営事務局です。 昨日お知らせいたしました 利用規約の改定 につきまして、『mixi』のサービス内にユーザーのみなさまが書き込まれる情報に関する取り扱いに関して多数のお問い合わせを頂戴いたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。 特にお問い合わせの多い【第18条 日記等の情報の使用許諾等】に関しまして、誤解を避けるため、当社が想定している具体的な使用について補足説明をさせていただきます。 上記の条項につきましては、ユーザーのみなさまが『mixi』のサービス内で作成した日記、著作物等の情報について、従来どおりユーザー自身が権利を有することに変わりはありません。 また、ユーザーのみなさまが投稿した日記等の情報(公開している自主作成の映像やイラスト、テキスト等)の使用に関しては、当社の以下対応について同意いただくもので、当社が無断で使用することではありません。 投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、データ形式や容量が改変されること。 アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバーに格納すること。 日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバーから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて送信されること。 なお、ユーザーのみなさまの日記等の情報を書籍化することに関するお問い合わせもございますが、こちらの点につきましても、従来どおり、ユーザーのみなさまの事前の了承なく進めることはございません。 なお、利用規約につきましては、今後もご利用いただくお客様にご理解いただきやすい内容になるよう引き続き検討してまいります。 以上、何とぞよろしくお願い申し上げます。 なお、ユーザーのみなさまの日記等の情報を書籍化することに関するお問い合わせもございますが、こちらの点につきましても、従来どおり、ユーザーのみなさまの事前の了承なく進めることはございません。 という部分にも、疑問の声があり。 「■第19条(メール2日問題)」と言われているものがある。 これは、第三者に開示する場合、当事者に対して連絡をとるが、2日以内に返答がなければ、情報開示を認めたことになり、そのことによって、損害が生じてもmixiは責任を取らないという問題だ。 たとえば、週末はパソコンやケータイをさわらないと決めている人は、入院などをしてしばらくパソコンやケータイをさわれない人は、承諾を得ないで日記を第三者に開示されてしまうということです。 2日以内にメール返答しないと当該日記の第三者開示(閲覧)がありえるというのもかなり問題ですな。 (以下引用) 第19条 免責事項 5.弊社は、次に掲げる場合には、当該日記等の情報の内容を閲覧したり、 保存したり、第三者に開示すること (以下、本項において「閲覧等」といいます)ができるものとします。 弊社は、それによって生じたいかなる損害についても、 一切責任を負いません。 (1) 弊社が日記等の情報を投稿したユーザーの登録メールアドレスに宛てて 閲覧等の同意を求める電子メールを送信した場合であって、 次の各号に掲げるいずれかに該当するとき。 (ア) 当該ユーザーが閲覧等に同意したとき。 (イ) 弊社が閲覧等の同意を求める電子メールを送信してから2日以内に、 これを拒否する旨の当該ユーザーの電子メールでの回答が弊社の メールサーバに到達しなかったとき。 巨大に膨らんだインターネットサービスに対し、どこかから力が掛かっているのか。それとも、管理の煩雑さから、強固な手段での管理をしなければならないと思い出したのか、真相は当事者でしかわからないとはいえ。 インターネットに限らずサービス規約は、運営者の考え方や実情を写している事が多い。 だからこそ、規約によって、ユーザーは、運営者に対しての信頼性を判断している。 それは、たとえ実施されなかったとしても、そういう案が出された時点で信頼を失ってしまうから恐ろしい。 mixiは、もう、安心して、サービスが利用出来ない状態になってしまったのかもしれません。 発展は、様々な試行錯誤の上に成り立っているので、今回の件は、そういう試行錯誤の1つなのでしょう。 とはいえ、4年前にライブドアブログ、2年前にドリコムで同様の過ちをやっているので、同じ事の繰り返しでなければいいのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[車、鉄道、システム、オタクネタ] カテゴリの最新記事
|
|