カテゴリ:起業
田舎で暮らしてる方は結構ご存知だと思うんですが、県(庁)職員というのは結構なステータスなんです。
「はぁ~・・・県職員さんかねぇ・・・」 と、まるで高級官僚のエリートさんを見るかのように言ってもらえることもあります。 島根県の場合、県(庁)が最大の大企業ですしね・・・(泣) もちろん、逆もあります。 「あ~・・・県職ね・・・」 初対面から、まるで税金泥棒め!と言わんばかりの視線を送られることもしばしば。 割と複雑な立場なんです。一体何なんでしょうね。 私個人ではなく職業で何か判断してくれてるという意味では、どっちも差別だと感じます(笑) まあ、いろんな見方がありますが、ひとつだけ、全員に共通した認識があります。 公務員(県職員)という仕事が、一番リスクが少ない仕事 だということです。 これは私自身も認めざるを得ない。 だから、周囲を説得していく中で、一番多く言われるのが 「何故に安定性を捨ててまで、リスクを背負ってやるのか?」 ということです。 信じられないかも知れませんが・・・ 「県職員を辞めるなんて、アイツは何か(悪いこと)やらかしたに違いない。」 と考えられてしまうんです。うきゃーっっ 実際、見た目で見えるのはマイナスばかりですから、わかってもらえないのも当然かも知れません。 私の価値観の押しつけをしたって、理解されるはずがない。 私自身は、安定性そのものから人生の価値が得られるものではないと思います。 社会に対していかに貢献できるかによってその価値は決まるものだと。 もちろん、公務という仕事にも相当な価値があります。税金から給料もらって社会貢献できるのですから、かなりステキな仕事です。 けれど、安定している(という神話がある)が故に、挑戦できない組織風土というのが実在することも否めません。 10年後には道州制の導入が見込まれる中、当然に地域としての自立が求められていますが、地方自治体で(私が知ってるのは島根県だけですが)これにチャレンジしている職場は非常に少ない。全体としては、やはり硬直状態だと感じます。 そうなってくると、税金からもらえる給料が減ってきますが、できる社会貢献はそれ以上に少なくなってくるんです。どうしても。 これはかなり辛い。組織の中にいればいるほど、人生の価値(貢献度)が、下がったりするんですから・・・むー。 公務員という仕事には誇りを持ってますし、辞めたいと思ったことはありません。 が、やりたいことが明確になればなるほど、新しいことを始める価値が、自分の中でむくむくと 高まってきたんです。 周囲にはまだ反対の声もあり、今は恩人に背くことになるかも知れませんが、きっといつか、いつかは必ずわかってもらえるよう、がんばり続けようと決意しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/25 01:03:58 PM
[起業] カテゴリの最新記事
|
|