カテゴリ:起業
タイトルの質問、よく受けます。
自慢じゃないですが、農業なんてやったことないですから。(本当に自慢にならない) もちろん、優秀な農業スタッフが既にいるから始められるんであって、私がゼロから独りで土作りの研究初めてたら、あと10年は無理だと思います。 ここ数年、県庁での仕事はIT企業の支援と起業家支援だったので、 「おまえはいつか起業するとは思ってたが、きっとネット関連の仕事だと思ってた。」 なんて言われることも結構あります。 ITなんて未だにシロウトのままだし(笑←ワラッテチャイカン)、だいいち起業しようなんて考えてなかったんですよ。 公務という仕事には誇りを持ってますし、組織の中に居たって既に起業家だと思ってましたから。 じゃあ、何で農業なのか。 今にして思えば、伏線はあったように思えます。 島根県では、4年ほど前から健康食品産業創出プロジェクトを立ち上げました。 何故に今さら健康食品??といぶかしく思われた県民の方々も多かったかと思います。 思いつきとしては、とっても単純です。 某K:「島根県の持つ最大の資源・資産って何だろう?」 某M:「そりゃあ、自然だよね。全国一、開発されてない(笑)わけだし。」 K:「でも、自然では食えないよね?」 M:「じゃあ、自然で食えるようにしちゃうってのはどう?」 K:「ああ、安心・安全な食品ってのはまだまだ必要性が高まるだろうしね。」 M:「でも、それだけじゃあ産業にするには足りない。安心安全+αの高い付加価値をつけないと。」 K:「健康か!」 M:「多分ね(ニヤリ)。」 ↑脚色入ってますが(笑)、概ねこんな発想です。 行政っぽい考え方だと言えばそれまでですが、何といっても産業振興&雇用の創出という面では掴む藁を探してる状態ですから・・・組織としても(もちろん担当者も)本気で必死にやってます。(残念ながら、私はこのプロジェクトの担当したことがありません。) 農作物だけでなく、魚もキノコも、島根県は良い素材がものすごくたくさんあります。 今でも、考え方としては間違ってないと思ってるんです。 そして4年。最近は研究開発も進んできて、プロジェクトとしてはあまり自然という資産を意識しなくなってきたようには感じます。 (人ごとではなく、そもそもおまえの部署の仕事だろ!と言われればそうなんですが・・・タテ割り担当制なので、口出しできるわけじゃなく・・・言い訳・・・) まあ、県全体としては色々な健康食品があって良いと思います(開き直り)。 でも、私はやっぱり自然にこだわって行こうと思います。 その想いの原点は、もしかしたらこの最初の思いつきなのかも知れません。 農業で(も)食べて行けて、ゆっくり健康に暮らせる郷土にしたいという思いは、今も強く持ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/25 01:10:09 PM
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