テーマ:商売の心・真心(55)
カテゴリ:健康
薬事法が主に規制しているのは、薬剤師や製薬会社や薬品の輸入業者などです。
で、健康食品会社もそのターゲットです。 医薬品に見えるものを販売してるわけですから。 医薬品でもないのに医薬品のような効果効能を謳ってはイケナイ。 そういう理屈の規制です。 もちろん、この規制には正当性があります。 もしも、 病にかかっている人が、似非健康情報に踊らされて変な健康食品に頼ったせいで適正な医療を受ける機会を逸する。 そういうことが起こってはイケナイ。 要するに、健康食品会社の暴走を抑える必要があるんですね。 以前も書いたことがあるのですが、確かにおかしな情報が公然と飛び交う業界だと思います。 オマケにあ○あ○大○典といった、おかしなTV番組がおかしな流行を造る。 私が役人だったらもう、絶対に規制したい業界です(笑) そういうわけで、薬事法も国民を見てるわけでなく、薬品および薬品に見えるものを扱う人たちを見てるんです。 一方、そうは言っても、わかっていても私がウンザリしてしまうのは、この法律をタテに、全部の企業を十把一絡にしてしまう行政の姿勢なんですね。 先日、京都の役所から指摘がありました。 (モロヘイヤと寒天に豊富な)食物繊維が腸を刺激し、お通じに良い。 と書いてあることがケシカランと仰るわけです。 医薬品でもないのに、医薬品のような効能を謳うな!と。 じゃあ、薬飲んだら便秘が良くなるのかよっ! と聞きたい。 ○ーラック飲んだって、一時的には良くなったって、改善するわけじゃない。 食品から食物繊維を摂った方が全然良いっ! 摂り方にもよるけど。 だいいち、ウチの会社で勧めてるのは単なる野菜の粒ですぜ!?お役人さまっ! ホントに便秘に悩んでる国民を想うなら、○ーラック勧めるより野菜を勧めろっ! ・・・・・。 要するに、ウチの売ってるものが粒状だからイケナイわけです。 単なる野菜なら、同じこと言ってもお咎めなし。 そりゃそうだ。野菜食べたら健康に良いに決まってるもの。 健康食品なんていうナゾなものを曖昧なまま放置して、一方で規制はしようとしてるから、こういうことになるのかも知れません。 規制するなら付け焼刃は止めるべきかも・・・ 業者を抑えるために、本当の情報が国民に届かない今の状況・・・ 法律はいったい誰のためにあるのでしょう 他にも法律の哂える、いや矛盾があるのですが、それはまた後日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/11 07:47:56 PM
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