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テーマ:☆エジプト☆(461)
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たまたま今の職場で、エレベーターのチェックに来たおじさんをみて思い出さなくてもいいのに思い出してしまった事があります。
それはエレベーターが止まってしまった事。ここイギリスではなくって、昔エジプトに住んでいた頃の話ですが・・・。 私はまぁまぁ外国人が多い居住区に住んでいたのですが、4階に住んでいました。その建物にはエレベーターがありました。私の住んでいた建物は結構新しかったのですが、日中でも電気をつけないと階段のところは本当に真っ暗でした。窓なんてないから外からの明かりが全く入ってこないからです。 さて、いつものようにエレベーターに乗りました。2階を過ぎた頃に突然・・・・・・ ガッタン!ピュ~~~ンという音。 そう、エレベーターが止まって電気が止まるピューンっていう音! カイロ市は停電が多かったので、あちこちで停電を経験しているけどエレベーターの中はちょっときつかった。最初に書きましたが、階段のところも真っ暗なので、エレベーターの中も本当に真っ暗。(日本のあのエレベーターとは違って、エレベーターの中に入ったら自分で扉を閉めるタイプで外も見えるという物です。フランスでもたまに見かけるタイプの物ですが) ちなみに私の鞄の中は恐ろしいほど?色々入っていました。ペンタイプの懐中電灯から、とっても小さいアーミーナイフ(特にはさみが便利だった)、ひも状のビニール袋などなどいったい何に使うねんというような物までごちゃごちゃ入っていたのです。とりあえず懐中電灯を出して緊急用のベルをならしました・・・・。 し~ん・・・。だれも気づいてくれへんやん・・・。 お~い!!と言いながら、ドアをどんどん叩いたけど誰も気づいてくれへん! 大抵は停電はすぐに終わるのですが、この日に限ってえらい長い停電!停電はいいとして、私は宙ぶらりんになっているからこのまま落ちたらどうしようとかそっちの方を心配してしまいました。(^^;)自分でこじ開けるか、上に登ってジェームス・ボンドのように這い上がるか色々考えたのですが、上がってる途中で電気が戻ってきた方が危ないな・・・などと色々考えてしまいました。 こんなときに限って肝心のバワーブ(門番)がいない!いつも井戸端会議をその辺でしてるのに~。電気が戻ってくるのを待つしかないな~とあきらめていると、下の方で人間の気配を感じたので、ドアをどんどんたたき、ベルをリンリン鳴らしながら助けを求めたらやっと懐中電灯を持ったバワーブと別の住人らしき男性が慌てて階段で上がってきてくれました。まだ助けてもらったわけではないけど、すでに助けてもらった気分でした・・・。 さて、どうやって助けてくれたかと言うと・・・・・ バワーブとおじさんらしき人はそのまま駆け足で上の方へ行ってしまいました。一瞬、えっ?っと思っていると、なんとおじさんとバワーブは手動でエレベーターを上に上げてくれたのです。ガックン、ガックンしながら3階に到着すると二人は3階にやって来て、手で無理やりドアを開けてくれました。めでたく私は救出され、30分後に電気は戻ってきたみたいです。 やれやれ~・・・。(汗だく) さてその後・・・・・ エレベーターで助け出されて、めでたかったのですが厄介な問題が1つ出来てしまいました。 助けてくれたおじさんは、生粋のエジプト人で独身でした。ちなみにエジプト人がこのマンションに住んでいるという事はかなりのお金持ちだと思います。勝手に私とは運命の?出会いと思ってしまい食事やらなんやら誘われてスリッパで叩いてやろうかと思いました。エジプトのドラマじゃないんだから・・・と思いつつ、断り続けたのですがすごいしつこい。私の住んでいる所も知っているから、花とかお菓子とか・・・。すごくしつこかったので、一緒にフラットシェアをしていたイタリア人の男性に頼んで、旦那さんを演じてもらって追っ払ってもらいました。 エジプトでは本当に、停電もなんだけどこの手の問題も多かったです。(ため息) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月17日 19時11分04秒
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