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カテゴリ:棋譜(プロ)
「名人・名局選 秀和」から、さっそく1局並べた。
先二先番 土屋秀和、白は本因坊丈和。 将来予想される井上因碩(幻庵)との争碁に備えるべく、丈和は自らが引退する前に、この対 局で秀和の実力を確かめたという。 この碁でまず「へぇ」と思ったのは、黒1のキリに対する丈和の白2のツケ。 黒は付けられた石を動くことはできない。 また、黒は白4に5と手入しないと、この隅の黒は死んでしまうというから油断ならない。 白△のツケに黒1と動き出すのは、白2からのアテから黒はぴったりはまってしまう。 そして終盤、黒1から黒3の手がヨセの妙手。 黒3で7と受けるのは、白に5のところをハネてヨセられてしまう。 そしてこれが終局図。 黒番秀和の3目勝ち、とある。堅実に勝ったという感じ。 ただ、この終局図では、黒2目勝ちのような気がしてならない。 誤植ではないかとも思い、別の本ではどうなっているのかと思って「堅塁秀和」をみた。 すると、やはり黒3目勝ちになっているのだが、コメントが付されていた。 「本局を黒二目勝ちとした写本もあるが、このあと黒Aと打てば一目できる。」ですと。 そりゃ素人には分からんわ。「名人・名局選 秀和」にも、同じような説明が欲しいところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.15 22:31:40
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