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カテゴリ:棋譜(プロ)
久しぶりに囲碁将棋ジャーナルをみた。
家でひとりで留守番していたので、心置きなくみることができる。 囲碁の聞き手は梅沢由香里女流棋聖。話し方など慣れたもので、見ていて安心感がある。 棋戦情報では、先日大盤解説を見に行った、第2回大和証券杯グランドチャンピオン戦決勝 の模様が紹介されていたのだが、なんと!私がしっかり写っていたではないですか。 数年前のリコー杯ペア戦で写って以来、囲碁将棋ジャーナルの出演(?)は2回目だ。 それはさておき、棋譜解説は結城NHK杯による女流名人戦三番勝負第3局だった。 結城NHK杯の解説はなかなか良かった。あれでもう少し声を大きく、はっきりしゃべれば、 解説だけでも食べていけるのではないか。 さて、女流名人戦は謝依旻女流名人が防衛したけれど、第3局は知念かおり四段が勝っておか しくなかったようだ。 謝依旻女流名人の黒1のコウだてに対して、知念かおり四段が白2とコウを解消した場面。 黒は右上の白を取るのに黒7と一手かかるため、白8と封鎖して、白優勢。 下辺の黒が生きる間に、左辺の白が大きくまとまりそうである。 続いて黒1から生きを図るが、ここで白28が痛恨の失着。 白はこれが先手だと勘違いしていたらしく、黒が左辺29に手を回して勝負になった。 結局、左辺で黒に生きられて白投了となった。 なお、白4では20の方が、黒19の味がなくて良かったと、結城NHK杯が指摘していた。 また、終局の何手か前の段階で、白は左下隅を生かして左辺を取る分れもあったらしく、それ ならまだ細かかったらしい。 ちなみに、白Aのアテを打たないで白1とつなげば、これは先手だったとのこと。 むやみにアテは打つなとよくいわれるが、プロでもこういうミスをしてしまうものなのだなと 思った。 しかし謝依旻女流名人は相変わらず勝負強いですね。 知念かおり四段は残念だったけれど、こういう勝負をみると、謝依旻女流名人が勝つことは運 命づけられていたのではないかと思えてしまう。 第2回大和証券杯グランドチャンピオン戦決勝で半目勝ちした井山八段にもいえると思う。 とにかく謝依旻女流名人と井山八段の勢いは図抜けているように感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.05 18:52:07
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