あすとろ日記

この前、雑誌「囲碁」の認定問題締め切りを忘れて無駄にしてしまったと書いたが、懲りずに

５月号を購入した。

無駄にしないようにちゃんと読んで、認定問題は今度の週末にでも解こうと思う。

ぱらぱらと眺めていたら、特選棋譜の中で、本因坊リーグの山田規三生九段と依田九段の対戦

譜が掲載されていた。

本因坊リーグの山田九段といえば、高尾九段の全勝を阻止し、星ひとつの差で第２位だったが

２敗したうちの１つは山下棋聖、もうひとつがこの依田九段戦だった。

一方の依田九段は２勝５敗で陥落、２勝の相手は山田九段と山下棋聖というから、山田九段と

星がまるで逆だったわけだ。

山田九段はリーグ３連勝、依田九段３連敗で迎えた一局であり、山田九段が優勢で４連勝に手

がかかったとこまでいった碁だったようだ。

１月の対局であり、いささか話題としては古い気もしたが、結果的に山田九段にとって急所の

一敗となってしまった碁はどんなものだったのだろうと思って並べてみた。


依田九段の白１に対し、勝利目前だったという山田九段の黒２が敗着とのこと。

黒２でＡなら何事もなかったらしいが、白５とコウを仕掛けられ、右上に両コウをかかえてい

る黒は参った、とある。

結局、黒はコウを争っているうちに地合が悪くなり投了。