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カテゴリ:家族
実は一日お休みをいただいていたので、午後家内と娘と待ち合わせて、これを見に行った。
東京国立博物館に着いたのは午後2時40分くらいだったと思う。 すると門のところに入場制限中と掲げられており、なんと100分待ちとのこと。 平日でこれかよ、と思いつつ門をくぐると、そのすぐ左手から行列が出来ているではないか。 阿修羅展の会場の平成館までは、2百メートルくらいはあったはずだ。 予想以上の盛況ぶりであった。 天気は曇りで、かつ適度な風が吹いてくれてよかった。 これが晴天だったら耐えられなかったに違いない。 娘も機嫌を損ねることなく並んでくれたのでよかった。 やっとこ平成館に入館できたのは、4時20分だった。丁度100分かかった。 入場制限されていたとはいえ、平成館の中は結構な混み具合であった。 そんな中、お目当ての阿修羅像が展示されている場所は、まず高台になっている見晴らし台の ような位置から像を見た後、下に降りて像の周りを歩いて見るというように設定されていた。 その展示室に入り、高台から像を望むと、暗い部屋の中で阿修羅像にスポットライトが当た り、阿修羅像が空中に浮き上がっているかのような印象を受けた。 高台の縁からなかなか離れようとしない人達をかき分け、三人でじっくり拝観した。 実に美しかった。華奢な姿ながらも、存在感のある姿だった。 続いて下に降りたのだが、阿修羅像の周りは押しくら饅頭状態で、人の輪の中には容易に入り 込めない。それでも娘を抱っこしつつ、輪の中に入り、ゆっくりと横顔と後姿とを拝観した。 娘の記憶にどれだけ残るか分からないが、感じるものはあったと思う。 阿修羅像の他にも、国宝である八部衆像や十大弟子像など、見るべきものは多かった。 娘は重文の四天王像をみて、それぞれの像に踏みつけられている邪鬼に興味を示したので、 「悪いことをすると、あんな風に踏みつけられちゃうぞ」と脅かしたらビビッていた。 とにかく人が多くて、すべての展示物を見ることができなかったのは少し心残りであるが、 お目当ての阿修羅像はじっくり拝観出来たし、満足である。 平成館を後にしたのは5時頃だった。入場制限の人の列は、70分待ちと表示されていた。 6月7日の最終日まで、開館時間が午後8時まで延長されているので、夕方以降に出かけると 多少空いているかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.04 02:38:18
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