耐震偽装 ヒューザー役員聴取へ 詐欺容疑立件視野 来週、小嶋社長も
耐震強度偽装事件で、警視庁などの合同捜査本部は十四日、マンション販売会社「ヒューザー」(東京都大田区、破産手続き中)の設計担当役員から任意で事情聴取を行う。来週には小嶋進社長(52)から事情聴取する方針。ヒューザーは姉歯秀次元建築士(48)による構造計算書の偽造を指摘された後にマンションを販売したなどの疑いが持たれており、合同捜査本部は小嶋社長らの詐欺容疑での立件も視野に捜査を進めている。 調べなどによると、ヒューザーは昨年十月二十六日から二十八日にかけて、姉歯元建築士が構造計算書を偽造したとされる九十八物件の中で耐震強度が基準値の15%と最も低い「グランドステージ(GS)藤沢」(神奈川県藤沢市)について、売買契約を結んだり引き渡したりした。