6DV4という真空管ふたたび(2個使って12AU7ピンに合わせる)
6DV4という真空管を8本ほど買って、2本と4本のペア組みをしました。更に残った2本ですが、1本が特性が悪いもので、もう1本は電流が流れない不良品でした。そのあと、2本は6AK5のピン配置としました。そして残りの4本が今回の12AU7のピン配置です。6DV4の規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RCA 6DV4」が参考になります。ebayで購入した、9ピンのベースに取り付けます。不格好ですが、こんな感じです。では早速etracerで特性を測定しましょう。実際のアンプなどの実動作に近い電圧でみていきます。【1本目】ヒーターは12.6V0.15Aです。Ep=120VEg=-4.1VIp=[1]4.96mA, [2]5.11mArp=[1]5284Ω, [2]5364Ωgm=[1]4710μS, [2]4390μSμ=[1]24.9V/V, [2]23.6V/V【2本目】ヒーターは12.6V0.15Aです。Ep=120VEg=-3.9VIp=[1]4.89mA, [2]4.82mArp=[1]5392Ω, [2]5812Ωgm=[1]4715μS, [2]4294μSμ=[1]25.4V/V, [2]25.0V/Vμは12AU7より僅かに高い程度ですが、gmは2倍ほどあり、rpも若干低いです。乱暴にいうと「gmの高い12AU7」といった感じでしょうか。バイアスは深目が良いです。しかし、この小柄ゆえに相当発熱します。12AU7の回路に組み込むと短命に終わるかもしれませんね..。TU-8200R(魔改造品)に取り付けてみました。無事に音が出ました。\(^o^)/音は割れていないので大丈夫そうです。ただ、相当熱くなります。これらニュービスタ管は、ソケットで放熱するタイプなので、外側のシールドもソケットに挿していない状態では熱が籠もってしまいます。しかし、「あなたは6DV4を箱に入れたま使わず墓まで持っていきますか?」と聞かれたら、私は「無理にでも使い切ります。」と答えるでしょう。皆さんならどちらの道を選びますか?