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飯塚事件について考えること

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2024.06.20
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6月5日
飯塚事件の裁判のやり直しについて、福岡地方裁判所は「弁護側が新たな証拠とした2つの証言は信用できない」として、再審を認めない決定をしました。

一部のマスコミは以下のような 怒りの弁護団のコメントをトップに記載してました。

「決定文は人間が書いた文章ではない」元死刑囚の再審棄却に弁護団 10日抗告へ 女児2人殺害の飯塚事件・・・RKB


さて、実際に福岡地裁は人間とは思えないような極悪非道な決断を行ったのでしょうか?
まずは今回の再審請求の目玉の一つである、八木山バイパスで真犯人を見たと主張するKさんの供述を見てみましょう。

Kさんは、福岡市と隣接するK市で電気工事店の経営をされている方です。Kさんの証言を整理しますと、先ずはFBS等で報道されていた内容ですが、事件当日の早朝、飯塚市の隣の田川市に車で集金に行って会社に帰る途中、午前11時ごろ、飯塚市と福岡市を結ぶ八木山バイパスを通られたそうです。八木山バイパスは片側一車線の道路でして、高速とは違いますが有料のバイパスでしたので、入るにはICを経由する必要がある道路です。その八木山バイパスを通行しているときに時速40キロくらいでのろのろと運転をしている軽自動車のワンボックスカーがあり、Kさんはその後ろを走ることになりました。



こちらが以前に弁護団の方がネットに掲載していたKさんの新証言の内容です。


 Kさんがイライラして走っていると、インターチェンジを過ぎてから登坂車線があって、2車線になったので、やっとその車を追い抜きました。Kさんは追い抜きながら、どんな人間がこんなはた迷惑な運転をしているんだろうと、車の中を見ました。




 運転していたのは、坊主頭で、細い体で、当時45歳だったKさんより少し若いくらいの男性でした。Kさんは追い抜きながら、後部座席におかっぱ頭をした小学校低学年の女の子がいるのに気が付きました。その子が寂しそうな恨めしそうな、今にも泣きだしそうな表情でKさんのほうを見つめていました。その子は、赤いランドセルを背負っていました。また、後部座席には、もう一人の女の子が横になっていました。その子の横にもランドセルが見えました。




 平日の午前中でした。家族でドライブしているようにはとても見えませんし、何よりも女の子の表情が異常だったので、異様な光景でした。一瞬、誘拐じゃないかと頭をよぎりましたが、2人も誘拐するなんてないだろうと思い返して、そのまま運転を続けました。




 はい、続いてマスコミに報道されたKさんへのインタビューの内容がこちらです。





Q.家族の反対を押し切ってでも証人として出ようと決めた思い




◆Kさん


「最後に見たのは私しかいないのかなって。間違いなく女の子の顔は私が見た顔だったと。30年以上前の記憶は間違ってなかったと私は思います」




Kさんが目撃した細身の男性は飯塚事件と関係があるのか。




事件直後から深く取材を続けていた当時の記者が改めて話を聞きました。




Q.その後部座席に乗っていた女の子の顔、どっちだと思いますか?


◆Kさん


「寝てた子がこっちだと思います」




Q.寝てた子の顔は見えた?


◆Kさん


「こんな感じで寝てたかな」




Q.1秒か2秒のすれ違いざまで寝てた子の顔わかりますか?


◆Kさん


「Aちゃんより少し細めのようにみえた、Bちゃんが」




Q.その(運転していた)丸坊主の男、もしも30年前の顔がそのままだとしたら、今見たらわかりますか?


◆Kさん


「私はわかると思います」




女の子2人の遺体が見つかった日、前日に見た白い軽ワンボックスカーを不審に思っていたKさんは、警察にその目撃情報を伝えていたとも言います。




Q.翌日、飯塚警察署に電話されたとのことだが、何時ごろ電話された?


◆Kさん


「多分、午前9時過ぎにはしたと思う。一週間近く経ってたと思うけど、刑事の方が来られた」




Q.名刺はもらった?


◆Kさん




「もらってない。刑事の方が言われたのは『あなたが見たのは軽じゃなくて普通車の紺色じゃなかった?』と言われた気がする」






さて、Kさんが警察の聞かれたとおっしゃっている紺の普通車とは警察がマークしていた久間元死刑囚の車のことだとおっしゃりたいようですね。

その後、Kさんは供述の一部を以下の通り変遷させています。




目撃時間 →  9時40分から10時40分の間


目撃した際に乗っていた車 → 左ハンドル車






さて、それでは事件当日の木村さんの足取りを推測してみますね。




先ず、Kさんは多分同族系の企業であるK(Kさんの名字と同じ名前)電気工事店にお勤めだったはずです。(Kさんはその後社長になられ、現在は同じ苗字の方が社長ですので同族系で間違いないでしょう。)ちなみに会社の場所は福岡市の南に位置するK市です。




事件当日の朝、会社若しくは直行の場合であればご自宅から集金先の田川市内に向かっていますね。仮に会社からだと仮定して、そこから車を使って八木山バイパスを使って向かったとすると、多分ですが1時間20分ほど掛かる計算となる距離です。そして田川市内からKさんが白い軽自動車を目撃した八木山バイパスの登坂車線の場所までは、時間にして約30分ほどの距離でしょうか。



これを当初の目撃時間の11時から逆算してみます。




11:00 八木山バイパスの目撃現場着


10:30 田川市の得意先を出発


10:00 田川市に得意先に到着


8:40 会社を出発




電気工事業者さんですので8時とか8時半始業もあり得ますし、得意先とのアポイントが10時であればそれに合わせて始業時間よりも早めに出発するでしょうから全然違和感ないですね。




しかしKさん、つい最近になって八木山バイパスでの目撃時間を9:40から10:40の間に変更されてます。それでは目撃時間を9:40と仮定して逆算してみますね。


9:40 八木山バイパスの目撃現場着


9:10 田川市の得意先を出発


8:40 田川市の得意先に到着


7:10 会社を出発





う~ん、さすがに7:00に会社(または自宅)を出るとは少し違和感ありますね。


また、1992年当時はまだ現金や手形での取引が多かった時代です。


銀行が開くのが9:00ですので、9時前に集金でアポイントを取るでしょうか。


事件のあった日は20日なので、確かにこの時代であれば「ごと払い」の習慣も今より濃かったかと思いますので、20日に工事代金を支払うということについては違和感はないのですが、だからといって銀行が開く前にアポイントを取るのには少し違和感を感じますね。

それにたしかKさんはTVのインタビューだかで確か集金する予定だった額は数万や数十万ではなく100万円単位だったと話されていたと記憶してます。それだけの現金(または手形)を銀行が開く前に渡すとなると支払う方は自宅や事務所に保管することになるのですが、これってあまり想像できないことですよね。




常日頃こういった時間の集金が当たり前であればそうでもないのでしょうが、仮にこの日特別にこんな早い時間に集金に訪れたのであれば、記憶も他の人比べまだ鮮明なのかなと思いました。自分も、以前仕事のために5時起きで始発の新幹線に乗って金沢に向かった日のことはよく覚えてます。


しかしKさんの証言は、最近になって11時から9:40から10:40に変更されてます。


おおよそ1時間以上のずれ。これはどう説明するのでしょうか。



ちなみにこれはあくまでも私の私見ですが、目撃時間が11時だと死亡推定時刻との関係で証拠としての信用性が落ちることから、無理のない時間帯で目撃時間を修正したのではとおもってますし、そう疑われても仕方がない証言の変遷だと思いますね。




まだ続きます。




さて、Kさんの証言についてどうしても違和感が拭えない箇所があります。


ここですね。



Kさんがイライラして走っていると、インターチェンジを過ぎてから登坂車線があって、2車線になったので、やっとその車を追い抜きました。Kさんは追い抜きながら、どんな人間がこんなはた迷惑な運転をしているんだろうと、車の中を見ました。運転していたのは、坊主頭で、細い体で、当時45歳だったKさんより少し若いくらいの男性でした。Kさんは追い抜きながら、後部座席におかっぱ頭をした小学校低学年の女の子がいるのに気が付きました。その子が寂しそうな恨めしそうな、今にも泣きだしそうな表情でKさんのほうを見つめていました。その子は、赤いランドセルを背負っていました。また、後部座席には、もう一人の女の子が横になっていました。その子の横にもランドセルが見えました。

それではこれも時系列にしてみましょう。


1.登坂車線で前の車を追い抜きにかかる


2.追い抜き様に隣の車を見ると運転しているのは坊主頭で細い体の男性


3.2.の後に後部座席におかっぱ頭の女の子がいるのに気づく


4.3.のあとランドセルの存在に気づき、その女古賀小学生だと認識する


5.3.で見た女の子の表情を確認


6.その横に女の子が横になっていることに気づく


7.6.で見た女の子の横のランドセルの存在に気付く




多分1から7までの確認に要した時間は1秒から長くて5秒程度だと思います。


なぜならば、八木山バイパスは飯塚から福岡に向かう幹線道路でありまして、前の車はのろのろと40km/h(制限速度は60km/h)で走行しており、後ろを走っていたKさんがイライラするほどだったことを考えると、そこそこの時間Kさんはその白い車の後ろについて走行していたと思えますね。(Kさんがよほど短気な方であればわかりませんけど・・・)




そしてその道路は交通量がそこそこ多い幹線道路なので、Kさんの後ろにも数台の車が連なっていた可能性が高いと思われます。




つまり、一部冤罪派の方が主張する「Kさんは白い車と並走したので、車内の細かい状態が把握できた」というのはちょっと考えにくいと思いませんか。


もしあなたがKさんの車の後ろを走っている車を運転していると想像してみてください。


先頭にはのろのろ運転の白い軽自動車、その後ろにKさんの車とその後ろがあなた。
ようやく登坂車線に到達したと思ったら、自分の前を走るKさんの車が登坂車線に出て、先頭の、のろのろ運転の車に並走している。当然あなたは登坂車線を含む2車線にのろのろ走る車が2台で並走してたら追い抜けない・・・・。


私ならクラクションを鳴らすか(軽くプッといった感じですが)、早くいってくれとの合図で パッシングすると思いますね。


そもそも普通登坂車線で追い抜く際に、遅い車に並走などしたら後ろの車に迷惑掛かるので普通はやりませんよね。




つまり、普通に考えるとKさんが上記の1~7.の認識を長くて5秒、短ければ1~2秒で行ったことになります。それにKさんが白い車を追い抜いた場所ですが直線ではありません。


ゆるやかですがS字カーブになっています。


さすがに隣の車を5秒もガン見しつつ運転するのはちょっと怖いですよね。





とはいえあくまでも推測の話なので、もしかしたらこの日のこの時間、この場所では天文学的な確率で、車がほとんど走っていなかったとか。(通常ごと払いの日は営業車が増えて道路は混むんですけどね)


Kさんの後ろを走る車が直前で事故を起こして後続車が全くなかったとか。


Kさんは実は優れた動体視力の持ち主の方(打撃の達人並み)で、わずか数秒で全ての目撃証言の内容を把握できたとか。




そういった可能性もありますので何とも言えないですけどね。





まだまだ不審な内容は 続きます・・・



Kさんは2月21日に110番して、刑事がKさんの会社にやってきたのは、1週間も過ぎた2月28日頃でした。しかも、刑事はメモをしただけで、調書すら作成しませんでした。(中略)刑事がやって来た28日の2日後の3月2日に、遺体や遺留品が発見された八丁峠で、青いワゴン車を見たという、T証人の供述が出てきました。


はい、この部分っていかがなものでしょうか。


何がかと言いますと、Kさんは別の場所ではこう答えてます。




(2/28頃にやってきた刑事から)あなたが見たのは普通車の紺色の車だったのではと聞かれた。




え?




ちょっと待ってください。


冤罪を支持する方が書いた説明では、警察が青いワゴン車に注目したのは3/2となってますね。しかしKさんには2/28頃に青い車のことを警察から聞いていることになってます。


ちなみにこのころに新聞記事を見ると、


2/27と2/28の記事では警察は市民から寄せられた目撃証言を元に、 主には「白っぽい車」と「ホンダの車」を疑ってますね。


3/5~3/12の記事でもまだ「白い車」を疑ってます。


青い車のことはマスコミにはでてきてません。


なぜ警察はこの段階でKさんに青い車のことを聞いたのでしょうか。




これについては二つの仮説が考えられます。




先ずは飯塚事件は冤罪だと主張する方の見解


「警察は当初より被告をマークしており、被告が犯人である前程の捜査を最初から行っていた」(但し、冤罪を主張している方が警察が青い車をマークしたのは3/2と書いてますからいかがなものでしょうね。)




私の見解


「Kさんの記憶の書き換えによるもの。」


そうですね、後々に色々な情報がインプットされ、記憶が上書きされたと考える方が妥当かと思いますね。


そう考えると、Kさんが白い車を目撃した時間や、女の子の表情に関する記憶もどうなのでしょうね。新聞等で事件の概要を知り、残虐な犯行であることがわかったことで、その時に見た女の子も表情も「そういえば悲しそうな顔に見えたな」ってなった可能性が考えられませんか?




どうですか。




Kさんの証言は、違和感満載の内容がてんこ盛りです・・・。




目撃時間の変遷、特に目撃時間を最短の9:40で想定すると会社を出発した時間が真冬の7時ですよ。


それに登坂車線の追い抜きざまの状況と目撃内容


刑事に聞かれた紺色の車の件




それにKさんは白い車を目撃した時のことをこう証言してます。


「何よりも女の子の表情が異常だったので、異様な光景でした。一瞬、誘拐じゃないかと頭をよぎりましたが、2人も誘拐するなんてないだろうと思い返して、そのまま運転を続けました。」




しかし、目撃した日の夜には、飯塚で小学生の女の子が行方不明の件が報道されていますが・・Kさんが警察に電話したのが翌日とのことです。


自分自身に置き換えて考えた場合に、それだけインパクトがある状態を目撃し、かつその日の夜にはテレビで行方不明の件が報道されてた。


すぐに電話しませんか?



ただし、状況を少し置き換えると違和感がなくなります。


自分が見たのは単に白い車に乗った男性と女の子二人。


女の子が行方不明になった場所にも近い。


ちょっと気になったけど、まさかとおもっていた。


しかし翌朝も行方不明のままの報道がされている。


やはり気になるから念のため警察に電話しようかな・・・・と。




全く違和感ないですね。




今回の福岡地裁は2度目の再審請求を棄却しました。


マスコミの報道を見ると見出しはこんな感じです。


「決定文は人間が書いた文章ではない」元死刑囚の再審棄却に弁護団 10日抗告へ 女児2人殺害の飯塚事件・・・RKB

2度目の請求でも再審は認めず 裁判長「証言は信用できない」 弁護団「死刑制度の根幹を揺るがしかねないという思惑に縛られた・・・FBS

「飯塚事件」再審認めず 目撃証言を覆した女性の証言、信用性を否定・・・西日本新聞



これらの見出し、何の知識もない方が見たらどう思うでしょうね。


マスコミが主張することを一切疑わずに信じる方もいらっしゃいますし、そういった方がこの見出し見るといかがかなと。
そして弁護士から「人間が書いた文章ではない」と非難される福岡地裁の裁判官のかたは腐っている。目撃者の証言もないがしろにするとは許せない、てな感じに怒る人も多そうですよね。



実際に、ネットでは裁判官の顔写真をアップしている人や、福岡地裁の電話番号等をさらして抗議電話をするように促している方もいらっしゃいました。

弁護団が一方的に勝手な主張を行い、マスコミがあおって、一般市民が憤る。
何かこの裁判の真の目的とはいったい何なのだろうって思ってしまいますね。

みなさんはいかがお考えになられますか?




 





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Last updated  2024.06.20 20:00:10
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