新着記事一覧 | 飯塚事件について考えること

ある困ったおじいちゃんとの闘い　その１

ツイッターで飯塚事件についてつぶやき始めたころ自分が憤りを感じたのはマスコミの偏った報道に対してでしたのでマスコミ批判のつぶやきがほとんどでした。そんなある日ある方からいきなりリプをいただくこととなります。自分のこのアカウントは実はサブのサブのアカウントでして人に見てもらうつもりではなく単に独り言のつもりで使っていたアカウントだったのでしたのでいきなりのリプに少し戸惑いもありました。そしてその内容は「飯塚事件冤罪で間違いない！」といった主張でした。最初のころは自分も冤罪なのかそうでないのか考えていた時期でしたのでその方の意見も聞いてもみようかと思ってやり取りしていましたがツイッターとはいえ会話が全然成り立ちません・・・・。私は福岡県出身ですので飯塚付近の地理には多少詳しく八木山バイパスも秋月街道（八丁峠の道）も実際に走ったことありますのでそのあたりの意見も添えてやり取りしていましたが全く会話が成り立ちませんでした・そのうち、他の方が私とその方とのやり取りに参戦され事件についての意見をいろいろと交わしていましたが冤罪に関し疑問だとおっしゃっている方の意見は普通に判決文の内容や一般的な常識に基づいた意見なのに対しその方の意見は、時に挑発的に時に意味不明な理論を展開し結局は何のことかわからず終わってしまうこのような相手を挑発しまくりのそういったやり取りでした。・・・・。わたくしも正直そういった不毛なやり取りには関わりたくありませんでしたのでその方のことは忘れていつものマスコミ批判をつぶやいていたところその都度その方から意見をいただくこととなりました。これ単なるマスコミに対する批判なんですけどね・・・。こういったことが続くとこちらも正直鬱陶しい思いが強かったのでこちらからも煽るようなツイートしたりもうこちらに関わるなとも言いましたがそれでもその方はやってきます・・・・。しまいには飯塚事件とは全く関係のない誹謗中傷的なツイートもいただいてしまいました。「統一教会はお好きなんですか」これちょっと失礼すぎますよねいま世間では統一教会バッシングが盛んで確かに、あれだけ被害者を出していればたたかれるのは当たり前だと思いますし自分もカルト宗教には嫌悪感を抱いておりますので統一教会などさっさと解散してしまえと思ってますが・・・。その方に先日このツイートの意味を問いただしましたがまともな回答はいただけず逃げられましたがあまりにも失礼な方ですよね。そういう自分はいきなり人のツイートに意見して相手の意見は一切認めず自分の意見を押し付けそのあげく、相手に文句を言われると「攻撃された」と大騒ぎ。ご自身がやっていることは意見交換で他人が同じようなことやるとそれは攻撃なのだそうです。もうまともな会話が成り立つ相手ではないことは重々承知ですがこの方、他にも飯塚事件の冤罪に疑問とツイートした方々に無差別に私に対して行ったことと同じような絡み方をされてましたのでそれならこちらも相手してやろうと思い結構やりあっておりました。その中で面白やり取りもありましたので飯塚事件は冤罪だと声高に主張される方が事件についてどの程度の知識を持ってまた一般常識をどの程度理解できておりまたどれだけ自分勝手な人間なのか知っていただくためにこれから飯塚事件の検証のネタに詰まった時にはその方とのやり取りを記事にしてみようかと思ってます。正直あまり面白くいないかとは思いますがお暇は方はぜひ見てやってください！！【福岡県クーポン利用で10％OFF】おせち 2023 博多久松おせち料理おせちランキング　累計277週以上1位達成本格定番3段重おせち『舞鶴』≪6.5寸×3段重・おせち全35品・2〜3人前≫【送料無料】特典クーポン 2人前 3人前

証言は誘導されたのか？　八丁峠の証言　続編：峠道とダブルタイヤの：

詳細すぎる証言飯塚事件の弁護団が主張する「八丁峠の証人の証言が詳細すぎる。警察の誘導があったに違いない」との意見について考えてみました。私は八丁峠に通じる道、秋月街道を数回通行したことがあります。飯塚市内から秋月へ抜ける道で、地図などを見ると一番最短ルートとなっており（新しいバイパス道路ができる前の話です）で、急ぐのならばここを通ると早く目的地に到着できるが、山の中の峠道で車の運転に慣れない方などはあまり通りたくない道に見えます。私は意外と峠道が大好きで、初めてこの道を通行した時も遠回りになるにも関わらず、わざわざ秋月街道を選んで通行しました。飯塚市内から走ると、田園地帯からどんどん山の中に入っていく感覚でして、山の中に入っていくと路面自体は舗装はされていますが状態もあまり良くなく、初めて通った時にはにはこの道を選んだのは失敗だったなと思ったものです。何度も通れば道には慣れる？話は変わりますが、私は若いころに営業系の仕事をしていたことがあります。そのころ、月に２～３回の頻度で訪問する取引先があったのですが、その場所は会社の事務所から峠を越えた先にある地方都市でして、私がその事務所で仕事をしていた約２年間に、単純計算すると50～60回はその取引先に行くためのその峠道を往復したことになります。さすがにそれだけ同じ道を通行すれば、このカーブミラーの先に急こう配のヘアピンがあるから上るときはシフト調整しておかないといけないなとか、ここのガードレールの先を超えると路肩が広くなっており車を止めるスペースがあるのでそこでコンビニで買った弁当を食べようとか、道路の状況は結構覚えるものです。また、その峠道も交通量が大変に少ない道でしたので、本当はいけないのでしょうが、途中途中で無理な運転をしたり（わざとタイヤを鳴らすとか）、ま、そのころは車の運転がうまくなりたい年ごろでしたので、コーナーを少し攻めたりもしてました。（車は営業用のサニーのバンでしたが。。。）つまり、慣れた道であれば、道路の位置関係などは当然に把握できますし、車のエンジン音が聞こえなければ対向車が来ていないことも普通にわかるので、ちょっと後ろを振り向いてなどの運転は普通にできるものなのです。当然、初めて通行する峠道ではそういう訳にはいきませんが、弁護団が複数の方に八丁峠を実際に走らせた実験の結果、証言者の証言通りの確認はできないと結論付けていましたが、その実験で走った方々が、秋月街道を何度通行したことがあるのかは検証したのでしょうか？八丁峠の証言は誘導？？実際の証人の方はお仕事で秋月方面から八丁峠付近はよく通行されていたようです。その方の証言に対して、その道にどの程度慣れているかもわからない３０人の証言を比較しただけで、証言を信用できないと簡単に結論付けることで本質的な議論ができるのかは正直疑問です。また、駐車していたボンゴの車種を決定する決め手の一つにその車が「ダブルタイヤ」であったことがあげられます。弁護団は、一瞬見ただけでダブルタイヤが見分けられるわけがない、警察の誘導があったに違いないとの主張ですし、FBSの報道番組でもそういった主張でしたね。また実際にテレビの報道でこの事件を知った方もほぼ同意見の方が多いように見受けられます。しかしみなさん、ダブルタイヤってどういったものか御存じなのでしょうか？一番わかりやすいのはダンプカーやトラックなどですね。ダンプカーなどの後輪のダブルタイヤって前輪と大きさ同じで、確かにホイールの形状は違いますが、確かにこれを一瞬でダブルタイヤを見分けるのは至難の業だと思います。車を真後ろから見て、タイヤが重なってついているのを確認しないと判別できないかなと思います。しかし、普通のワゴン車のダブルタイヤ、特にボンゴのダブルタイヤってぱっと見てもすぐにわかるものなのですよね。まず前後輪の大きさが違う。特にホイールの大きさも形状も全然ちがう。写真を見るとよくわかりますが、車体は地面と当然平行ですが、タイヤが後輪のほうが小さくホイールの形状含めて違うので、タイヤだけ見ると前から後ろに傾いているように見えます。ただしこれはある程度車のことを知っているのか、車のことは全く知らないのかで見え方は全然違ってくるとは思います。この話を車のことにあまり興味がない方に説明しても多分「見た目、そんなに変わっているようには見えない」と言われるのではと思います。しかし車に詳しいか、若しくは車が好きな方ならば、自分の車のホイールキャップを付け替えたり、一時期は車のカスタマイズでアルミのホイールへの交換がはやった時期もありましたので、結構車のホイールに目が行くものなのですね。一番わかりやすいのって、街中で４輪あるタイヤのうち一つだけ黄色いホールのタイヤを付けて走っている車、見たことないですか？これってスペアタイヤなのですが、何らかの理由で、スペアタイヤをつけて走っている車ってすごく目立ちますよね。ホイールの形、色が他の三輪と全く違うので、走っているのを見るとすごく違和感があります。ちなみにテレビで、再現VTR的な作りで八丁峠に駐車していたワゴン車の映像が流れた際に、なぜかダブルタイヤの前提なのに、前後輪の大きさや形に違和感がないようにCGが作られていたのに気づかれた方いらっしゃいますか？意図的なのか、CG作る際にタイヤやホイールなどの大きさはそう考慮せずに偶然そうなってしまったのか？そこはテレビの制作者の方に聞かないとわからない部分ではありますが、大変違和感を覚えたCGの作りではありますよね。私の考えでは、車にそこそこ乗る方で、峠道とはいえ頻繁にその道を通行している方であれば、冬場のほとんど車が通らない時期に珍しく見かけた車に違和感を覚え、その車の特徴や駐車していた場所を覚えていることについて、警察の誘導があったとは思えないのですが、みなさんはどのように感じられますか？

もしもらららのおじいちゃんがアレクサだったら

この話は、架空の人物　らららのおじいちゃんが、あちらこちらで巻き起こす迷惑ではありますが面白い話をまとめてみました。※らららのおじいちゃんとは、私が考えた「架空の人物」です！もしもらららのおじいちゃんがアレクサだったら俺「アレクサ、今日の飯塚地方の天気は？」ららら「一部では既に雨が降っていると思われます。傘を持っている人がいるからです。」俺「つまり今日は雨だということ？」ららら「そういうことではありません。無理に傘を持っているかもしれないからです。」俺「じゃあ今日は雨は降らないのね？」ららら「それはあなたの考えであって、流れをさかのぼっていただければわかりますが、あなたが途中で誘導しています」俺「もういい、そしたらアレクサ、何か面白いこと言って」ららら「なぜそういう問いになるのかも不明。それで評価されたくない。」俺「アレクサ、今日のことわざは？」ららら「先生みたいで困ります」俺「・・・・・・・・」俺「そしたらアレクサ、ひょっこりはん呼んで！」ららら「ひゅーーーーやっほーーーーはい　ひょっこりはん！！」俺「アレクサ、やればできるじゃん！」ららら「学校ごっこのようなことは迷惑です」

証言は誘導されたのか？　八丁峠の証言

弁護団とマスコミの主張の柱としてく挙げられているのが「八丁峠で怪しい車を目撃した方の証言があまりにも詳細すぎる。」でしてその理由は「車を目撃した日から３週間も経っているのにも関わらずあそこまで詳細に記憶しているはずがない。きっと警察が誘導したからに違いない！！」これが冤罪肯定派の方々の主張ですね。実際には３週間後に初めて証言したわけでもないのですがＦＢＳの番組では、明らかに目撃から証言まで期間が経っているのにと勘違いさせるように誘導する内容でしたし（その割に３０年前の車で追い抜きざまに見た目撃証言については、まるで真犯人に間違いないといった印象を与える動画付きで誘導番組としては素晴らしい内容でしたけど）、これを見た方はきっと判決文などに興味を示す方は少数でしょうから、犯人は別にいると信じてしまうでしょうね。事情聴取さて、実は私、以前に警察の事情聴取を受けたことがあります。ご安心ください、何か犯罪を犯したわけではなくって、自宅マンションの上階の部屋で深夜に火災が発生した時に私が１１９番通報したことがあるのですね。（後で警察の方に聞いた話ですと、上階は火災発生時お留守で漏電による火災だったようです。）夜中に消防車が数台駆けつけ、1時間程度で無事に火災も鎮火したのですが、自分が第一発見者であり、また１１９番の通報者ということで消防の方と警察の方とも話をしました。その際に警察の方から、実際に１１９番通報した方が放火犯だったといった事件もあるので、形だけですが事情聴取させてくださいと言われ、その時すでに早朝３時でしたが警察署には行かずその場（自宅）でOKとのことでしたのでその警官の事情聴取に応じました。その時の私は、火災の第一発見者ということでやや気持ちが高ぶっており、私の自宅で話を聞くとのことでしたので自宅にその警察官を案内する間、どういう風に説明しようかと頭を巡らせていましたが、実際の事情聴取は警察官の質問に答える形で行わました。20年前の出来事なので記憶もあいまいですが、ほぼこんな感じのやり取りでした。警官「それでは、１１９番した時間は覚えてます」自分「１２時３０分頃でした」警官「どうやって火災と確認したのですが、現場を見られました？」自分「いえ、最初は自宅のダウンライトから煙が出ているの気づき、自宅の照明器具の不具合かと思ったのですが、ライト外しても煙と焦げ臭いがしたので、もしかして上階のトラブルかと思って部屋を出て上階の部屋を見たら玄関ドアの隙間から煙が出ていたのでそこで火災と思い１１９番通報しました」警官「照明の煙で上階の火災と思ったわけは」自分「仕事柄建築物に詳しいもので電気の配管から煙が流れてるのではと思って、それなら上階が怪しいと思ったからです。」警官「失礼ですがお仕事は」自分「○○○○という○○関係の会社で働いてます。警官「確かにそれなら詳しそうですね。社員証や名刺などみせてもらえますか」自分　名刺を渡すてな感じです。（実際にはもっとやり取りがあって、20～30分かかったと思います）最初はさて何から話そうかと気合を入れて聴取に臨みましたが、ほぼこういった質問形式で事情聴取は進みました。多分ですが、１から１０まで一人で説明するとなると、実際に伝え漏れがあったりするかと思うのですが、質問形式の方が明確に答えることができるのかなと思いました。そして最後に調書の内容を確認して署名と拇印をおすのですが、そこに書かれていた内容を読むと「私は、12時30分頃に自宅の照明から煙が出ているのを見つけ・・・・・・・」そう、やり取りは質問形式だったのですが、調書自体の文面は私が直接最初から話した内容になってました。なるほど、こうやって事情聴取の書類は作られるのだとその時は感心したものでした。八丁峠の証言は目撃した車にラインがあったかどうか、もし事情聴取する警官から質問形式で聞かれれば、あれだけ目立つラインなので、有無については簡単に答えることができるでしょうし、ダブルタイヤも車のことに多少詳しい人ならば、答えることは普通にできるかと思います。ちなみにテレビの再現ビデオに写っていたCGの車の前後輪のホイールとタイヤについては、テレビの画像を見る限りほぼ同じ大きさに見えますが、実際はダブルタイヤの場合、後輪のホイールとタイヤは前輪と比べ明らかに小さく形も異なっています。◆こちらはＴＶのＣＧ◆実際の車はこちら（ＣＧと同じ車とは思えないですね）カラーのラインは事前に剥していますので無視してください。多少とも車のことを知っている方であれば、一度それも短時間見ただけでダブルタイヤと認識することに違和感はないかと考えますし、なぜテレビの映像であんな実物とは違う風に見えるCGを使ったのかは謎ですけどね。話を警察の聴取に戻すと、当然弁護士の方はプロなので、警察がどのような方法で事情聴取を行ったのかは想像つくかと思いますが、なぜあのような主張をされるのか不思議な気がしますね。多分、警察が誘導したとの方向にもっていきたいのがみえみえなのですけども・・。この記事を読んであなたはどのように感じられましたか？飯塚事件

八木山バイパスの目撃者について　その２

飯塚市について1990年時点の飯塚市の人口は約14万人これは福岡県では福岡市、北九州市、久留米市に次いで4番目の数字です。ちなみに隣接する佐賀県の県庁所在地である佐賀市の1990年頃の人口が18万人程度だったと記憶しているので、そんなに田舎ではありません。古くは炭鉱で栄えた町ではありますが、炭鉱が閉山してからは人口は減少を続けており、炭鉱が栄えていた昭和30年代は県内でも仕事を求めて人が集まる町だったようですが、今は位置的に福岡市と北九州市のちょうど中間に位置する場所を生かして、工業団地などの誘致を進めているようです。1990年時点でも人は結構住んでいますし、例えが悪いかもしれませんが北海道の炭鉱地域を訪れると過疎化の進み具合に衝撃を受けることもありますが、飯塚市は若干さびれた印象を受けるかもしれませんが、地方の中堅の都市と思っていただくと良いかなと思います。飯塚市は、福岡市、北九州市、久留米市に次ぐ県内４番目の人口を擁する市です。面積約214ｋ㎡、人口約13万人（平成29年（2017年）1月）、福岡県のほぼ中央に位置しています。盆地を形成しているため、夏冬、昼夜の気温差がかなりあり、内陸性気候の特徴を有しています。江戸時代は長崎街道の宿場町として、明治から昭和にかけては筑豊炭田の中心地として栄えました。昭和30年代のエネルギー革命によって石炭産業は衰退し、炭鉱は閉山され、人口流出が進みましたが、昭和41年（1966年）に近畿大学が、昭和61年（1986年）に九州工業大学がキャンパスを設置し、飯塚は学生の街の色彩を帯びるようになりました（近畿大学は産業理工学部を、九州工業大学は情報工学部を設置）。地理的には三方を山に囲まれた盆地で、飯塚市の中心地はその盆地に存しております。グーグルマップで見ていただくと分かりやすいですが、市街地はその盆地に集約されており、住宅等も結構密集しています。犯人が女児二人を車に乗せたと考えられる場所は、飯塚の中心部から3kmほど離れています。そこから仮に八木山バイパスに入ろうとすると、穂波西ICか穂波東ICからとなりますが、穂波西ICは犯行現場から直ぐの場所。通常ですと、犯人は早くその場を立ち去りたいはずですから、8時30分に女児が車に乗せられたとして、遅くとも9時前には八木山バイパスを走行することになります。但し八木山バイパスで実際に目撃された時間はなぜか11時なのです。穂波西ICから、白い軽のワンボックスカーが目撃された場所までの距離は1.4ｋｍ時速40ｋｍで走行していたとすると、約2分半ほどで到着する距離です。穂波西ICから目撃場所までの間に、駐車できるスペースはありませんので、真犯人は穂波西ICから10時57分位に八木山バイパスに入ったこととなります。つまり、女児が行方不明となった時間から逆算すると、約2時間30分犯行現場の近くに白い軽のワンボックスの車（ちなみに窓ガラスにフィルムなどは貼られておらず外から丸見えの状態の車です）に女児二人を乗せて身を潜めていたこととなります。これを穂波東ICからと考えても、10分ほどしか時間的には変わりませんので、2時間20分ほど身を潜めていた訳ですね。そこで飯塚市の地理を確認すると、三方を山に囲まれた盆地であり、市街地はその狭い盆地に密集しています。どう考えても、女児2名を車に乗せた犯人が、その犯行場所の近くに2時間以上滞在する理由が考えられません。福岡方面に逃亡するのであれば、穂波西ICから犯行後すぐに八木山バイパスに入っておけば、2時間あれば福岡市を通り越して佐賀県や大牟田方面まで行くことが可能なのですね。真犯人は果たしてどこへ消えたのか？真犯人は、八木山バイパスを通ってどこまで行ったのか？遺体を翌日11時までに秋月街道の八丁峠付近に遺棄することを考えると、そう遠方ではないことが考えられます。仮に、真犯人が福岡市へ逃亡していたとして、誘拐の犯行当日の夕方にはテレビで報道されていたことを考えると、わざわざ八丁峠までそれも2月であれば天候によっては峠付近は道路が凍結する恐れがある中、遺棄に来るとは普通の人の感覚では考えにくいですよね。といいますと、福岡からであれば飯塚方面に戻らずとも、人目に付かず遺体を遺棄できそうな場所は他にもあるからです。三瀬峠の山中、犬鳴峠、海岸沿い・・・・。となると、飯塚市の近辺であると考えると、大山積神社付近（福岡県糟屋郡篠栗町内住）で県道に降りたのか、または笹栗ICで降りたのか。そしてその付近に犯人の家があったとすると、やはり鳴淵ダムや犬鳴峠の方に人気が無い場所がいくらでもありますので、見つかる可能性や凍結の恐れを考えると八丁峠まで行くのはリスクが高すぎますよね。八木山バイパスでも目撃された男性が犯人だと仮定すると、なぜ遺体を遺棄する場所に目撃されてしまう恐れがある遠方の八丁峠を選んだのか。そのあたりを考察する必要があるのではと考えます。おまけ私にTwitterで絡んでくるある方は、この真犯人が坊主頭だったとの証言から「宗教関係者ではないか」とか、誘拐された時間は8時30分ではなく、女児二人で自らの意思で人気が無いゲームセンター等に行って、そこで連れ去られた等との珍説を主張されてました。ちなみに登坂車線の意味すらご存じなかったようです・・・・・。

八木山バイパスの目撃者について　その１

第２次再審請求書では、新証拠が採用されています。その新証拠の内容ですが、新たな目撃証言をしたのは福岡県内に住む男性Ａさん（72歳）、1992年２月20日の午前11時ごろ、飯塚市内の国道・八木山（やきやま）バイパスを車で走行中に、後部座席に小学生の女子児童２人を乗せた白いワンボックスタイプの軽自動車を見たといいます。その場所は児童２人が行方不明になった地点と近接しています。　運転していたのは30～40歳くらいの色白の男性で、坊主頭、細身の体形。児童のうち１人はオカッパ頭で、ランドセルを背負ってＡさんを見つめており、恨めしそうな、うら寂しそうな、今にも泣きそうな表情だった。もう１人は横になっていて、そばにランドセルがあったとのこと。八木山バイパスとはみなさん、バイパスというとどういった道路を思い浮かべますか？一般的にはある地域を迂回させて通過交通がその地域を通らないようにするための道路とされており、そうですね、ちょっと郊外にある片側二車線の交通量が多い道路で、道路沿いにはファミレスや大規模な小売り店があるような道路を思い浮かべる方が多いのではと思います。私の実家近くにあったバイパスはまさにそういった感じの道路でした。実際の八木山バイパスは先に触れた道路とは全く違っており、どちらかといいますと地方の本線から枝分かれした高速道路のイメージです。自動車専用道路になっており、片側１車線の対面通行。自動車専用道路なので入口出口は限られており、一旦その道路に入ると、降りることができる場所も限られています。車を運転されている方ならわかると思いますが、片側１車線の対面通行の道路で前を走る車にノロノロ運転されると正直いらつきますよね。まだ普通の片側１車線であれば、イエローライン（追い越し禁止）区間以外で対向車に気を付けて前の車を追い抜くことができますが、自動車専用道路はＵターンできないように車線の間にポールのようなものが立っており、それもできません。実際にＡさんも相当イライラしたようで、追い抜く際に「こんな迷惑な運転をするのはどんな奴なのか」との思いで男性のほうを凝視したそうです。それではどこで追い抜いたのか。それは登坂車線なのですね。八木山パイパス自体、飯塚方面から福岡市内方面に向かう山超えの道ですので福岡方面に向かう途中に登坂車線区間があり、Ａさんはそこで前の車を追い抜いた際に、冒頭に書いた新証言となる目撃をされているのです。追い抜きの動作手順みなさん、登坂車線で前の車を追い抜いたことありますか？今回は前の車は約40ｋｍで走行しており当然後ろのＡさんの車も同じ速度で走っていたはずです。追い抜く動作としては、車の性能にもよりますが、ミッションであればいったんシフトダウンする。オートマ車だとアクセルを一瞬踏み込んでやはりシフトダウンする。そして車線変更して前の車の右車車線にでると同時にそこでアクセル踏んでスピードを上げ、シフトアップして抜き去ることとなります。登坂車線ですので当然上り坂です。追いぬく際に隣の車と並走する時間としてはほぼ数秒のことだと思います。また、Ａさんが追い抜いたとされる場所（ＦＢＳの番組でＡさんがその場所を特定想されていました）の先はゆるやかな右カーブ、それを過ぎるとゆるやかな左カーブ。直線ではありません。車を運転される方なら想像できるかと思いますが、そういった場面で隣の車を凝視できる時間ってほぼ１～２秒程度じゃないかと思いますね。これが、自動車専用道路ではない片側２車線のバイパス道路であれば、前の車にいらついたので追い抜く際に隣の車と並走して、その車の運転手を睨みつけたりすること（煽り運転になるので睨むのは控えましょうね）もできますが、八木山道路は自動車専用道路で片側１車線の対面通行の道路。この違いって大きいと思うのですよね。また登坂車線ですので当然前の車の右側に出て追い抜いているわけで、Ａさんの車が多分右ハンドル車だと考えると、自身の車の助手席越しに見た左側を走る車の運転手、後部座席に乗っていた女児２名とランドセルを事細かに確認するのは難しいのではと思います。それでは、Ａさんが虚偽の証言をしているのか？それはほぼ１００％ないと思います。Ａさんは実際にその白い車と坊主頭の男性と女児は目撃されていると思います。ただし、３０年前の出来事でその顔を明確に記憶してかつ被害者の顔と同じもしくは大変似ていると判断するにはあまりにも無理があると思っています。Ａさんが目撃したのは白い軽のワンボックス車に乗った男性と女児であり、それをすでに被害者の死亡推定時刻を２時間超えた時間にも関わらず「私は被害者を見た」と断定するにはあまりにも貧弱な証拠ではないでしょうか。このように３０年前に目撃した証言を新証拠として採用するのは、ほかに有効な新証拠がなかったことの裏返しではないかと思ってしまいます。次回は女児が誘拐されたとされる場所から八木山バイパスまでの移動方法について考えてみたいと思います。こちらがAさんがTVで目撃場所とおっしゃっていた場所です

冤罪を主張する「ある方」の主張　被害者はおにぎりを食べたのか？

さて、マスコミの放送内容の検証以外にも、冤罪と声高に主張する方々の特徴や、マスコミの報道の何が問題なのかについて、思い立ったことを書いてみようかと思っています。判決文には意味（興味）がない？実は、私がTwitterで何気に「FBSや一部ジャーナリストは判決文読んだのか」といった、飯塚事件の報道内容に対すFBSを批判する趣旨の呟きを行ったのですが、するといきなりフォロワーでもなんでもない「ある方（仮名：らららのおじいちゃん）」から「判決文の内容はおかしい」といったいうリプが届き、その後、他の方も巻き込みんでしつこく絡まれることとなったのでした。その方とはTwitter上で、何度もお互いの意見についてやり取りを行ったのですが、その方と意見が交わることは一切ありませんでした。特にその方の主張の大前提に「警察は本気で捜査していない」「裁判に出された証拠は真実ではない」「裁判官は警察の言うまま間に判決を調整している」など、正直聞くに値しないような妄想のような意見ばかりなのですから。特に死亡推定時間については、判決で証拠として採用された時間（朝食を食べて１～２時間以内）に対して、FBSが放送の中で真犯人と思われる方を目撃した時間の11時とのことなので約2時間ほど時間の食い違いが発生しています。死亡推定時刻は、被害者の死亡するまでの間に取った食事内容や、胃の内容物の消化状況である程度の死亡時間が推定できます。ですので、本来であればFBSが主張する目撃証言は常識的に考えて被害者と別人を見た証言と考えるほうが矛盾なく受け入れできるかと思います。しかし、この方は「死亡した瞬間を見たとの証言がないのであれば、死亡推定時間は信用ならない」と主張なさってます。要は裁判官は直接見ていないからその死亡推定時刻は正しくない。11時の目撃証言が正しいはずと主張なさっているわけです。この主張がどれほど無意味なものなのか、少し考えてみればわかるのではと思うのですが、この方には「裁判に出された証拠は真実ではない」との希望的観測による憶測、いやほぼ妄想と言ってもよい考えがあるため、理解される様子は一切ありませんでした。おにぎりを食べたはず面白かったのが、別のある方から胃の内容物についての意見を言われた際に、その方は何を言い出すかと思ったら「（犯人が被害者に）おにぎりを食べさせた可能性もあったようです」と主張されましたそれも海苔が巻かれていないおにぎりなのだそうです・・・・・。確かに判決文を読むと、被害者の胃に残された食物の消化状況や、当日の朝食や前日の夕食に内容が詳細に書かれていますが、このおにぎり説については、被害者の胃の内容物等の鑑定結果によると１１時まで被害者が生存していた可能性は低い（死亡推定時刻は朝7時に食べた朝食後、１～2時間以内とされてるため）が、仮に犯人が誘拐後の被害者におにぎりを食べさせていたら１１時以降も生存していた可能性が高くなる。といったほぼ妄想なんですけど、そういったことを主張されるわけなのですね。つまり結果ありきで、その結果に会うように話を組み立てていくのです。これって、実は警察がこれまで起こした冤罪事件の原因にもなったことと同じで、捜査員の「もし、このことが、こうであってくれたら、この容疑者が犯人であると立証できる。」過去の冤罪事件では、捜査員のそういった思い込みによって証拠の捏造が行われたりしたわけで、何が言いたいかといいますと、声高に冤罪だと騒ぐ方は、実は冤罪を作り出す方と同じ思考だということなのですね。この事件に限らず、何事も思い込みで物事を考えると、誤った方向に進んでしまう可能性が高いのではないでしょうか。FBSの放送姿勢もまさに最初に冤罪ありきで。その思い込みを主体に制作された番組ですので、眉唾で視聴する必要があるように感じましたし、また報道機関としてこれでよいのかといった怒りを感じた次第です。ま、怒ってもの仕方ないので、らららのおじいちゃんにはおにぎりでも食べていただき落ちついてもらうこととしましょうか。【ふるさと納税】【冷凍】国産うなぎのおにぎり「8個（4個入り×2箱）」炭火焼一筋127年『うなぎの入船』炭火焼手焼き備長炭送料無料個包装冷凍小分け

はじめに

飯塚事件私がこの事件に興味を持ったのは、ジャーナリストS氏がこの事件のことを取り上げていた記事を見たことからでした。そのジャーナリストは、普段からイデオロギー色が強く、公平な報道というよりも一方的な立ち位置に沿った偏向報道が目立つ方でしたので、私は正直その方に嫌悪感を抱いておりました。そこで、その方のことを調べているうちに、この飯塚事件のことについて触れていることを知り、内容はこの事件は冤罪であり国家の犯罪だと主張していることを知ったのです。その後、自分なりにネット等で飯塚飯塚事件について調べたところ、ある報道番組の動画にたどり着きました。それはFBS（福岡放送、日テレ系）がニュース番組の特集として取り扱ったいくつかの動画でした。そして、その動画を全て見終わったときにまず感じたことは警察に対する怒りでした、警察はなんていい加減なのだろうと思いましたし、司法がこれでは何を信じてよいのだろうかと絶望すら感じておりました。特に動画を見て真っ先に思い返したのが、それは数年前に見た袴田事件を取り扱ったある映画のことでした。袴田事件も警察が自白を強要したことや証拠を捏造したことが明らかにされており、この国の警察組織の信頼を大きく揺るがす事件でしたが、平成になってからもこの袴田事件と同様の捜査や取り調べが行われていたのかと考えると、福岡県警に爆弾でも投げ込みたいほどの気持ちになりました。この事件も、警察がDNA鑑定の証拠を捏造し（袴田事件では拷問による自白もありました）、真犯人の目撃証言を握り潰すなどしたうえで犯人をでっちあげて、その方はすでに死刑になっているというではないですか。真犯人を見たとの証拠があるにもかかわらず、その証拠を無視した警察。許せない！しつこいですが、こんな事件がまだ日本で起きていたとは正直ショックでした。判決文に書かれていたこと数日経って改めてネットやSNSで飯塚事件のことを検索してみると、冤罪ではなかったのではとの意見を主張する方を複数見つけました。そこで気になったのが、冤罪に疑問を持った方々の多くがその主張の際に「判決文を読んでほしい」「判決文を読む限り冤罪とは考えにくい」等と書いていたのです。気になった私は、ネットで飯塚事件の判決文を見つけ早速読んでみましたが、普段読み慣れない文体であることや、DNA鑑定や繊維鑑定の箇所では正直これまで聞いたことがない単語や、普段全くなじみがない言葉が多く出てきたため、正直言ってあまり意味がよく理解できませんでしたが、判決文の趣旨としては、多くの証拠を積み上げた結果として、被告が犯人であることに矛盾はないと判断したことについては理解することができました。また、判決文に出てくる八丁峠・穂波町のドラッグストアなどのなじみがある地名の部分から時間をかけて読み解いていくこととしました。その結果、私なりに理解できたことは、少女二人の行方が消えた三叉路での目撃証言は複数人で具体的だしその通りなんだろうということ、被害者の女児2名がさらわれたのもその場所、遺体遺棄現場の近くでの目撃証言も、秋月街道を数回通ったことがある経験者として、あの場所に車が止まっていたら明らかに怪しいわけで当然気になるだろうから、そりゃあガン見するだろうし、証言の信ぴょう性を考えると、犯行にボンゴが使われた可能性が高いのだろうということでした。それにドラッグストアでの薬品購入時の明らかな虚偽の供述等、最初に二日かけて判決文を読んだ感想としては、この事件は本当に冤罪なのだろうかといった疑問を若干ですが感じることとなったのでした。しかしそれ以上に感じたのが、なぜFBSは判決文に書かれた他の証拠のことは一切取り上げずに一方的な弁護側の話のみ取り上げるのかといったことに対する疑問でした。そこで、再度ネット原告団が訴えている内容の記事をいくつか見つけて読んでみましたが、その内容はFBSが放送した内容とほぼ同一でした。数日後、改めてネットで検索したところ、冤罪ではないのではといった意見を書いているブログを見つけましたのでその内容を見てみると、私が意味を理解できなかった判決文に関する細かな解説が書かれており、その内容が非常にわかりやすく腑に落ちるものでした。その方はYOUTUBEもやられており、ブログ同様に非常に分かりやすく且つ報道の矛盾点を的確についた内容の動画をあげて下さっていたので、その動画を見たうえで再度判決文を読むと、なるほど、判決文を読んでくださいと訴えていた方々の考えをようやく理解することができたのでした。判決文はこちらで見ることができますこの事件を語るにはTV放送だけではだめだということ。この事件については自供がなく直接的な目撃情報がない中で出された判決のため、判決文を読まない限り事件のことを安易に語れないということでした。とはいえ、私は現時点においても、判決で採用された目撃証言などに関して、自分なりの疑問を感じている箇所がいくつかありますので、その疑問点については追々考えていきたいと思います。話は少し変わりますが、冤罪を否定する方の一部には、再審請求を行っている弁護団を非難する方がいらっしゃいますが、私は弁護団はプロとして、またご自身たちの信念からこの再審請求に力を注いでいらっしゃるわけで、こういった方々の努力の結果、これまでも多くの冤罪事件を世間にあからさまにすることができたわけですので、弁護団の皆様のお仕事ぶりについては敬意を表したいと思います。（情報の出し方については正直疑問はありますが・・・）野次馬的正義の使者ネット等で冤罪は決定的だと訴える方についても、当然そう考える方々もいらっしゃるわけなのでそれはそれで尊重すべきと考えておりますが、安易にマスコミの放送に乗ったうえで、冤罪を疑問視する方のSNSにわざわざ訪れて苦言を呈する方々や、またイデオロギー的な背景があってその活動を行っている方々までもを尊重する気は全くありません。テレビだけを見て冤罪に違いない、警察は許さないぞと怒りを表している方々は、この事件の発生当時の報道をぜひ振り返ってほしいと思います。また他の事件でも、マスコミが発端となった報道被害は多くありますので、テレビの情報のみで冤罪だと怒っている方々は、ところ変わると、全く逆の立場、つまりあなた方が冤罪被害や報道被害を後押しする立場に陥ることがあることをぜひ知っていただければと考えております。最後に、一部の情報のみを自分たちの都合の良いように切り取ったうえで制作した番組を垂れ流し、その結果に対して何ら責任を取らないマスコミの方々に対しては徹底的に批判を展開できればと考えております。そんな思いから始めたブログです。少しでもこの事件に興味をお持ちの方は。ぜひ一度ご覧いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。