カテゴリ:世界的金融危機
【8899】の民事再生はダウが5連騰した後の来週の日経でも新興不動産勢力に多大な影響を落とすと思われます。この社長は言ってはいけないことを堂々と言ってしまったと個人的に思える。
自分が気になったのがこの部分です。 同社の森本浩義社長は同日、東証で記者会見し「(監査意見を得られず)青天のへきれきという気持ち。金融機関に支援を約束してもらっていただけに理解できない」と述べた。 これは金融機関に勤務する人が見たら「支援を約束した銀行が不正融資を指南した」とも思われるような発言である。銀行は監査法人から決算延期した時点と前決算の発表時点で「この会社は危険だとサインを出して資金回収に乗り出していた」筈である。 そもそも監査法人の意見表明の有無の前に危険な会社に銀行が安易に支援をするほど銀行は甘くないとも言える。 ここの社長は、監査法人が意見表明をしなかった事で倒産したと言えば良いかもしれないが、非常に甘いと思う。今回の記者会見でこの会社は銀行を敵に回したと言える、銀行は間違いなく単独支援をしないと思う、また債権者会議では断末魔の条件を出してくる可能性も高いと思います。 このような事を平気で言ってしまう社長だから という事も言えてしまうのでは無かろうか? もう一つ、監査法人が意見表明を出さなければ、意見表明を出してくれる監査法人を探すべきであろう?そういう点では、ゼンテックの会長・ゼクスの社長・サンシティの社長は評価できる この3社は某巨大掲示板では個人投資家から馬鹿にされ常に指を指されて笑われているが、会社を興すと言うことは「笑われても馬鹿にされても良いから最善策を常に考え行動する」姿勢がTOPの姿勢だと思う。 ゼンテックも監査法人から意見表明は得られずに今年の春と夏頃はピンチを迎えたが、個人の公認会計士を集めて上場を維持して頑張っている(業績は非常に悪い) ゼクスも監査法人から意見表明を得られず、新しい監査法人を探して監査法人の意見表明を得た。(風前の灯火状態ですが) サンシティは社長自らが恥をさらし経営者としての無能であることを企業HPで発表し個人投資家・関係者の心を捉え、複数の銀行を融資主体とする高金利のシンジケートローンの融資をとりつけ頑張っている(本当に危ない状態であるが) 3社とも株価は低迷し今でも危険だが、上場企業としてのTOPの気骨は感じると思います。 話は戻りますが、モリモトの上場9ヶ月で民事再生で上場廃止決定というのは株式市場最速記録と言わざるを得ず、東証の汚点の歴史に残る企業だと思います。 それと社長があまりにもTOPとしての自覚が欠如した会社でも有ると思います。上場企業のTOPなら「自分の命と引き替えに会社を守る決意が必要だと思う、この人にはその大事な部分が大いに欠如している」こういう会社のマンション・株を買った人はやりきれないでしょうね~ ※モリモトは2001年に上場を予定して突然中止した経緯がありましたのでBLOGに掲載しました。上場当初から怪しいと思ってただけに予測が的中してしまったのは残念でなりません。自分はこういう株は買いませんが株式の勉強としては教科書です。上場企業の社長は「粘り強く明るく前向きに向かわないといけない」と改めて思いました。ゼンテック・ゼクス・サンシティは企業業績・経営方針としては評価はしませんがTOPの見苦しいほどのしぶとさは評価しても良いと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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